ワールドトリガー202話のネタバレを掲載しています。202話では、玉狛支部とガロプラの取引が成立し、今後協力関係となることが決まっていく。そして、取引に応じたラタリコフの正体が逃亡中のガロプラ王子であることが明らかになる。ワールドトリガー202話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー202話のネタバレ
取引
レギンデッツが「こいつが、亡命したアリステラの王子!?」と驚くと、陽太郎は「ヘルメットがかっこいいので、うすうすバレてたかもしれませんが」と返していく。

林藤が「この陽太郎の姉、つまりアリステラの「王女」だな、今はその子がマザートリガーを動かしてる」「そこから生まれるトリオンをコンピューター、えーとつまり機械で調整して「ボーダー」はあれこれやってるわけだ」と言うと、ラタリコフは「それはその「王女」が新しい「神」になったということですか?」「そうだとすると、逆に規模が小さすぎるように思えますが」と返し、林藤は「いや、トリガーを動かしてるだけで「神」にはなってないよ」「「神」がいないからよそのマザートリガーに比べるとパワーはめちゃくちゃ小さい」「星を作って維持するのは到底無理だね」「でも、幸いこっちの世界はトリオンに頼らなくても暮らしていけるから星を回すようなパワーは必要ないんだ」と答え、ラタリコフは「「神」はいないとなるとクラウントリガーは「ボーダー」の手にあるということでしょうか?」と質問する。

現在時間で三雲が「クラウントリガー?」と聞くと、迅は「クラウントリガーってのは簡単に言うと、マザートリガー直属のその星で一番強力なトリガーだ」と答えていく。三雲が「マザートリガー直属ってことは、星を「守る」ためのトリガーってことですか?」と聞くと、迅は「それは星によって違う」「マザートリガーを守護するために使われることもあれば、星を豊かにするために使われたりいろんな形がある」「クラウントリガーがどんな役目を持つかによって、その星の特長が左右されたりもするんだ」と答えていく。遊真は「あーわかった、「ツチガミ」のことか」「おれが長く住んでた国ではそう呼んだ」「ちっちゃいのがたくさんいて、穴掘ったり建物作ったり壊れたとこ直したり、いろいろ助けてくれたよ」と言い、三雲が「じゃあ、ボーダーのクラウントリガーはどんな?」と聞いていく。
数日前に戻り「クラウントリガーはこいつ」と雷神丸が指差されていく。

林藤が「この雷神丸は、「陽太郎を守る」っていう役目をあたえられてる」と言い、迅は「だからこの前、陽太郎とそちらさんが絡んだときは焦ったよ」「展開次第では雷神丸の大暴れで辺りが火の海になってたからな」と伝えていく。

ラタリコフが「なるほど」「いろいろと腑に落ちました、教えて頂いてありがとうございます」と言うと、林藤は「いやいや、いいよこのくらい」「さっきも言ったけどウチは仲良くできる国とは仲良くしたい主義でね」「なんならウチはこの件が終わってもそちらさんと手を組んでいきたいと思ってるよ」と返していく。ラタリコフが「我々を寝返らせたところで、そちらに得があるとは思えませんね」「ご存知のように今のガロプラはアフトの属国、街も兵も港もアフトの統制下にあります」「我々の隊はアフトの小駒の一つに過ぎません」と言うと、林藤は「その辺の事情はわかってるよ」「ガロプラの王族はアフトに殺されて、マザートリガーも人質に取られたって聞いてる」「俺も正直、お互いやれることは少ないだろうなとは思う」「それでもそちらさんと手を組むべきだと、こいつのサイドエフェクトがそう言ってるらしい」と返していく。

迅が「おれにはあんたたちの未来が見えるんだ」「ウチと組んだら損はさせないよ」と言うと、ラタリコフはガロプラに今回の話を持ち帰っていた。

話を聞いたガトリンが「「未来が見える」か、にわかには信じられんがそれが事実だとすれば我々が遠征艇を狙った時の異様な手回しの良さも頷けるな」と言う。コスケロが「「取引」はウマい話だとは思うけど、ウマすぎるのが気になるね」と言い、ウェンも「どこまでがホントでどこからがウソかもわかんないし」と言うが、レギンデッツは「けど、ほかにアフトを黙らせる方法があるか?」と返していく。ヨミが「本当に未来が読めるのかどうか、それによっていろいろ変わりますね」と言うと、ラタリコフは「どうしますか?ガトリン隊長」とと聞く。ガトリンが「取引相手としては信用する材料が少なすぎるが、おまえならどうする?ラタ」と聞くと、ラタリコフは「私は・・・」と返していく。
ラタリコフの正体
迅たちの前にラタリコフとレギンデッツがやって来る。

お互い挨拶を済ませ、迅が「さて、来てもらえたってことは、手を組む話を進める感じでいいのかな?」と言うと、ラタリコフは「「取引」についてはそちらの条件をのむことにしました」「アフトの属国のデータです」「そして、「今後も手を組む」件についてですが、私は今回もう1つ「あるもの」を持ってきています」「それが「何」か、未来を読んで当てられますか?」と返すと、迅は「銀色の輪っかだね、ブレスレットかな?」「植物の模様が彫ってある」と的中させていく。
ラタリコフが「では、これを」「それはうちのエンジニアに作ってもらった通信機兼発信機のトリガーです」「対になるトリガーは私が持っています」「これがあればどれだけ離れていてもお互いの位置が常にわかります」「ある程度星が近付けば通信ができて、ほかのトリガーに傍受されることはありません」「我々の力が必要な時はメッセージをください、可能な限り力になります」とブレスレットを手渡していく。

遊真が「んで、そっちが困ってるときはこっちにメッセージが来るってわけか」と言うと、迅は「そういうことだな」「これは遠征に持っていくよ」「遠征艇の位置がわかれば、こっちが約束通り出発を遅らせたかどうかもわかるだろうし」「というわけで、メガネくんに渡しておこう」と三雲にブレスレットを渡していく。三雲が「えっ、迅さんが持つんじゃないんですか!?」と言うと、迅は「ほんとはそうしたいとこなんだけど、アフトの属国のデータをもらったことでおれは三門市を守ったほうがいい感じになりそうなんだよね、未来的に」「だからたぶん遊真たちと一緒には遠征に行けない」と答えていく。
迅が「ん?どうした?メガネくん」と言うと、三雲は「お互いの位置がわかるってことは、その情報がガロプラからアフトクラトルに漏れる可能性もありますよね?」と言うが、レギンデッツは「そりゃアフトの捕虜を飼ってるそっちも同じ話だろが」と返し、ラタリコフも「その点に関しては我々を信用して頂くしかありませんね」と答えていく。三雲が遊真を確認して「ウソはついてないか」と考え「わかりました、今の話は忘れてください」と言うと、迅は「よし、「ボーダー」玉狛支部とガロプラ遠征部隊同盟締結だな」「この二人を玉狛支部の代表だと思って仲良くしてやってください」と伝え、ラタリコフも「よろしくお願いします、オサム、ユーマ」と返していく。

ラタリコフたちと別れ、三雲が「空閑はともかく、ぼくが玉狛代表でいいんですか?」「まだ遠征選抜試験通ってませんよ?」と言うと、遊真が「迅さんにはオサムが合格する未来が見えてるとか?」と聞くが、迅は「現時点では五分五分」「でも、これで余計に遠征選抜通るしかなくなっただろ?メガネくん」と伝えていく。
遊真が「そういえばさっきのガロプラの話、1個だけウソがあったな」と言うと、三雲は「どこがウソだったんだ?」と聞き、遊真は「一番最初の名前のとこ」と答えていく。
ガロプラの遠征艇にて、ラタリコフが「ということで、「ボーダー」タマコマ支部と同盟を組むことになりました」「私の考えに付き合わせてすみません」とガロプラメンバーに伝えていく。

ガトリンが「「部隊」のことなら俺が決める」「だが、「ガロプラ」のことはおまえが決めればいい、俺たちはそれに従う」と伝えると、ラタリコフの正体が逃亡中のガロプラ第4王子オルカーン・マーダックであることが明らかになる。

