ワールドトリガー94話のネタバレを掲載しています。94話では、玉狛第二の次の対戦相手である鈴鳴第一・那須隊メンバーが登場する。そして、B級ランク戦第3戦目を迎えていく。ワールドトリガー94話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー94話のネタバレ
鈴鳴第一
小南が「遊真が負けた!?」「誰に!?風間さん!?太刀川!?」と驚いていた。

宇佐美が「ありゃ〜、先に戦っちゃったか〜」「帰ったら話そうと思ってたんだけど」と言うと、遊真は「むらかみ先輩のサイドエフェクトのこと?」と返し、宇佐美は「うんそう」「アタッカー界隈では知れ渡ってるからね、鋼さんの「強化睡眠記憶」は」と伝えていく。三雲が「強化睡眠記憶、それってつまりどういう?」と聞くと、宇佐美は「おおまかに言うと学習能力がものすごいのね」「普通の人でも勉強したり訓練したりして毎日ちょっとずついろいろ覚えていくじゃない?」「鋼さんはそれを一眠りするだけで、学んだことをほぼ100%自分の経験に反映できるんだって」と答え、遊真は「なるほど、だから休憩はさんだのか」「前半でおれの動きを覚えて、後半それに対応したんだな」と言う。三雲が「宇佐美先輩くわしいですね」と言うと、宇佐美は「鈴鳴支部はけっこう近いし、合同で防衛任務もやってるからね」と答えていく。
小南が「で?結局、何対何で負けたの?」と聞くと、遊真は「6対4」「後半で5本取られた」「あれ以上続けてたらたぶんもっと差がついたな」と答えていく。小南が「まったく、相手に情報を与えるようなマネを」と言うと、遊真は「好奇心には勝てなかったぜ」「でも、おれは先に戦っといてよかったと思うよ」「情報がないと対策ができないからな」と返していく。
三雲が「空閑が互角以上の相手がいるとなると」と言うと、宇佐美は「遊真くん一人を軸にするのはきつくなってくるね」と言い、三雲は菊地原の「まともに戦える駒がクガしかいないんじゃ、結局B級止まりでしょ」「クガがやられたらおわりなんだから」という言葉を思い出しながら「菊地原先輩の言った通りか」と感じていた。
三雲が「とりあえずぼくは、相手チームのデータ集めから始めます」「そういえば古寺先輩が、「荒船さんがアタッカーやめたのは村上先輩が理由」って言ってたんですけど」と言うと、宇佐美は「あーそれは、スナイパー界隈に流れてるウワサだね」「荒船さんと鋼さんは同い年で、でもボーダーに入ったのは荒船さんがけっこう先なのね」「それで最初は荒船さんが鋼さんに剣を教えてたんだけど」と返し、小南が「鋼さんにはサイドエフェクトがあったから、半年ちょっとで荒船さんを追い抜いちゃったってわけ」と伝えていく。宇佐美が「やっぱりそれが理由なのかな?」と言うと、小南は「そりゃそうでしょ、やめた時期とも一致してるし」と返していく。
小南が「修、あんた鈴鳴第一のことばっか考えてないで、那須隊の対策もしなさいよ」「今回MAPの選択権は那須隊にあるんだから作戦しだいでふつうにやられるわよ」と言うと、三雲は「はい、わかってます」「こっちが追われる立場だってことは」と返していく。
鈴鳴支部で来馬隊の隊長来馬辰也が「昨日、玉狛第二の子と戦ったんだって?」と聞くと、村上は「やりましたよ、6ー4で勝ちました」と答えていく。

来馬が「鋼相手に6ー4か、相手まだ中学生だろう?すごいな」と言うと、オペレーターの今結花が「でも、鋼くんが勝ったんならもう一対一なら負けないわね」と言う。

村上が「そんなことはないよ、相手も学習して成長する」「それに昨日の個人戦は、全力じゃなかった可能性もある」と言うと、今が「様子見だったってこと?」と聞き、村上は「かもしれない、戦い慣れしてる感じだったからな」「一対一の場面があればオレが倒します」「でも、チームで仕留められればそのほうがいい」と伝えていく。
そこに、スナイパーの別役太一が合流し、カップ麺にお湯を入れようとするが途中でお湯が切れてしまう。

別役が「来馬せんぱーい」「もう一個ありました、カップ麺もう一個ありました」とカップ麺を持っていくが、手から落としてしまい具を地面にブチまけてしまう。
那須隊
那須隊アタッカーの熊谷が「これ、昨日の村上先輩と空閑くんの10本勝負ね」「空閑くんの情報は少なかったから、データがもらえてよかったよ」と言うと、オペレーターの志岐がPC越しから「村上先輩に前半4ー1とか相当ヤバいですね」と言う。

熊谷が「荒船さんと駿くんにも勝ってるし、昨日のランク戦も見たけどこの子がまちがいなく玉狛第二のエースだわ」と言うと、那須隊隊長シューターの那須玲が「そうだね」「他の二人はまだ動きが硬い感じがする」と言う。

那須が「この雨取ちゃんもトリオンがすごいけど」と言うと、小夜子が「でもなんだかんだ1点も取ってないですからね」「大砲でも「崩し役」がメインっぽいです」「ポイント取りに来るのはクガくんでしょ」と言う。
熊谷が「問題は鈴鳴の方だよね」「昨日も乱戦に持ち込んだけど、結局村上先輩を崩せなかったし」「鈴鳴第一にはこれで6連敗」「荒船隊ぐらいとんがった戦い方じゃないと有利取れる気がしないわ」と言うと、小夜子が「それなんですけど実は、今月1日の第一戦で、諏訪隊が二人残して勝ってるんですよ、鈴鳴第一に」と伝えていく。

小夜子は「その試合の諏訪隊はアタッカーの火力は捨てて、村上先輩の間合いには絶対入らない戦法でした」「「村上先輩さえ封じれば勝てる」っていう判断だと思います」「このあたり鈴鳴と玉狛は似てますね、アタッカーが強くて他はそうでもない」「だからうちも那須先輩の間合いで戦うのはどうでしょう」「総合力じゃなく中距離戦のみ絞るならうちがかなり有利だと思います」「諏訪隊ほどの火力はないので、時間切れも視野に入れて引き気味に戦う感じになりますけど」と伝えていくと、熊谷が「じゃあ、MAPもそれ用のとこを選ばなきゃね」と言い、那須が「あとは、茜ちゃんがどうなるかね」と言う。

玉狛支部の屋上にいた遊真に林藤が「寝ないのか?」と声を掛け、遊真は「おれは眠らなくていいんだ、この身体になったときから」と答えていく。

林藤が「派手に負けたらしいな」「修が心配してたぞ、おまえがへこんでるんじゃないかって」と言うと、遊真は「オサムが?あいかわらず面倒見の鬼だな」「おれはべつにへこんでないよ、みんなも同じように鍛えてるのはわかってる」「全部が全部勝てるとはかぎらない」「でも、だから強い人と勝負するのはおもしろい」「ランク戦の仕組み作った人はなかなか考えてる」「特に負けても誰も死なないとこがいいね」と答えていく。林藤が「作ったのは俺と鬼怒田さんだよ」「システムを考えたのはおまえの親父さんだ」「まだボーダーのメンバーが10人もいないような大昔にご機嫌で未来のことを語ってた」「遊べよ遊真、楽しいことはまだまだたくさんある」と伝えていく。
B級ランク戦第3戦、試合当日を迎えていく。

