ワールドトリガー31話のネタバレを掲載しています。31話では、迅・嵐山隊VS太刀川隊・三輪隊の戦いが決着となり、ボーダー上層部の会議に迅が乱入していく。迅は遊真のボーダー正式加入を認めてもらう代わりに、ブラックトリガーの風刃を渡すことを提案していく!?ワールドトリガー31話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー31話のネタバレ
勝負あり
迅の風刃が風間を斬り裂く。

迅が「勝負あり、だな」と言うと、風間は「なるほどな」「いずれ来る実践に備えて、手の内を隠していたというわけか」と返す。迅が「悪いね、生粋の能ある鷹なもんで」と言うと、太刀川は「だが、「風刃」の性能は把握した」「あと三週間、正式入隊日までの間に、必ずおまえを倒してブラックトリガーを回収する」と返すが、迅は「残念だけど、そりゃ無理だ」と告げていく。
三輪に「三輪くん、作戦終了よ」「太刀川くんと風間さんがベイルアウトしたわ」「奈良坂くんと章平くんも撤収中よ」という連絡が入ると、出水は「くああ〜、負けたか〜」「つーか、迅さん6対1で勝ったの!?太刀川さんたち相手に!?」「ブラックトリガー半端ねーな」と言う。
木虎が「任務達成ですね」と言うと、佐鳥も「嵐山さん見ました?オレの必殺ツインスナイプ」と言い、嵐山は「ああ、木虎、賢、よくやった」「充と綾辻もよくやってくれた」と隊員たちを労っていく。
出水が「5位のチームに一杯食わされたのは腹立つな〜」と言うと、木虎が「うちの隊はテレビや広報の仕事をこなしたうえでの5位なんです」「普通の5位と一緒にしないでもらえます?」と返していく。
三輪が「嵐山さん、ネイバーを庇ったことをいずれ後悔するときが来るぞ」「あんたたちはわかってないんだ」「家族や友人を殺された人間でなければ、ネイバーの本当の危険さは理解できない」「ネイバーを甘く見ている迅は、いつか必ず痛い目を見る」「そして、その時にはもう手遅れだ」と言うが、嵐山は「甘く見てるってことはないだろう」「迅だってネイバーに母親を殺されてるぞ?」「5年前には師匠の最上さんも亡くなってる、親しい人を失うつらさはよくわかってるはずだ」「ネイバーの危険さも、大事な人を失うつらさもわかったうえで、迅には迅の考えがあるんだと俺は思うぞ」と伝えていく。
迅の交渉
ボーダー上層部の会議室では、鬼怒田が「一体どうなっとるんだ」「迅の妨害、トップチームの潰走、だが問題は何よりも、忍田本部長、なざ嵐山隊が玉狛側についた!?なぜネイバーを守るろうとする!?」「ボーダーを裏切るつもりか!?」と声を荒げていると、忍田は「「裏切る」?」「論議を差し置いて強奪を強行したのはどちらだ?」「もう一度はっきりと言っておくが、私はブラックトリガーの強奪には反対だ」「ましてや、相手は有吾さんの子」「これ以上、刺客を差し向けるつもりなら、次は嵐山隊ではなく、この私が相手になるぞ、城戸派一党」と静かに怒りをあらわにしていく。

唐沢は「忍田本部長はA級1位太刀川慶に剣を教えた師匠」「ボーダー本部において、ノーマルトリガー最強の男」「怒らせたのはまずかったな」「やはり、強硬策より懐柔策を」と考えていた。

すると、城戸が「なるほど、ならば仕方ない」「次の刺客には天羽を使う」と言い放ち、唐沢は「S級隊員「天羽月彦」」「迅悠一と並ぶもう一人のブラックトリガー使い」「素行にいろいろと問題はあるが、単純な戦闘力では迅悠一をも凌ぐという」「城戸司令はとことんケンカするつもりだな」と考えていた。

根付が「い、いや、しかしですねぇ、彼を表に出すとボーダーのイメージが」「なんと言いますか、天羽くんの戦う姿は、少々人間離れしておりますからねぇ」「万が一市民に目撃されると非常にまずい」と言うが、城戸は「A級トップを一人で倒す迅の「風刃」に、忍田くんが加わるとなればこちらも手段は選んでおれまい」と言い、忍田は「城戸さん、街を破壊するつもりか」と返していく。
そこに、「どうもみなさんお揃いで」「会議中にすみませんね」と迅が入ってくる。

城戸が「何の要件だ、迅」「宣戦布告でもしに来たか」と言うと、迅は「ちがうよ城戸さん、交渉しに来たんだ」と返していく。
鬼怒田が「交渉だと!?裏切っておきながら」と言うが、唐沢は「いや、本部の精鋭を撃破して本部長派とも手を組んだ」「戦力で優位に立った今が交渉のタイミングでしょう」と言う。
迅が「こちらの要求はひとつ」「うちの後輩空閑遊真のボーダー入隊を認めて頂きたい」「太刀川さんが言うには、本部が認めないと入隊したことにならないらしいんだよね」と言うと、唐沢が「なるほど、「模擬戦を除くボーダー隊員同士の戦闘を固く禁ずる」か」と言い、根付は「ボーダーの規則を盾にとってネイバーを庇うつもりかね!?」と言う。城戸が「私がそんな要求を飲むと思うか?」と返すと、迅は「もちろん、タダでとは言わないよ」「かわりにこっちは「風刃」を出す」と提案していく。

迅が「うちの後輩の入隊と引き換えに、「風刃」を本部に渡すよ」「そっちにとっても、悪くない取引だと思うけど?」と言うと、根付は「悪くないどころの話じゃないねぇ」「使えるかどうかわからない未確認な玉狛のブラックトリガーよりも、A級トップ数隊の力に匹敵してなおかつ使える人間が多い「風刃」のほうがはるかに価値がある」と考え、鬼怒田は「交換条件で入隊させたネイバーがもし問題を起こしたとしても、天羽と「風刃」で問題なく対応できる」「実質、リスクなしで「風刃」を手に入れるようなもんだ」と考えていく。城戸が「取引だと?」「そんなことをせずとも私は、太刀川たちとの規定外戦闘を理由におまえからトリガーを取り上げることもできるぞ?」と言うと、迅は「その場合は当然太刀川さんたちのトリガーも没収だよね?それはそれで好都合」「平和に正式入隊日を迎えらえるならどっちでもいい」と返す。城戸が「没収するのはおまえのトリガーだけだ、と言ったら?」と言うと、迅は「試してみなよ、そんな話が通るかどうか」「さあ、どうする?城戸さん」と返していく。

会議室から上機嫌で出てきた迅は太刀川と風間を見つけ、「よう、お二人さん」「ぼんち揚食う?」と声を掛ける。

