ワールドトリガー56話のネタバレを掲載しています。56話では、風間隊の結成秘話が明かされていく。ブラックトリガー持ちのエネドラをステルス戦闘で追い詰める風間隊だったが、ブラックトリガーの規格外の攻撃で隊長の風間がベイルアウトさせられてしまう!?ワールドトリガー56話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー56話のネタバレ
風間隊結成
A級3位風間隊アタッカー菊地原士郎のサイドエフェクトは「強化聴覚」。一言でいえば「耳がいい」、ただそれだけの能力。ボーダーの基準で言えばランクの低いサイドエフェクト。菊地原本人も指摘されるまで、それがサイドエフェクトだと気付かないほどだった。

実際、その性能は常人の5〜6倍。「1km先の針が落ちる音が聞こえる」というような超人的なものではなかった。
菊地原は「サイドエフェクトとか認定されないほうがよかった」「こんなショボい能力」と考えていたが、当時ボーダーランク個人総合9位の風間が「おまえ、「強化聴覚」のサイドエフェクトを持っているらしいな」と声を掛ける。

菊地原が「ぼくのサイドエフェクトなんて地味で大したことない、役に立たないよ」と言うが、風間は「それは俺が決めることだ」「宇佐美」と返していく。

宇佐美が「きくっちーのサイドエフェクトは「耳」ってとこがいいんだよねー」「聴覚情報は通信に乗せやすいし、解析もラクだしなにより視覚のリソースを食わないとこが」と分析していくと、当時訓練生だった歌川が「宇佐美先輩、話を進めてください」と言う。

風間が「おまえの聴覚情報を通信を介して共有する」「隊員全員がおまえの耳が恩恵を受けられる」「知覚情報の8割を視覚のみに頼る、他の部隊よりはるかに有利だ」「正隊員になったら俺の作るチームに来い」「おまえの力が必要だ」と伝えていく。
風間隊に攻撃を避けられまくり、エネドラが「オイオイ、当たんねーぞこいつら」「尻に目ん玉でも付いてんのか!?」と言い放つ。

歌川が「「液体化できるブレード」って感じですかね、敵のトリガーは」「壁とか地面を潜って死角から刺してくる」と言うと、風間は「攻撃は風刃に似ているな」「だが、風刃ほどのスピードはない」「死角を通っても俺たちにとっては「見えている攻撃」だ」と返していく。

当時開発されたステルストリガー「カメレオン」。姿を決して一方的に奇襲するステルス戦闘がにわかに流行する中で、目だけでなく耳で相手を捕らえられる風間隊は、他の追随を許さない圧倒的な勝率でチームランキングを駆け上がった。

風間隊がA級認定祝賀会を行っていた。

宇佐美が「もう「ステルス戦闘と言えば風間隊」って感じになってますね」「コンセプトチーム、燃える」と言うと、風間は「他所がうちを同じことをやっても勝てないからな」と言う。
宇佐美が「きくっちーの耳のおかげだね」と言うと、菊地原は「まあ、100%そうですね」と返し、歌川は「宇佐美先輩の情報支援のおかげですよ」と言う。
風間は「A級に上がる第一目標は達成した」「だが、これからだ」「やるからにはトップを目指す」「このチームならそれができるはずだ」と伝えていく。
オレは、ブラックトリガーなんでな
エネドラが「こいつら、目で見てるんじゃねーな」「「音」か「振動」か」と風間隊の秘密に気づいていく。
歌川が「どこかで近付きたいですね」「長時間の聴覚共有は酔ってくる」と言うが、風間は「まだだ」「相手がイラついて隙を見せるまでこのままでいく」と返していく。
エネドラは「オレがイラつくのを待ってんだろ?」「雑魚どもが、小細工しやがって」「猿知恵レベルが」とそこらじゅうから音を発生させ撹乱させていく。

が、菊地原は「原始人レベルですね」と呟く。菊地原の強化聴覚の真の力はその「聞き分け」の精密さにあった。子供の頃から無自覚に強化聴覚を使っていた菊地原は、「音」から材質・重量・状態など様々な情報を得ることができた。
菊地原が「右上と左の上下、それ以外は無視していいです」と伝え、風間隊は難なくエネドラの攻撃を回避していく。

エネドラが「あ〜〜、面倒くせえ」「雑魚に付き合うのはもう終わりだ」「フルパワーで八つ裂きにしてやる」と建物ごと破壊するほどの攻撃を放っていく。

その隙に風間がエネドラの首を切断していく。

が、切断されたエネドラの頭部は液状化し、そのまま風間に攻撃を仕掛けていく。

風間が「なるほど」「ブレードだけじゃないということか」「こいつのトリガーは全身が」と考えていると、エネドラは「「全身が液体になれんのか」と思ったろ?」「残念、ハズレだ」と言い放ち、風間が口からガスを吐き出していく。

エネドラが「あーあ、この殺り方つまんねーんだよな」「いまいちスカッとしねー」と言うと、風間が「なんだ!?」「攻撃は食らってないはず」と言う。風間が三上に自身の状態を確認させると、三上は「わかりません」「原因は不明です」「不明ですが、風間さんのトリオン体の内部に、敵のブレードが発生しています」と伝えていく。

エネドラが「相手の大技を待って姿を隠し、囮の2匹が気を引いて、影役のチビが斬りかかる」「頑張ったなあ、工夫したなあ、毎日練習したんだろなあ」「けど残念」「オレは、ブラックトリガーなんでな」と風間の体内からブレードを発生させベイルアウトさせていく。

エネドラは「一瞬でもオレに勝てると思ったか?雑魚チビが」と菊地原と歌川に迫っていく。
