ワールドトリガー196話のネタバレを掲載しています。196話では、B級ランク戦ラウンド8が玉狛第二の勝利に終わり、感想戦が行われる。玉狛第二が遠征選抜試験への切符を獲得する一方、弓場隊の今期B級上位残留は裏で行われているB級中位ランク戦の結果に委ねられることになる。ワールドトリガー196話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー196話のネタバレ
B級ランク戦ラウンド8の感想戦
三雲が「試合、終了?」と言うと、遊真が「終わった、やったなオサム」と返していく。

三雲が「今、ベイルアウトしたのが犬飼先輩で、あと1人辻先輩は?」と聞くと、遊真が「つじ先輩はチカが落とした、アイビスで」と答え、三雲は「千佳が!?」「気付かなかった、そうか千佳が」と驚いていく。
宇佐美が「千佳ちゃん、大丈夫?」「気分悪いとかない?」と聞くと、千佳は「大丈夫だと思います」と答え、ヒュースは「千佳、うう腕だ」と拳を合わせていく。

遊真と三雲も合流しヒュースと拳を合わせていく。

ヒュースが「「別案」がうまくはまったな」と言うが、三雲は「正直まだ実感がないよ」と返していく。
武富が「ラストの数秒、怒涛の展開で玉狛第二が勝利をもぎ取ったこの試合」「解説のお三方としてはいかがだったでしょうか!?」と聞くと、小南は「つかれた、自分で戦うよりつかれたわこの試合」と言い、蔵内は「最後の三雲隊長にはやられましたね」「あのハウンドを予想できた人はいないんじゃないかな」と返し、王子は「終わってみれば「その手があったな」って思うのに、なんで予想できなかったんだろう」「これはちょっと試合を通して振り返ってみたいね」と返していく。
武富が「では、さっそく振り返って頂きましょう」「まずは開始直後、MAPの西側で玉狛と二宮隊が2対2になったところからですが」と言うと、蔵内は「この遭遇は若干玉狛が損をする形になりましたね」「玉狛視点だとこの時点ではまだ相手が誰なのか判明していないはずなので、空閑隊員がこの2人を釣って雨取隊員との連携で早めに点を獲るという狙いもあったと思いますが」と解説し、続けて王子が「相手が二宮さんっていう最悪の引きだったから早々と一撃離脱に切り替えたね」「離脱は成功したから一見±0に見えるけど、このせいでクーガーとアマトリチャーナのいる方角が他のチームに伝わって、東側でのヒューストン封殺につながるわけだからトータルで損してるのはまちがいない」と解説していく。武富が「そう考えると、転送位置なども含めて序盤はかなり玉狛に逆風が吹いていたということですね」と言うと、蔵内は「それは明確にあったと思います」と答え、王子は「そこから細かいところで盛り返していくのが偉いね」「例えばここ、イコさんの家越し生駒旋空」「サラッと躱してるけど地味にすごい、ドンピシャのタイミングだよ」と解説していく。
生駒も「せやんな、ふつうに不意突いたと思ったのになんで躱されたん?」と聞くと、水上は「レーダー見てて、俺とイコさんと海が3人同時に動き変えたから、「スナイパーに見られてる」って気付いたんちゃいますか?」「動くタイミングずらせばよかったなあ」と返していく。生駒が「レーダーだけじゃ俺ってわからへんやん」「それでなんで俺の旋空が躱せんの?」と聞くと、水上が「スナイパーとその仲間3人で4人でしょ、4人チームは玉狛とうちだけでしょ」「生駒隊ってあたりが付けば「イコさんの旋空くるかも」って警戒するでしょ」と答え、生駒は「おいおいおい、頭の回転なめらかすぎやろ、ふつうに感動するわ」と言う。
小南が「うさみがオペしてるんだから、そのくらいできても驚かないわね」と言うと、武富が「その後、ヒュース隊員を狙って集まった各チームの包囲陣に玉狛第二は遠距離からの爆撃を仕掛けようとしますが、外岡隊員の狙撃によって阻止されます」「味方の爆撃失敗をうけてヒュース隊員は包囲からの脱出を試みますが」と説明していくと、王子は「ここだ、ここがポイントだね」「ヒューストンは、この強引に二宮さんの方へ向かおうとする動きとそのあと派手に炸裂させたバイパーのインパクトで、「ヒューストンの「隠し玉」が二宮さんに対する切り札だった」っていう印象を強く植え付けたんだ」「自分の切り札を強烈に印象付けることで、オッサムが隠し持ったもう一つの切り札からみんなの意識を逸らしたわけだね」と解説していく。

武富が「ということは、ヒュース隊員は自分が落ちる前提で三雲隊長のための策を講じたと?」と聞くと、蔵内は「いや、見た感じ基本的には脱出を狙いつつ、脱出が失敗した場合の保険として次善の策を並行して走らせていたんだと思います」と説明し、小南は「ヒュースが隠し玉使うのをギリギリまでひっぱったのも、「切り札」感を強調する演出だったわけね、あたしはわかってたけど」と言う。
武富が「ヒュース隊員はここで落とされましたが、大きな布石を打っていたということですね」「ここでヒュース隊員が落ちたあと、スナイパー2人と南沢隊員が相次いで脱落」「東では空閑隊員対帯島隊員」「西では弓場隊長対二宮隊という形になりました」「ここで空閑隊員の新技が出たわけですが」と言うと、蔵内は「「曲がるブレード投げ」の解説がまだでしたね」「まあ、今シーズンの試合も終わりなので、種明かししても大丈夫だと思いますが、映像を見直すとカーブの時に光る細い線が見えているので投げるブレードの裏面に例えばこういう突起が作ってあって、そこへもう一本のブレードを細く伸ばしてレールのようにひっかけることで、ブレードをカーブさせていたんじゃないかと思います」と説明していく。

武富が「玉狛第二は帯島隊員を落としたあと、弓場隊長と二宮隊の戦いに爆撃と射撃で介入します」と言うと、王子は「あ、ここのオッサム」「この時点でもう追尾なしのハウンドを撃ってるね、さりげなく持ち弾をアステロイドだとアピールしてる」と解説する。
陽太郎が「ここでちかちゃんのメテオラといっしょにゆうまがいけば、にのみやたもたおせたかもでは?」と言うと、レイジが「たしかに、遊真は乱戦に強いからな」と返すが、夏目は「それはたぶんメガネ先輩たちがチカ子のことを考えてくれたんじゃないっすかね?」「もしうっかり誤爆ったら、チカ子めっちゃひきずりそうだし」と伝えていく。

武富が「二宮隊長と弓場隊長の一騎打ちは二宮隊長に軍配」「玉狛第二対二宮隊となった最終局面、玉狛は総攻撃を仕掛けますが、渾身の連携攻撃は二宮隊の堅い守りに阻まれてしまいます」「二宮隊はここでチームを分け位置が割れた雨取隊員へ犬飼・辻両隊員を差し向けます」と説明していくと、王子は「ぼくはこの場面で二宮隊は3人一緒にアマトリチャーナの方へ向かうと思った、それが一番堅実だからね」「玉狛もその展開を予想してたんじゃないかな?」「逃げるアマトリチャーナとクーガー・オッサムで二宮隊を挟む」「その中で「隠し玉」のハウンドをどう当てるかっていう展開を考えてたと思う」「でもそうはならなかった」「オッサムも一瞬戸惑ってるように見えたね」と解説していく。武富が「結果的に二宮隊のこの動きはフェイク、辻隊員が三雲隊長の背後に迫りますが、ここで雨取隊員の狙撃」「辻隊員はレッドバレットと通常弾両方の狙撃に備えていましたが、その裏をかいた雨取隊員のアイビスによって撃ち落とされます」「ここで疑問があるんですが、このひとつ前に防がれたレッドバレットでの狙撃は次のアイビスを当てるためのフェイクだったということになるんでしょうか?」と聞くと、蔵内は「うーん、難しいところですが、たぶん違うと思いますね」「初めからアイビスを撃っていれば二宮隊長と犬飼隊員に大ダメージが入ったはずなので、フェイクを入れる意味がない」と答えていく。王子が「ということはやっぱり、アマトリチャーナはまだ人を狙って撃つことはできなくて、最後の一発が特別だったってことかな?」と言うと、小南は「そうね、修はレッドバレットで連携を組んでたけど防がれて、修のピンチに千佳が自分で撃った」「もしかしたらヒュースが指示出したのかもしれないけど」と答えていく。
三雲が「最後の狙撃、ヒュースが指示を出してくれたのか?」と聞くと、ヒュースは「ちがう、オレが指示を出す前に千佳が動いた」「結果的にオレの考えと重なったがな」と答えていく。千佳が「修くんの命令聞かなくてごめんなさい」と言うと、三雲は「いやいいんだ、ぼくの方こそ」「千佳の言葉を信じ切れていなかったのかもしれない」「本当に助かった、ありがとう」と返していく。
蔵内が「ここで雨取隊員が辻隊員を落とせなければ、三雲隊長がやられて「隠し玉」も不発だったわけで、二宮隊を出し抜いた三雲隊長の劇的な一撃も、実はかなり紙一重だったと言えますね」と解説していく。
出水が「いやー、これ二宮隊が負けたの、おれのせいの可能性あるな」「昔の二宮さんなら最後、フェイントで駆け引きしたりせずに火力で圧し潰してただろうからなー」「今回に限っては裏目に出た」と言うと、烏丸は「何だってそういうもんじゃないすか?」「すべての状況で完璧にやれる人間なんていないでしょ」と返していく。
B級中位最終戦の結果
武富が「さあ、この試合の結果を受けて総合順位表が更新されます」「玉狛第二は単独2位の目標を達成、見事遠征選抜試験への切符を獲得しました」「そして、弓場隊が上位に残れるかどうかは、現在この裏で行われているB級中位最終戦の結果次第となります」と実況していく。

