ワールドトリガー95話のネタバレを掲載しています。95話では、全チーム転送完了し、B級ランク戦3戦目が始まっていく。那須隊が選んだMAPは、「河川敷A」の天候暴風雨だということが明らかになる。ワールドトリガー95話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー95話のネタバレ
準備万端
8か月と少し前、当時No.7アタッカーの村上が涙を流していた。

来馬が「どうしたの!?」と聞くと、今が「なんかわかんないけど、荒船くんが急にアタッカーやめちゃったんだって」と言い、別役が「鋼さんにあっという間に追い抜かれたから才能の差感じちゃったんじゃないっすかね!?」と言う。来馬が「別に鋼が理由って決まったわけじゃ」と言うと、村上は「昔からこうなんです」「みんなからいろいろ教えてもらって、オレが楽しくなってくるとたんだん最初からいた人間はいなくなってく、グループの場が壊れるんです」「今回だってオレは荒船がまとめたアタッカーの理論を教わっただけ」「本当はやるべき苦労を何もやってない」「オレはサイドエフェクトで、みんなの努力を盗んでるだけなんだ」と落ち込んでいた。
来馬が「でも、あの荒船くんがそんな風に考えるかなあ?」と荒船の元を訪れると、荒船は「それは、あの馬鹿の考えすぎですね」「元々8000ポイント取れたらやめるつもりだったんですよ、言い訳くさいんで他人には言ってないですけど」と伝えていく。

来馬が「じゃあ、やっぱり鋼が原因ってことはないんだね」と言うと、荒船は「まあ、ポイント抜かれたのはショックだったし、アタッカーはあいつにやらせとけばいいかとは思いましたよ」「けど、俺の理論で8000点まで取れることは証明できたし、次はスナイパーで8000点狙うつもりなんです」「その次はガンナーでも8000取って、木崎さん以来のパーフェクトオールラウンダーを目指します」「そのメソッドを理論で一般化して、パーフェクトオールラウンダーを量産するのが俺の目標です」「鋼とは方向性が違います」「目標達成の暁には、鋼にもまた理論と技術を叩き込んでやりますよ」と伝えていく。

来馬が「じゃあ、それを鋼にも言ってやってもらえないか?」と言うと、荒船は「おいコラ鋼、強くなかった自分に酔ってるらしいな」「俺一人に勝った程度で何様だ、おまえは」「「他人の努力を盗んでる」だあ?俺の教え方がうまいんだよ、自惚れんな」「そういう調子こいたセリフは、太刀川さんや風間さんやカゲに勝ち越してから言え、以上」と動画で村上に伝えていく。

村上は来馬に「鋼は鋼なりのやりかたで強くなってもいいんだよ」「ネイバーと戦うときは味方同士なんだから、きっとみんな「鋼が強くてよかった」って言うと思うよ」という言葉を思い出し、「準備万端だ」と試合に向かっていく。
暴風雨
玉狛第二の作戦室にて、三雲が「那須隊が選んできそうなMAPはこの3つ」「「展示場」「河川敷」「工業地区」」「開けた場所がたくさんあって射撃の的になりやすい」「那須隊はたぶん、中距離メインで来るはずだ」と伝えていく。

宇佐美が「ふむふむ、どうしてそう思う?」と聞くと、三雲は「まあそもそも、エースの那須先輩がシューターってのもありますけど、先週土曜の試合で鈴鳴第一が諏訪隊に負けてるんです」「前回、諏訪隊の対策してるときに記録を見ました」と答えていく。遊真が「ほう?すわ隊がむらかみ先輩を」「近づけないでドカドカ撃ちまくったのか?」と聞くと、三雲は「まあ、簡単に言うとそうだ」「実際はもっと複雑だと思うけど」「鈴鳴、というか村上先輩がはっきり封じられたのは最近の記録ではそのときくらいです」「中距離戦に分がある那須隊がそれをやらない手はないし、しかもその戦法は編成が同じ玉狛第二にもそのまま通用する」「ぼくが那須隊の立場だったら射撃に徹した戦い方をすると思います」「前回と違ってぼくたちは「対応する側」」「可能な限り三人揃って相手に当たる」「どのステージが選ばれても、まずは全員で合流だ、練習通りやるぞ」と伝えていく。
那須隊作戦室にて、熊谷が「最終確認するよ」「ステージは「河川敷」、川を使ってできるだけ他の部隊を分断する」「転送はランダムだから運が絡むけど、まずは三人合流、それから橋を落とす」「移動中は村上先輩と空閑くんに注意ね」と作戦を確認していく。

熊谷が「集合場所は覚えてる?茜」と聞くと、スナイパーの日浦茜は「村上先輩がいない川の土手です」と答えていく。

那須が「援護よろしくね、茜ちゃん」「くまちゃんは防御をお願い」「私が必ず、点を取るわ」と言い放つ。

実況担当の三上が「B級ランク戦第3戦、昼の部が間もなく始まります」「解説は、ナンバー1アタッカー太刀川さんと「ぼんち揚食う?」でおなじみの迅さんです」と解説を紹介していく。

三上が「さて、那須隊が選んだステージは「河川敷A」」「これはどういう狙いがあると思いますか?」「はい、じゃあ太刀川さん」と聞くと、太刀川は「まあふつうにアタッカー封じですよね」「川をはさんで橋を落とせば射撃メインの那須隊はやられにくくなる」「とはいえ、鈴鳴も玉狛もそれはわかってるはずなんで、地形だけで勝負が決まるってことはないでしょう」「分断されても川は腰ぐらいの深さだから、援護があれば無理やり渡れないこともない」と答えるが、迅は「さあ、どうかな〜」と未来が見えてそうな発言をしていく。

全部隊が転送されていくと、天候が暴風雨に設定されていたことが明らかになる。

太刀川が「おっとマジか、こりゃ川を渡るのは難しくなったぞ」「落ちたらヤバい」と言うと、迅は「MAP選択には天気や昼・夜の設定も含まれますが、ここまでハードな設定は見たことないですねー」「那須隊の本気度が感じられます」と解説していく。
三上は「さあ、すべての隊が川によって分断された」「各隊まずは合流を目指す様子」「悪天候を仕掛けた側の強みで、那須隊の動き出しがやや早いか」と実況していく。

