転生したらスライムだった件

【転生したらスライムだった件】92話のネタバレ【リムルVSヒナタの戦いが勃発】

転生したらスライムだった件92話のネタバレを掲載しています。92話では、ヒナタがリムルの元に向かう裏で、様々な謀略が入り混じっていた。七曜の言葉でレナードが軍を動かしてしまったことで、リムルとヒナタは戦うことになる。転生したらスライムだった件92話の内容を知りたい方はご覧ください。

転生したらスライムだった件92話のネタバレ

世界はロッゾのために

北海に面した小国シルトロッゾ。そこで歴史を動かす密談が行われていた。

「それでどうなった?」と聞かれると、法皇直属近衛師団荒海のグレンダが「予定通りさね、ヒナタはこちらの動きに気づいていない」と告げる。

集うメンバーたちが「それは重畳」「聖騎士団長殿は頭が切れるという噂だが、存外大したことはない」と話すと、シルトロッゾ王国グランベル・ロッゾが「しかし、貴殿たちの嘘は見抜かれたと見える」「のう?ダムラダ殿」と言う。

ダムラダは「問題ありません」「ヒナタ・サカグチからの信用は失いましたが、代わりにアナタ方西側諸国の支配者からの信用を得ましたので」「特に、ロッゾ一族の首領グランベル・ロッゾの信用をね」と返した。

グランベルが「心にも無いことを」「戦場を食い物にする武器商人が信用だと?」「東の目的は西側諸国に混乱を起こし、武器を売ることであろうが」と思惑を言い当てると、ダムラダは「これはこれは、お見通しとは」「さすがはグランベル翁です」と返す。グランベルが「否定せぬのか?」と聞くと、ダムラダは「しても意味は無いでしょう?」と答えた。グランベルが「抜かしよる、まあいい」「当面の目的が一致するのであれば、利用し合うのは互いに有益であろう」と言うと、ダムラダも「ええ、まさしく」「暴風竜が魔王リムルに懐柔された今、東の帝国が西側に進出する最大の障害は西方聖教会ですから」「神ルミナスの巳御旗の下、西側諸国は脅威に対し一丸となってしまう」「如何に東の帝国が強大でも落とすのは困難でしょう」「ですので、ヒナタ・サカグチの排除、おおいに賛成ですよ」「我らにとっても西方聖教会は邪魔なのです」と賛同した。

周りのメンバーが「ほう?我らは眼中にないと?」と口を挟むと、ダムラダは「とんでもない」「五大老の皆様方は利に聡い方々、帝国が西側を支配した後も共に経済を支配しようではありませんか」と説明した。

グランベルが「帝国を西へ導けと申すのか?」と聞くと、ダムラダは「悪くない話でしょう?」「帝国は強大ですよ、アナタ方の計らいが無ければ困難ではありますがそれでも不可能ではない」「それとも私共と敵対しますか?」と返した。

グレンダが「武器商人風情がグランベル様に対して無礼じゃないかい?」と銃を突きつけると、ダムラダは「ふふふ、拳銃ですか」「西側でも流通しているとは驚きです」と余裕を見せる。

グレンダが「へぇ、コイツを知っているのかい」「その割にはえらく余裕じゃないか」と言うと、ダムラダは「当たり前ですよ、異世界人が西側にしかいないとでも?」「それに貴女のいう通り私は武器商人風情です」「ですのでちょっと詳しいですよ、既に量産に成功しているありふれた武器なんかは特にね」と銃を突きつけ返し、五大老たちは「あれを量産したというのか?」「魔物には通じずとも人相手には無双の武器じゃぞ」とザワついていた。

グランベルが「控えよグレンダ」「魔王リムルに聖騎士団長ヒナタ・サカグチ」「厄介な両者を抑え込むシナリオに有能な手駒は多いほどいい、今は協力する方が得だろう」「魔王リムルは配下の悪魔を使い、ファルムスを落とそうとしておる」「だが、我らはファルムスとイングラシアの均衡を崩したくない」「ファルムスを魔王玩具にされては困るのだよ」と言うと、ダムラダが「なるほど、目障りだと」「私共としましてもテンペストに販路を奪われたのは面白くない」「よき取引相手だったクレイマン様も滅ぼされてしまいましたし、魔王リムルには恨みがございます」「しかし、魔王の方はともかくそれはなぜ聖人ヒナタを排除しようとするのです?」「グランベル翁の立場なら利用する方が得策だと思えるのですが」とその真意を訪ねる。グランベルが「なに、簡単な理屈よ」「あの女は強すぎる」「魔人ラーゼン、グランドマスターユウキ、そして閃光の勇者マサユキ」「こうした英雄たちと比べてもあの女の強さは際立っておる」「制御不能の駒などいらぬ、貴殿もそう感じた故我らを利用しようと考えたのだろう?」「違うか?ダムラダ殿」と答え、ダムラダは「恐ろしいお方だ、ではそちらはお任せするとしましょう」「悪魔退治は我々にお任せを」「魔王リムるの配下の悪魔が音頭を取っているとのことですが、東には対悪魔の専門組織がございます」「相手があアークデーモンであろうとも何の問題もありませんとも」と引き受けていった。

ダムラダが去りグレンダが「なんだい、あの陰湿なクソ商人は」「舐めた態度を取って忌々しいったらないね」と悪態をつくと、グランベルが「そういうなグレンダ、あれでもあの者は最大の敬意を払っておったのだよ」「お前はあの者の本当の姿を知らぬのだ、横柄な態度はそれだけの地位にあるが故だ」「東の裏社会を牛耳る秘密結社三巨頭、ヤツはその頭領の一人金のダムラダなのだよ」と説明した。

グランベルが「だがダムラダよ、そう簡単にはいかぬかもしれぬぞ」「何しろ貴様らが相手にする悪魔は単なるアークデーモンではないのだからな」と考えながら「わかっておるな?グレンダ」と確認すると、グレンダは「奴が悪魔を討伐出来ればよし、もしもの場合はアタイが三巨頭を利用して悪魔の動きを封じる」「三武仙のサーレとグレゴリーも悪魔討伐へ参加させれば完璧だ」と作戦を口にする。グランベルが「それでよい、では行け」と指示を飛ばすと、グレンダは「あいよ、任せな」「全てはロッゾの為に、そしてアタイの自由の為に」と任務に向かっていった。

グランベルが「これで良いな、マリアベル?」と確認すると、マリアベルは「ええ、ええ御爺様」「魔王リムルは聖人ヒナタを相手に手一杯」「その隙にファルムスの内乱を鎮圧する、これで新王エドワルドは御爺様に頭が上がらなくなるのよ」と言い、グランベルは「その通りだよ、マリアベル」「我らロッゾが支配する箱庭に何人たりとも介入は許さん」と揺るがない意志を明かした。

ロッゾ一族。シルトロッゾ王国の王族でもある一族は、ファルムスやイングラシアのような大国まで枝葉を伸ばす西側諸国に根を張る支配者の家系である。そして、対魔物の互助組織として立ち上げられた評議会、西方諸国評議会を創立したのは彼ら一族の尽力によるものなのだ。

マリアベルが「世界はロッゾのために」と音頭を取ると、五大老たちも「世界はロッゾのために」とグラスを手に取る。ここは世界の中心暗がりの中。彼らは世界の支配を目論む。





結局、こうなることは必然だったのかもしれない

フリッツが「いやいや、なんです?この道?」「ジュラの大森林といえば、魔物と野盗が跋扈する超危険な悪路だったじゃないですか!?」「イングラシアの王都並みに舗装された石畳、休憩所ごとに設置された水飲み場、一定区間ごとにある宿屋、魔都までの距離を示した距離標、更にそれらを懇切丁寧に教えてくれる巡回の警備兵」「快適すぎておかしいしょコレ!?ねえ、ヒナタ様」と騒いでいると、ヒナタは「少し考えたいの、今は話しかけないでフリッツ」と頭を抱えていた。

ヒナタは「今ならユウキの言っていた意味が理解できるわね」とユウキとのやり取りを思い出していた。ユウキが「まぁ、リムルさんは規格外だよ」「余裕があるっていうか、ずっと先を見据えてる感じがするんだよね」「だから、こんな美味しいものとかを再現することにかなり本気で取り組んでいるみたいだよ」と伝えており、ヒナタは「確かに、生きることにシビアなこの世界で快適さにまで気を回すのは余程余裕が無ければ出来ないでしょうね」と今理解していた。

アルノーが「ファルムスを経由する街道は衰退するだろうな」と言うと、バッカスも「うむ、魔物だけでなく、盗賊や馬車の故障、それに怪我、病気」「不慮の事態にこれ程備えた街道は他では見たことがない、宿場もあって野宿せずに済むし、皆こちらを選ぶだろう」と同じ考えだった。アルノーが「正直な話、下手な領主よりも治世に力を注いでいる印象だ、魔王というよりまるで良き王のような」と言うと、リティスは「今となっては神敵認定をしなくて良かったとさえ考えてしまいます」と口にし、フリッツは「あとは魔王リムルがヒナタ様の謝罪を受け入れてくれればいいんですがね」と言う。

ヒナタが「今日の夕方には魔都リムルに着く、恐らくそこで彼と再会する事になるわね」と考えながら「やはり誠心誠意謝ってみるしかないわね、それでも一騎討ちを望むというのなら受けて立つしかないけど」「皆も覚悟はしておいてね、戦いになっても絶対に手出ししないように」と伝える。アルノーが「ですが」と口を挟もうとするが、ヒナタは「アルノー、これは命令よ」「これ以上魔王リムルと敵対する意味はない、私がケジメをつけたら後は友好的に話を」と伝えようとするが、ニコラウスから「やっと繋」「ナタ様聞こえ、か?」「三武仙がファルムスの」「参戦し」「七曜に気を付けて」と途切れ途切れに緊急通信が入る。

ヒナタが「待機して、確認するわ」と指示を出し、「ルイ、聞こえる?」と通信を飛ばし、ルイが「ヒナタか、聞こえている」「何かね?通信の法術が荒いようだが」と通信を受け取る。

ヒナタが「余裕がないのよ、単直に聞くけど法皇直属近衛師団の三武仙をファルムスへ向けて動かした?」と聞くと、ルイは「何だと?」「私はそんな命令は出していない、内政干渉になるため内乱に手は出さないと君が会議で告げていたと記憶しているが」と答える。ヒナタが「ええそうね、だから聞いているのよ」「三武仙のサーレは反発はするけれど規律は遵守する」「一度受けた命令を無視して勝手な行動をとるとは思えない」「法皇が出撃を命じていないのならやはり七曜が」と伝えると、ルイが「わかった、それでは私も」と返そうとしたことで通話が切断されていく。

アルノーが「なっ、この気配はレナードか!?」と察すると、ヒナタは「戦闘!?まさかこれも七曜の」と考えながらも「考えている場合じゃないわね」「行くぞ」と戦闘の気配がするほうに急いだ。

リムルが「後発の百騎の聖騎士団が仕掛けてきたか」「ヒナタが何者かと連絡を取っているとの報告を受け、とりあえず通信の妨害をしてみたが」「ヒナタたち五名は囮、やはり聖騎士団が奇襲をかける陽動作戦だったか」と言うと、ソウエイが「奴らは町の四方に向けて散開しようとしたらしく、シオンの部隊がそれを阻止しました」と報告し、リムルは「現在交戦が始まったと」「そうか、ヒナタは戦いを選んだのか」「予定通りにやるしかないな、俺とヒナタで白黒決着をつけるとしよう」「ヒナタ以外の十大聖人の足止めは任せる、行くぞ」と戦場に出向いていく。

レナードは七曜から「知らせたいことがある、貴様秘密は守れるか?」「実はな、ヒナタと魔王ヴァレンタインが繋がっておった」「我らがヴァレンタインを始末したのだが、彼奴も死ぬ間際にそう漏らしおったのよ」と聞かされていた。

レナードが「バカな、ヒナタ様は誰よりも熱心なルミナス教の信徒です」「我々を騙しているとでも言うのですか!?」「そんなもの信じられるわけ」と反論すると、そこに「レナードか?何してるんだそんなところで」と聖騎士火のギャルドが現れる。

七曜が「仕方あるまい、そなたにも聞いてもらおう、実は」と事情を説明すると、ギャルドは「なるほどな」と納得し、レナードが「信じるのかギャルド!?」と驚きを隠せずにいた。ギャルドが「いや、俺はヒナタ様の実力なら魔王ヴァレンタインの討伐は可能だと思っていた」「正直、何故討伐に出向かないのかと気になっていたのだ」「お前もそうは思わなかったか?レナード」と考えを口にし、レナードも「そ、それはッ」と確かにといった様子だった。

七曜が「まぁ落ち着け、我らも確信しているわけではないのだ、ヴァレンタインの言葉以外に証拠は無いからな」「だが、はっきりさせる方法がないでもない」「魔王リムルを討つのだ」「ヴァレンタイン亡き今、ヒナタは魔王リムルに取り入ろうとしている、それが我らの見解よ」「もしそれが正しければ、ヒナタは全力でそれを阻止しに来るだろう」と提案すると、ギャルドが「危険な賭けですね、ヒナタ様が魔王リムルの下へ出向いている今やるなら急がねばならない」「どうする?レナード」と確認し、レナードは「行きます、その役目この私にお任せを」と引き受けていった。

戦場に赴いたレナードが「魔王リムルを討ちヒナタ様の疑いを晴らす」「そのためにはこんなところで手子摺っている訳には行かないというのに」と考えていると、「バカな、こいつら殺しても死なないぞ」という声が聞こえてくる。

ファルムスの襲撃により死亡し蘇った百名。エクストラスキル完全記憶と自己再生を保有し、たとえ頭が吹き飛ばされようとも復活が可能な、正に死を克服した者たちで構成された部隊である。その部隊名は紫克衆。

ギャルドが「こいつは大物だぜ」と口にすると、レナードは「魔王リムル、いや一配下がこれほどの妖気を放つのか」とシオンを見て感じていた。

シオンが「さてお前たち、リムル様はこうおっしゃった、服従か死を選択せよと」「この意味が理解できたのならさっさと武装を解き、私の軍門に降るがいい」と告げると、レナードは「理解できたとも、その上で答えはこうだ」「散開」「目標に対してホーリーフィールドを発動せよ」と指示を飛ばした。

遠くでリムルが「ホーリーフィールド、いやその簡易版か、お家芸だな、ほんと」「なぁヒナタ、好き勝手暴れてくれてるが、言うまでもなくここは俺の領土だ」「軍事行動をとった時点でお前たちに害意ありと判断できる、先制攻撃を許すほど俺は甘くないんだよ」とヒナタに告げると、ヒナタは「それが当然でしょうね」「けれど何故レナード、ウチの副官が命令違反をしたのか私にもわからないのよ」と返した。

リムルが「よく言うよ、レイヒムを殺してその罪を俺達に擦り付けようとしたくせに」と言うと、ヒナタは「死んだ、殺された?」と戸惑うような表情を見せる。リムルが「戸惑うような顔だな、演技か、それとも本当にレイヒムの死を知らなかったのか?」と考えていると、ヒナタは「そう、そういうことね」と何かを悟っていく。リムルが「俺の伝言は受け取ってくれたんだろうな」と聞くと、ヒナタは「ええ」と答える。リムルが「その答えがこれか?」と問うと、ヒナタは「ええそうね、少し違うけど」「それを言っても信じてはくれないでしょう?」と返す。リムルが「信じてもいい、だがその前にあの集団を止めて国に戻すのが条件だ」と告げると、アルノーが「何を言う、この状況でこちらの戦力を戻せる訳がないだろう」「ヒナタ様を呼び出した貴様が何もしないと誰が保証できるのだ!?」と口を挟み、するとベニマルが「今この場で話をしていいのはリムル様とヒナタ・サカグチのみ」「呼ばれていない者は大人しくしていろ」と忠告した。

「へえ、そうか、よ」とアルノーが剣を振るうが、ベニマルは刀で受け止めていた。

アルノーが「ヒナタ様の交渉を邪魔したくなかったからな、少し脅すつもりだったが反応されるとは」と焦りを見せると、ベニマルは「邪魔をしたくないというのは同意だ、話なら向こうで聞こう」と冷静に対処する。

すると、「お待ちなさい、貴方たちも退屈でしょう?」「仲間の心配してる場合じゃねーんじゃねーの?」「しばらく私たちが相手をして差し上げますわ」「おう、十大聖人の実力見せてくれよ」と三獣士が現れる。

リムルは「初めて会った時は即戦いになった」「今回は前よりかは会話が出来そうに思う」「腹を割って話すために剣を交えるというのもこの世界ではアリだろう」「結局、こうなることは必然だったのかもしれない」とヒナタと対峙していく。

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