終末のワルキューレ36話のネタバレを掲載しています。36話では、シヴァの腕が破壊された真相が語られる。不利が続くシヴァに神々は「また敗けてしまうかも」と嘆くが、印度の神々たちは一切諦めることはなかった。終末のワルキューレ36話の内容を知りたい方はご覧ください。
終末のワルキューレ36話のネタバレ
1116柱の想い
インドの神々の声援が聞こえると、シヴァは「あいつらの想いも背負ってんだ」「ワリぃけど、ぶっ壊させて貰うぜ?」と構えていく。

が、超大振りのパンチだったため雷電は余裕で躱していく。

アレスが「な、なんだあの大振りなパンチは!?」と驚いていると、ヘルメスは「腕一本潰されて体のバランスが崩れているんですよ」と説明する。雷電が「隙だらけだぜ?」と顔面を殴りつけるが、シヴァは殴り返して雷電をガードごとふっ飛ばしていく。

印度の神たちは「どうた、見たか?重てえ拳だろ!?」「シヴァさんの拳には、1116柱の想い宿ってんだ」と言い放つ。
シヴァがラッシュを浴びせていくと、雷電も頭突き反撃し頭突き合いが始まる。

シヴァは「こんなに熱くなんのは数千年ぶりか」「あの頃を思い出すぜ」「なぁ?ルドラ」とかつての印度神界を思い出す。
シヴァとルドラ
かつて印度神界は数千もの神々が乱立。力のある強神を中心に群雄割拠、千神騒乱。未だ印度を一つにまとめた絶対神は存在しなったのである。

そんな印度神界の田舎にほぼ無名の二柱がいた。シヴァが「ルドラぁ、お前そう毎日毎日修行ばっかしててよく飽きねぇのな?」と声をかけると、暴風神ルドラが「あぁ、少しでも強くなりたいからな」と返す。

シヴァが「ふ〜ん、エライねぇ」「けどさぁ、こういうのも悪くないぜ?」「ホレホレ、ほらルドラお前も踊れ」「頭空っぽにしてよ、楽しいぜ?」と踊りに誘い、ルドラも「ったく、少しだけだぞ?」と踊り出していく。

村神たちが「ル、ルドラ、シヴァ、た、大変だぁあ」「アスラの「殺戮兄弟」が村に」「た、助けてくれ」と助けを求めると、シヴァが「はぁ?またかよ?めんどくせぇなぁ」と面倒臭がるが、ルドラに「まぁ、そう言わず付き合えよ」と言われ、「しょうがねぇなぁ」と引き受ける。

アスラ神族殺戮兄弟兄のシュンバが「村を束ねる土着神はどこズラ」と暴れると、村神が「ア、アタマはいねぇけど、一番ツエーのは暴風神と破壊神だ」と答え、殺戮兄弟弟のニシュンバが「なんだそのバカ丸出しの名前は?」「超だっせぇズラ」と言い放つ。

そこに、「悪かったなぁ、バカまるだしで?」「オレたちが暴風神と破壊神だコラァ!?」「そのブサイク面もっとブサイクにされる前にとっとと帰れや?」とシヴァとルドラが現れる。

シュンバが「なぁにが破壊神ズラ?」「てめぇのスカシ面をぶっ壊してやるズ」と言うが、シヴァは「俺の頭は痛ぇぞ、オラァ!?」と頭突きをかます。

ルドラが「ったく、なんだかんだ言ってお前が一番手が早いんだから」と言うと、シヴァは「どうせやんだ、楽しくおどろうぜ?」と返し、共に暴れていく。喧嘩に明け暮れる日々。シヴァにとってルドラは最高の友であった。

喧嘩が終わり、ルドラが「なぁシヴァ、おまえ将来どうするつもりだ?」と聞くと、シヴァは「ん〜、踊りの王にでもなっかなぁ」「ほら、オレってば根っからのダンサーだし」と答える。ルドラが「おまえらしいな」「な、なぁ、シヴァ」「笑わないで聞いてくれるか?」「俺には夢があるんだ」と語り出すと、シヴァは「夢て」「ゆッ、夢って、おまえ、に、人間かよォ」と大笑いする。

ルドラが頭突きをかまし、真面目に「印度神界の天辺に立ちたい」「試してみてぇんだよ、自分がどれほどの神なのか?」「そして、まだ誰も見たことがない景色、見てみたい」「シヴァ、オレと一緒に往かねえか?」「オレとおまえならどこまでも昇れる、そんな気がするんだ」と語り、シヴァは「しょうがねぇなあ」「おまえは言い出したら聞かねぇし、印度の天辺に興味はねえけど」「ルドラと一緒なら何でも楽しいし」「ま、付き合ってやんよ」と嬉しそうに答えていく。

ルドラが「これからどんな強い奴らが待ってるんだろうな?楽しみだな」と言うと、シヴァは「はぁ、ホントお待って好きだよな」「てかさ、何人倒せば天辺なのよ?」とそんなやり取りをしながら歩き出す。二人の夢の結末をこの時まだ誰も知る由もなかった。

