ワールドトリガー117話のネタバレを掲載しています。117話では、ボーダーの精鋭部隊たちが集められ、アフトクラトルの属国からの防衛任務が対外秘で進められる。玉狛支部では、迅が言っていた「玉狛第二に適任な人材」がヒュースだということが明らかになる。ワールドトリガー117話の内容を知りたい方はご覧ください。
ワールドトリガー117話のネタバレ
対外秘
忍田が「早速だが本題に入らせてもらう」「先日の防衛戦で捕虜にした元・ブラックトリガー使いエネドラから、「新たにネイバーフッドからの攻撃が予測される」という情報を得たと開発室から報告を受けた」「玉狛支部のレプリカ特別顧問が残した軌道配置図によれば、まもなく3つの惑星国家がこちらの世界と接近する」「エネドラによればこのうち、ガロプラ・ロドクルーン、この二つがアフトクラトルと従属関係にあるという」と説明していく。

太刀川が「従属関係、こないだの連中の手下ってことか」と言うと、忍田は「あくまでまだ予測の段階ではあるが、襲撃があるならば迎え撃つ用意が必要になる」「二つの国との接触までほとんど時間がない」「対策には緊急を要するためこうして集まってもらった」と答えていく。
三輪が「攻撃があるとしたら、敵の目的はまたトリオン能力者を攫うことですか?」と聞くと、迅が「まだわかんないですね」「ここ何日か日中ぶらぶらしてましたけど、ボーダーの人間にも街の人たちにも、今のところ攫われたり殺されたりする未来は見えない」と説明していく。冬島が「じゃあ、攻めてこないってことじゃないの?」と言うと、東が「あるいは、人材以外に狙いがあるのか」と言う。冬島が「人材以外ってなに?」と聞くと、東と風間が「技術・情報」「捕虜の奪還、もしくは処分」と答えていく。
沢村が「エネドラは、「アフトクラトルが手下をけしかけてくる」という表現を使っていて、襲撃の手段まではわからないと言っているようです」と言うと、忍田が「エネドラへの聞き取りは続けるとして、ガロプラとロドクルーンがこちらの世界を離れるまでは、通常の防衛体制に加えて、特別迎撃体制を敷いていくことになる」「その内容についてこれから協議していくわけだが、その前に、城戸司令よりこの件についてひとつ指示がある」と言い、城戸が「今回の迎撃作戦は可能な限り、対外秘として行うものとする」と伝えていく。

嵐山が「対外秘!?」「市民には知らせないということですか?」と驚くと、城戸は「そうだ」「大規模侵攻からまだ日も浅い」「この短期間に再度侵攻されるとなれば、市民の動揺がぶり返す恐れがある」「そうなれば、ボーダーに対する風当たりが強まり、現在進行中の遠征・奪還計画に支障が出ないとも限らない」「当然、敵の出方次第ではあるが、市民には襲撃があったことを気付かせないことが望ましい」と説明していく。風間が「「気付かせない」のレベルだと、ボーダー内部でも情報統制が必要になりますが」と言うと、忍田は「その通りだ」「作戦はB級以上必要最低限の人員にのみ伝える」「それ以外は通常通りに回してもらう、防衛任務もランク戦も通常運転だ」と答えていく。
城戸が「一応、大規模な襲撃の可能性も押さえつつ、基本的にはA級中心で警戒・迎撃に当たってもらう」「現在防衛任務中の加古隊、他県でもスカウトからもうすぐ戻る草壁隊、片桐隊にも同様に通達する」と言い、東が「小部隊でやるなら天羽の力を借りたほうが良さそうですね」「あいつのサイドエフェクトを借りるんだ」と言い、忍田は「なるほど、確かにそうだな」「それも打診しておこう」と返していく。
城戸が「今回の作戦は、おまえの予知が前提になっている」「働いてもらうぞ、迅」と言うと、迅は「そりゃ、もちろん」「遠征計画を潰させるわけにはいきませんから」と返していく。
強くてフリーで知ってる人
玉狛支部で小南が「迅を引き抜こうとしたぁ!?」「あんたズルいこと考えるわね」「ちょっと負けたからって楽しようとしてんじゃないわよ」と言うと、レイジは「発想は間違ってない」「強い駒を増やすのは正しい戦略だ」「しかし、やることが急だな」「何かあったのか?」と聞き、三雲は「いえ、チームのためには自分が強くなるだけじゃなくて、他にもやれることがあるって教えてもらったんです」「その中で一番大きかったのが迅さんのことだったけだけで」と答えていく。

小南が「じゃあ、迅に断られて、このあとはどうするの?」と聞くと、三雲は「自分の訓練は続けるとして、二人掛かりや三人掛かりでの新しい戦術を作るのと、試合開始から合流までの手順を見直すこと」「あとはトリガーの組み合わせとかでもっとやれることがないか、宇佐美先輩にも相談していろいろ試してみます」「そうだ、もうひとつ」「迅さんに玉狛第二に入れるなら迅さんより適任な人がいるって言われたんですけど」と答えていく。小南が「迅より適任?誰のこと?」「強くてフリーで知ってる人でしょ?そんな人いる?」と言うと、陽太郎は「やれやれ、わからないのかね?きみたち」「迅がいってるのは、ヒュースのことだろ?」と伝えていく。

陽太郎が「ヒュースはできるやつだぞ?」「おれがいろいろとしこみました」と伝えていく。

三雲は「そいつがチームに入ってくれるかどうか微妙だから、あんま詳しくは言わないけど」という迅の言葉を思い出しながら、「あれは、このことを指してたのか!?」と考えていた。
ヒュースが「なるほどな、あの「賭け」はそういうことか」と言うと、陽太郎は「きのう、おさむたちが勝つかどうかかけてたんだ」「かけに負けたほうがいっこたのみをきく」「迅はおさむたちが勝つほうにかけて、おれもおやつをかけた」と説明していく。ヒュースが「おまえたちが勝っていれば、迅はオレに「タマコマに入れ」と言うつもりだったんだろうが」「残念だったな、オレはおまえたちに協力する気はない」と言うと、小南は「なにエラそうなこと言ってんの」「そもそもそんなの本部が絶対認めないに決まってんでしょ」「あんたを入れて遠征部隊目指すなんて100%ありえないわ」と言い、レイジは「捕虜交換の交渉材料として連れて行くなら」「いや、その場合でもチームに入れるのは無理か」と考えていた。三雲は「千佳を狙ってたネイバーの一人をチームに入れる?」「そんなのめちゃくちゃな話だ」「でも」と考えていた。
千佳と遊真が本部に向かうと伝えると、三雲は「ちょっと待ってくれ、ぼくも行く」と伝えていく。

小南が「で、賭けの権利は何に使ったの?」と聞くと、陽太郎が「ヒュースはまだつかってない」「迅がうさんくさいんだと」と返していく。
三雲は車に乗りながら「めちゃくちゃな話だとは思うけど、迅さんがくれた手がかりだ」「何も確かめずに決めつけるわけにはいかない」と考えていた。

