ワールドトリガー193話のネタバレを掲載しています。193話では、二宮の高度すぎる技術が解説されていく。玉狛第二と二宮隊の対決となるが、玉狛第二が配置につき三雲が「最後の勝負だ」と意気込んでいく。ワールドトリガー193話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー193話のネタバレ
二宮の技術
弓場が戦闘体活動限界となりベイルアウトとなる。

実況の武富が「しかし、さきほどの一騎打ち、弾幕を抜けた弓場隊長にさらに上から弾丸が降ってきたように見えましたが!?」と言うと、王子が「あれはたぶん、撃ち上げたハウンドの高度に差をつけて、さらに時間差で降ってくる弾を作ったんだね」「ラウンド7のヒューストンの時間差射撃を屋外限定で発展させた技だ」と解説していく。

武富が「弓場隊長の爆発力を二宮隊長の技術が上回ったというわけですね」と言うと、小南が「帯島ちゃんが生きてたら話は違ったかもしれないけど、1対1を挑まれたら受けて立つのが弓場ちゃんだから」と解説していく。
武富が「さて、試合の方は静かな展開」「双方距離をとって時間を使う」「バッグワームで身を隠す玉狛に対して、3人そろって堂々と姿をさらす二宮隊」と実況すると、王子が「「撃ってこいよ」と言わんばかりだね」と言う。
二宮がメテオラで建物を吹き飛ばしていく。

王子が「あと2点獲らなきゃならない玉狛を開けた場所で待ちうけるつもりかな?」と言うと、小南は「それだけ遊真のワイヤー殺法を警戒してるってことね」と説明していく。
観戦する穂刈が「的になるんじゃないか?これだと二宮隊は」「雨取の狙撃と爆撃の」と言うと、荒船は「そこは織り込み済みだろうな、二宮さんは」「敵の数が減って余裕ができた二宮隊に意識の外から狙撃や爆撃を撃ち込むのは難しいが、雨取は撃つからには確実にダメージを取らないと位置バレして不利を背負うだけになる」「というか二宮さんは王子の言う通り、雨取に撃たせて居場所を特定する狙いなんじゃないか?」と返していく。
出水が「けど、雨取ちゃんがぶっ放す以外玉狛側はやることねー感じだけどなー」「そもそもメガネくんたちはどんな作戦立ててたんだ?」と聞くと、烏丸は「千佳とヒュースが組んでの火力戦と遊真とヒュースが組んでの連携ですね」と答えていく。出水が「ヒュースもういねーじゃん、どうすんの?」と聞くと、烏丸が「修がヒュース役をやることになるでしょうね」と答えるが、木虎は「それはさすがに厳しいんじゃ」「ワイヤー陣もメテオラ持ちの二宮さんとは相性が悪いし、何より技術と経験に差がありすぎます」と言い、烏丸も「そうだな、それは修自身が一番よくわかってるよ」と返していく。
王子が「これはしばらく膠着しそうだね、飲み物買っておけばよかった」と言うと、武富が「では、試合が動くまでの時間を使ってひとつ質問させて頂いてよろしいでしょうか?」「今回、二宮隊長がかなりレアな合成弾を使っておられるんですが」と聞くと、蔵内が「ハウンドとハウンドを合成したホーネットですね」と言う。武富が「ホーネットを初めて見た方も多いと思うので、蔵内隊員から解説を頂ければと」と言うと、蔵内は「うーん、そうですね」「そうなるとホーネットの前にハウンドの話をする必要があるんですが」「そもそもハウンドは常に相手を追尾しているわけじゃなくて、追尾性能が強いところと弱いところを設定して使うんです」「追尾性能に強弱をつけることで、さっきのように山なりの弾道に攻撃ができたりするわけですね」「これをもし「常に追尾性能MAX」で撃ったとすると、すべての弾が狙った所に飛んで行くことになるので、集中シールド1枚で簡単に防がれてしまいます」「なので、追尾性能を調節してほどよく弾を散らすのがハウンドのうまい使い方になるわけですが、ホーネットはこの追尾性能が強化されていてハウンドでは曲がり切れないような角度でより鋭くターゲットを追うことが可能になっています」「これに二宮さんが追尾性能の強弱と射出方向の調節を加えると、さきほど隠岐隊員を追いつめたような非常に躱されづらい攻撃になるわけです」と解説していく。

王子が「まあ、今回の二宮さんの怖いところは、その合成弾すら「見せ技」にしてるってところだけどね」「ホーネットを凌いだと思ったら本命の辻ちゃんが待ち構えてる」「合成弾は相手をコントロールするために使ってるわけだ」と解説すると、武富は「なるほど、そういえばたしか、ラウンド4の解説で加古隊長もそのようなことを言っていた気がします」と返していく。

王子が「A級のころは「火力でゴリ押し」って感じでそれでももちろん強かったけど、殊にチーム戦においてはB級に落ちた今の二宮さんのほうがずっと手強いってぼくは思うね」と言うと、蔵内は「まあさすがに、いきなり二宮隊長みたいな使い方は難しいので、ハウンドを使う人たちはまず「状況ごとの適切な追尾設定」を考えてみるといいと思います」「さっき言った「追尾性能MAXの弾」もトリオンで大きく勝っていれば相手のシールドを破れる場合もありますからね」と解説していく。
最後の勝負
出水が「だとするとやっぱ、雨取ちゃんは人を狙って撃てないのか?」と言うと、烏丸が「なんでそうなるんです?」と聞き、出水は「だってさっき外岡を撃った時、弾を散らさずに集中させてればシールドを破って1点獲れてたってことだろ?」と返していく。烏丸が「ビルの陰になって射線誘導が切れたんじゃないすか?」と返すと、出水は「あー、おまえトボける感じ?ほーん」と言うが、烏丸は「俺はどっちかと言えば安心しましたよ」「最初の爆撃失敗したのを引きずって動きが悪くなるかと思ってたんで」「今の千佳は間違いなくちゃんと戦う意志を持ってますよ」と伝えていく。

辻が「なかなか仕掛けて来ませんね」と言うと、犬飼が「まさかこのまま時間切れとか?」と返すが、二宮は「それはないな」「やつらは必ず来る」「俺たちはそれを待てばいい」と返していく。
千佳と遊真が位置についたのを確認すると、三雲は「行くぞ、最後の勝負だ」と伝えていく。

