終末のワルキューレ45話のネタバレを掲載しています。45話では、元は善神だった零福が禍々しい神となってしまった壮絶な過去が明かされる。釈迦との因縁によって零福は豹変してしまったが、釈迦は零福のことを一切覚えていなかった!?終末のワルキューレ45話の内容を知りたい方はご覧ください。
終末のワルキューレ45話のネタバレ
キミも一緒に悟らないか?
零福が「動く、動く」「ん?でもちょっと、変か?」「なあ?」と体を動かしていくが、釈迦は無反応で零福は「チッ、シカトだシカト」「相変わらずだなぁ、人間ヤロウ」「「ひき肉にしてやるよ」」「ん〜?「消し炭」?「粉々」?「処刑」?」「「殺戮」」「うん、うんうん」「やっぱ、「殺戮」だよな〜」と自身の体から生み出した禍々しい斧を手に取っていく。
アレスが「あんな禍々しい髪が存在したのか?」と驚くと、ヘルメスが「あれが伝説の零福ですか」「災い転じて福となす」「第6回戦は、因縁のカードになりましたね」と伝えていく。
ヘイムダルが「めちゃくちゃヤバいやつキタァアアア」と感じていると、運営から第6回戦が釈迦VS零福になるという連絡が入り、「マ、マジかよ?」「人類代表も神代表も全く予定外じゃねえか」「どうなっても知らねえぞ」と考えながらも、釈迦と零福の闘いのゴングを鳴らしていく。
ゲルが「「ゼロ」、この事だったんスね」「っていうか、なんなんスか、零福って?」「てか、合体って、いくら神でもめちゃくちゃすぎるっスよ」と言うが、ブリュンヒルデは「いえ、七福神はあくまで仮の姿」「私も見るのは初めてですが、あの零福こそが本来の姿なのですよ」と伝えていく。ゲルが「あれが本来の姿?」「神っていうより悪魔みたいスけど」と言うと、ブリュンヒルデは「零福はもともと周囲に「福を零す」善神でした」「しかし、哀しみが零福を変えたのです」と告げていく。
まだ人と神が地下式古代アジア。人々を見見守るため、人々の住まう俗世界に身を置く神もあった。
零福が「う〜ん、今日もいい天気だな〜」「さあ、オラがみんなを幸せいっぱいにするぞ〜」と目を輝かせて言う。
零福が巣から落ちた雛鳥を見つけると、木を登って巣に戻してあげ、親鳥と合流できたのを見て「よかった」「幸せになりなよ?」と笑顔で言う。
かつて零福は誰よりも心優しき神であった。そんな零福が天界から降臨して目にしたのは、生病・老死・愛別・離苦・憎苦・怨会・求不・得苦・蘊苦・五盛。八苦に喘ぎ、想像を絶する不幸のどん底にいる人間たちだった。
零福は涙を流しながら「どうすればオラは神として、どうやればこの人間たちを幸せに」「そう、そうだ」「人間たちが「不幸な存在」であるならば、その不幸の源を絶ってやれば幸せになれるんじゃないか」と考え、病気で苦しむ子供に手をかざし「大丈夫だよ」「オラがきみの不幸を代わりに背負ってあげる」と、自身が病気を受け置い子供を救済していった。
零福の見出した救済、それは人間たちの不幸を吸い取ることだった。そして、それを己の為すべき事とした彼は、不幸にあえぐ人々の幸せのため、各地を巡りその後もあらゆる不幸を吸いまくった。そうして、幾年月が経った頃、零福は人々の不幸を吸いまくり見るも無残な姿となっていた。人間の不幸を際限なく吸い込み、自身が苦痛に喘ごうとも、人間たちを幸せにすることが零福の幸福だった。だが、零福は知らなかった。人間の本質を。不幸を吸い取れば吸い取るほど、人は幸福を見失い、どこまでも堕ちてゆく。不幸から解放され贅沢を極める村人たちの醜い姿を見て、零福は「ウソだ」と絶望していく。
零福が今や大きくなったかつて病気から助けた子を見つけると「きみは、あの時の」と言うが、助けられた男は「きったねえやつ、誰だよてめぇ」「汚ねぇ体でこの村を汚すなよ、とっとと失せな」と言い放つ。零福が「あれあれあれあれあれあれあれあれあれあれぇええ?」「え?これ現実?」「ウソ、ウソだよ」「ウソだよね?」「こんなに、こんなに僕が、不幸を吸い上げたのに」「どうして、どうして、どうして、幸せになってくれないんだ」と憎悪の念を感じていた。
そこに、大量の人間や動物が列をなして歩いてくる。零福が「決まっている」「どこかで僕の事を知った不幸な者たちだろう」「また僕に不幸を吸わせに」と考えていると、その行列の様子に目を疑うことになる。先頭の釈迦に従う人間たちは、みすぼらしく見えたが、なぜかその表情は幸福に輝き満ち足りていた。
釈迦が倒れる零福の横を通り過ぎると、零福が「待てぇええええい」「なんで、なんでなの」「なんで、なんで?」「な、なんでなんだ?」「なんでなんだ」「あんたの周りにいる人間は幸福そうなんだよ!?」「ボ、ボクが必死に、人間たちの不幸を吸い取ってやったのにさぁ〜ッ」「あいつらなんで、ちっとも幸福にならないんだよ!?」「それどころかどんどんどんどん不幸になっていく」と言い、釈迦は「不幸を吸い取る?それ違うよ」「幸福ってさ、与えられるもんじゃないんだよ」「自分で至るもんだから」「不幸あるところに、幸福ありだよ?」「キミも一緒に、悟らないか?」と告げていく。
きみ、誰だっけ?
零福が不幸を吸い上げた人間たちも釈迦を崇拝していき、零福は涙を流しながら走り去っていく。神が人に嫉妬する。あってはならない屈辱であった。
零福が「なんなんだ」「なんなんだよ、あの人間」「ぼくだって、こんなにがんばったのにさ」と涙を流していくと、愛が憎悪へと反転していき現在の零福の姿となった。
零福が近くの人間を見つけ子連れの人間を殺そうとするが、赤ん坊の笑顔を見てギリギリのところで攻撃を自身に向け、七福神に分かれていく。七福神たちは「それにつけてもあん釈迦のヤロウや、ただじゃすませへんで?」「神をさしおいて人を導き、神に対するあの態度」「天誅だね〜」「だが、今はその時に非ず、往くぞ?」と話していく。
人類に大きな災いをなす寸前、零福は自ら七つの神、七福神へと分裂。そして、八福神伝説は生まれた。
零福が「ようやく来たんだ、みんなの前でキミに天誅を下す、この時が」「どうか、ぼくの前から消えてくれ」「悪く、思わないよね」「だって、ボクを虚仮にしたキミが悪いんだ」と言うが、釈迦に思い切り蹴りを入れられ「ごめん、きみ、誰だっけ?」と言われてしまう。
