ワールドトリガー199話のネタバレを掲載しています。199話では、今シーズンの試合がすべて終わっていく。これから遠征選抜試験が待ち受ける遊真と三雲だが、迅が「二人に会わせたい人物がいる」と伝えていく。ワールドトリガー199話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー199話のネタバレ
泣いた分だけ強くなれよ
綾辻が「というわけで、今シーズンの試合がすべて終了しました」「解説のお二方はこの試合いかがでしたか?」と聞くと、村上は「いや、いい試合でしたね」「那須隊のMAPを使った戦術というと、個人的にラウンド3の「橋と暴風雨」が思い浮かびますが、今回の戦術はラウンド3よりはマイルドでその分柔軟な戦い方を準備してきたのが窺えましたね」「最後の堤隊員の防御は、3枚のシールドで3つの攻撃を防ぐ満点の回答だと思ったんですが」と解説し、奈良坂は「堤さんが固定シールドを使って的が動かなくなったことで、逆に日浦は急所狙いからトリオン漏出狙いに切り替える余裕が生まれましたね」と解説していく。綾辻が「日浦隊員の冷静な判断が最後の最後で勝負を決めたということですね」というと、奈良坂は「そうですね、よくやったと思います」と返していく。
堤が「いや、奈良坂の言う通り完敗ですね」「置き弾に意識ひっぱられて考えが一本道になった」と言うが、小佐野が「つつみんは1点獲ったし悪くないでしょ」と返していく。堤が「あと1人倒せば上位入りだったんだよ、おサノ」と言うが、諏訪が「あの一瞬であんだけ頭回りゃ充分だろ、俺だったらあそこまで思いつかねーよ」「つーか、香取のワイヤーをきれいに食らった俺が一番のやらかしだぜ」と返していく。笹森が「でも実際意外でしたよね」「あの香取が、自分が玉狛にやられた技を使うなんて」と言うと、諏訪は「あいつも、自分を変えようとしてるってことかもな」と返していく。
若村が「すまねえ、オレの指揮が」と言うが、香取は「はあ?」「別にあんた1人のせいじゃないでしょ」「前から言ってるけど、これが今の香取隊の実力ってこと、それだけの話よ」「ジュース買ってくる」と返し、染井も「わたしも今回は葉子に賛成」「結果的にだけど、「なんとなく」で上位残留にならなくてよかったと思う」「自分たちのいる位置を自覚しないと何をするべきかは見えてこないから」と伝えていく。

綾辻が「といったところで、B級中位ラウンド8は終了になります、みなさん最後までおつかれさまでした」と実況を締めていく。
忍田が「日浦隊員は勤務態度は良好で訓練も真面目、対人トラブルや隊務規定違反もなし」「昨シーズンの神田と同様に、隊を離れてもボーダーに害を及ぼすことはないだろう」と言うと、根付も「まあ、そもそも彼女にはしゃべられて困るほどの情報は与えてませんからねぇ」と言い、城戸は「わかった」「若者たちの未来に幸多からんことを」と返していく。

王子と蔵内が弓場隊の集まりに顔を出す。

元弓場隊の神田が「おー王子久しぶり、蔵内は先週ぶり」と言うと、王子が「はい、カンダタの門出を祝って」と花を渡していく。

王子が「カンダタの進学先は九州だっけ?」と聞くと、神田は「うん、そう」と答える。蔵内が「三門近辺でも建築系に強い学校ありそうだけどな」と言うと、神田は「うちの親が独立する前に一緒にやってた人が大学の近くにいて事務所に誘ってもらってんだ」「結局、資格取るのに実務経験がいるから」「どうせなら大学行きながらそこでバイトして仕事おぼえようと思って」と返していく。外岡が「蔵内先輩は三門大っスよね?成績いいのにもったいないなー」と言うと、蔵内は「大学はやりたいことで選べっていうのが親の教えでね」「俺が今一番興味あるのはトリガー関連だから、現状で選択肢は三門大だけになる」「早い段階で推薦が決まってたし、その分任務とランク戦に時間使えてよかったよ」と返していく。
神田が「そういや今期も5位キープだってな、大したもんだ」と言うと、王子は「ありがとう、おかげさまで初の弓場隊越えだよ」「まあ、本心はカンダタがいる間に弓場隊を追い抜きたかったけどね」と返していく。神田が「いやー、弓場隊に関しては図らずも、神田忠臣という存在のでかさが浮き彫りになった感じっスかねー、ののさん」と言うと、藤丸は「予想通りのセリフ言ってんじゃねーよ」とキレていく。

弓場が「新生弓場隊の初シーズンは終わった」「結果を受け止めてやっていくしかねえ」「まァ、帯島の成長も見れたし先行きはそんな暗ェわけでもねェーよ」と言うと、帯島は「いえ、自分はまだまだッス」と返すが、神田が「帯島はこっからどんどん強くなるさ、俺が保証するよ」と言い、帯島が涙を流していく。

藤丸が「あっ、おいユカリどうした!?」と言うと、帯島は「すびません」「なんだか今、やっと、やっと負けて悔しいって思えたッス」と返し、弓場が「悔しいんなら泣きゃあいい」「そのかわり、泣いた分だけ強くなれよ」と伝えていく。
後任
日浦の出発に那須隊や千佳、夏目が集まっていた。

夏目が「でも残念っす、せっかくスナイパー女子で仲良くなれたのにー」と言うと、千佳も「さびしくなります」と言う。熊谷が「奈良坂くんも来ればよかったのにね」と言うと、那須は「小夜ちゃんに遠慮してくれたのよ」と伝え、日浦は「奈良坂先輩には一昨日のスナイパーの集まりでちゃんと今までのお礼言えましたから」「何かあったら連絡しろって言われましたし」と言う。

夏目が「そう聞くとなんか、私みたいな部外者がいるのがもうしわけないっすね」と言うが、日浦は「そんなことないよ、わたしが来てほしかったんだから」と言い、熊谷は「そんな大げさなもんじゃないしね」「引っ越しったって電車で2時間の距離だし」と言う。那須が「でもやっぱり、一緒にいられないのはさびしいわ」と言うと、日浦は「那須隊のこれからのこととなんですけど、わたし、この出穂ちゃんをわたしの後任に推薦します」「出穂ちゃんは絶対強くなりますよ、当真先輩もそう言ってたし」「防衛任務でもランク戦でも、きっと活躍してくれます」と伝えていく。

夏目が「うれしいっすけどそんなムチャな」「アタシただのC級っすよ!?」と言うと、日浦は「千佳ちゃんはどう思う?」と言い、千佳は「わたしは、出穂ちゃんならできると思います」と返していく。

小夜子が「フォーメーション変えないですむのは助かりますね」と言うと、熊谷は「女子スナイパーは貴重だし」と言う。那須が「どうかしら?出穂ちゃん」と聞くと、夏目は「B級に上がれたらお願いするってことで」と答えていく。そして、「わしもずっと「那須隊」ですから」「またメールしますね〜」と日浦が車で出発していく。

玉狛支部で遊真が「さて、これで次はいよいよ遠征選抜試験だな」と言うと、迅が「あ、ちょっとその前に、メガネくんと遊真には、会っておいてほしい人がいるんだ」と伝えていく。

