終末のワルキューレ

【終末のワルキューレ】39話のネタバレ【雷電が禁じられた鉄砲極みの型「八咫烏」を繰り出す】

終末のワルキューレ39話のネタバレを掲載しています。39話では、雷電が「無類の力士」と呼ばれるに至るまでの過去が明らかになる。雷電はかつて禁じられた鉄砲極みの型「八咫烏」を繰り出していく。終末のワルキューレ39話の内容を知りたい方はご覧ください。

終末のワルキューレ39話のネタバレ

化物

圧倒的劣勢に人類が絶望する中、雷電為右衛門と土俵でぶつかった漢たちの見解は違う。

力士たちが「こっからござす」「雷電の強さはオレたちが一番知ってるでごわす」「無類力士の称号は伊達じゃない」「雷電、うっちゃれぇええええええ」と騒いでいた。

小野川が「見ろ、谷風の」「あの雷電が土俵で笑ってごわす」と言うと、谷川は「アッハッハ、実にめでてえ、めでてえじゃねえか?なあ、小野川の」「やっときたんだな、太郎吉」「てめえがよ、本気で相撲を取れるこの時が」と感動していた。

雷電為右衛門ほど相撲を愛しながら相撲に愛されなかった力士はいない。太郎吉当時5歳。

虎次が「っしゃあ、これで7連勝ずら」「つぎっ」と言うが、周りの子供たちは「無理無理」「虎次にはとても勝てないずら」と返していく。虎次が「んだよ?誰もいねえのか?」「太郎吉胸貸してやろうか?」「もう体は大丈夫なんだら?」と聞くと、太郎吉は「うん」と目を輝かせて答える。

虎次が「太郎吉は体が弱いからな」と構えを取るが、一瞬にして太郎吉に吹っ飛ばされる。

百閉によって筋肉を封じてなお少年は怪物だった。太郎吉が「やった、勝ったー」と喜びながら「大丈夫?」と手を差し伸べるが、虎次は「ひいいい、な、なんだ、おまえ!?」「ば、化け物だに、で、でえだらぼっち、でえだらぼっちずら」と恐れて逃げていく。

太郎吉の母親が「太郎吉、みんなと遊ばないのかい?」と聞くと、太郎吉は「おっかあ、なしておらはみんなと一緒じゃないの?」「なして神様はおらを、こんな化物にしたんだ?」と涙を流していく。

太郎吉の母親は「おっかあは、神様に感謝してるずら」「おめが立てなかった頃な、何度も何度も神社に行って神様にお願いしたずら」「どうかこの子を立たせてけろ、この子を丈夫にしてくんろって」「そしたら、こーんなに大きくなっちまって」「太郎吉は神様に愛されてる」「太郎吉の力は神様からの授かりもの、おっかあは自慢なんだよ」「だからどうか、みんなが持っていないその力、弱いもののために使ってやってくんろ」「弱いものの、ために」と抱きしめていく。

その後、太郎吉は母の願いどおり心優しい子に育っていった。少年は信濃の地でこのままみなに愛され暮らしていくはずであった。





無類力士

だが、天命3年(1783年)浅間山大噴火。天変地異が少年の運命を変えた。

降り積もる火山灰で作物は全滅。疫病が流行し、信濃全域が飢饉に襲われ数年にわたり飢餓者が続出する事態に陥った。世にいう天命の大飢饉である。

倒れる村人っちを見て雷電は「ワシの力は、この力は弱いもののために」と感じ、17歳の時に村を出る。

太郎吉は信濃を後にしひた走った。17歳の太郎吉少年が選んだ道は、相撲取りになって故郷の為に大金を稼ぐことであった。

江戸勧進相撲、浦風親方がおにぎりをほうばっていた。

それを見た太郎吉が「すげえ、あんなに白飯がいっぱい」「あの米俵、信濃に送ってやりたいずら」と感じていると、浦風親方が「太郎吉、次はおめえだ、全力でぶつかってみな」と言うが、太郎吉は「い、いやぁ、おらぁ遠慮しときます」と返す。浦風親方が「なに?」と驚くと、太郎吉は「全力出したら兄弟子さんらを壊しちまいそうなんで」と説明するが、周りの力士に「て、てめえ、なにふざけたこと吐かしてやが」と怒鳴る。そこに、「ガッハッハ、おもしれえ」「オレとやろうぜ」と大関の谷風梶之助が声をかける。

それでも太郎吉が「いやあ、でも」と渋っていると、谷風が「太郎吉よ、ここでオレを倒せなきゃ田舎に帰ってもらうぜ」と告げ、太郎吉は「そ、それは困るずら」と勝負を引き受ける。

太郎吉が「ふっ飛んで怪我しても知らんずら」と言うと、谷風は「上等だ」と返す。

太郎吉が勢い良く突っ込むが、谷風は受け止める。

そして、谷風に投げ飛ばされる。

谷風が「どうした?もう終めえか?」「なら荷物まとめてとっとと帰りな」と言うと、太郎吉は「みんなが腹空かして待ってる」「故郷に帰るわけには、いかねえずら」と向かっていくが、谷風は「だったら、どうする?」と張り手で吹っ飛ばしていく。

太郎吉は何度も何度も谷風に向かっていくが、ボコボコにされ倒れ込んでいた。

谷風が「どうでぇ坊主?」「これが相撲だ」「強えだろ?」と笑いかけると、太郎吉は「相撲、おもしれえ」と笑っていく。谷風が「この坊主、オレが預かってもいいですか?」と聞くと、浦風が「ああ、そりゃ構わねえが谷風のぉ、あんた弟子は取らねえんじゃなかったか?」と返し、谷風は「たった今、気が変わりました」と答える。

四股・すり足・鉄砲、少年は飽くことなく与えられた相撲の基礎稽古に打ち込んだ。太郎吉にとって相撲こそが、生まれて初めて全力でぶつかれる存在だった。

寛政2年(1730年)。

そして、松江藩預・雷電為右衛門となり迎えた初土俵。雷電が相手の力士を放り投げ、生きる伝説となった。

取組を見ていた、谷風は「ったく、オレぁもしかしたらとんでもねえ怪物を育てちまったのかもしれねぇな」と感じていた。

ただ一撃で相手をなぎ倒す圧倒的な勝利の連続に、かつてでえだらぼっちと呼ばれた少年は江戸を、信濃を、否、飢饉にあえぐ六十余州を照らす雷光となったのだ。だが、その絶頂は長く続かなかった。

雷電が土俵に立ち相手を見ると、相手の力士がビビっていることに気づきかつて「化物」と恐れられたことを思い出してしまう。

取組を終えた雷電に谷風が「てめえ、今日の取組なんでわざと敗けた?」「いいか!?てめぇのやった事ぁ、相撲の神様に唾する」と怒鳴るが、雷電は涙を流していることに気づく。

雷電は「師匠、ワシァ、ちっくい頃から力は弱いもののために使うようにおっかあに言われて育ちました」「なのに、なのに、ワシぁまたー、弱いものイジメをしちまってたみたいです」「でも、ワシにはこれしかねえ」「ワシが故郷のもんを食わしていくためにはこれしかねえんです、相撲しか」と悲しそうに告げていく。

以降、相手を壊さないように、そして、弱いものを傷つけぬために、雷電は最も得意とする技を封じた。鉄砲・張り手・サバ折り・閂、合わせて雷電の「四禁」。それでもなお、雷電は勝ち続け得た金を故郷に送り続けた。最高位大関。21年間の戦績、285戦254勝10敗14預かり2分5勝負無し。勝率9割6分2厘。10敗と2分は全て格下力士。つまり、相手の力士と闘えない理由があったことに由来する。事実上の無敵。ゆえに人はこう呼んだ。「無類力士」。

だが、誰が知ろう。無類力士、雷電為右衛門は引退するまでただの一度も全力を出しきれないまま土俵を去ったのだ。





八咫烏

観戦する谷風は「すまなかったなぁ、太郎吉」「オレらじゃ成長したおまえの全力を受け止められなかった」「見せてやれ、取りたかった本当の無類力士、雷電為右衛門の相撲を」と語っていた。

雷電が「へへ、久しぶりだな」「思う存分、相撲をやるのは」と言うと、シヴァは「何だよおまえ、そんな気持ちいい表情もできんだな」と返していく。

己を、否。相撲を解放する、そう気めた雷電の体は、ごく自然にその動作を始めていた。

時間いっぱい何でもありの中、数ある相撲技から力士・雷電為右衛門が選んだ技。初歩にして奥義、鉄砲。異形の構えから放たれんとする雷電為右衛門のそれは、ヴェルンドの筋肉完全制御によって異質の技へと昇華。

そして、超速筋肉移動により全部力を掌底に込めた。絶壊の一撃。

鉄砲極みの型。曰く、八咫烏。

<<前の話 39話 次の話>>

【終末のワルキューレ】全話ネタバレ一覧【最新話あり】終末のワルキューレのネタバレ記事をこちらにまとめています。終末のワルキューレの今までの話を振り返りたい方はこちらをご活用ください。 終...
▼LINE登録で超お得に漫画を読み放題できる情報を配信中▼
友だち追加

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。