終末のワルキューレ2話のネタバレを掲載しています。2話では、お互いに生まれながらにして最強だった呂布とトールの闘いが始まっていく。呂布の実力を認めたトールは、必殺技であるトールハンマーを放っていく。終末のワルキューレ2話の内容を知りたい方はご覧ください。
終末のワルキューレ2話のネタバレ
生まれながらにして「最強」
ヘイムダルが「さあ、人類の存亡を賭けたラグナロク」「初戦からスゲぇカードが実現したぜ」「神側先鋒は北欧の最強神、雷の狂戦士トール神」「そして、対する人類先鋒は三国志最強の「英雄」呂布奉先」「これぞまさに最強VS最強」「スタンドのボルテージも最高潮だァ」と会場を煽っていく。

観戦席では「おらぁ、呂布」「神の野郎なんざさっさとひく肉にしちまえよ〜」「神VS人類、最高の酒の肴だぜ、なあ兄者」と張飛が言うと、劉備は「少々解せん、「三国志最強」と言うならば生きながらにして神となったそなたでは?」と言う。

が、関羽は「軍略など総合力で言えばそうかもしれませんが、しかしこと純粋武人として評価するならばこう答えざるをえないでしょう」「三国志の最強は呂布奉先也」と返していく。

関羽が「それにしても呂布軍は相変わらずですな」と言うと、呂布軍軍師の陳宮は「殿、我も皆もここに居りますぞ」「殿が戦場にある時は我らも必ずあるのです」「もう一度我が殿の勇姿をこの眼で見られる日が来るとは、来るとはッ」「感無量」と涙を流していた。

ゲルが「ヒルデ姉さま、呂布は勝てるっスかね?」と聞くと、ブリュンヒルデは「人間が神に勝てるわけない、やはりゲルもそう思いますか?」「きっと今、ここにいる全ての神々もまだそう思っています」「だからこそ勝機が、人間を舐め腐ってるその澄ました顔に一撃ぶち込む好機がある」と返し、ゲルは「姉さまはたまに口が悪くなるなあ」と感じていた。

終末の番人ヘイムダルがその手にせしギャラルホルンを吹く時、ラグナロクが始まる。ヘイムダルが「どれほどどれほど待ちわびたか、こいつを思いっきり吹ける日を」と思い切りギャラルホルンを吹き、第一回戦が開戦となる。

呂布とトールはお互い武器を下げノーガードで歩み寄っていく。

ゼウスが「相手の出方に興味無しか、様子を見るつもりなど全くないようじゃの」と言い、張飛は「ガッハハ、それでこそ呂布だぜ」と笑っていく。ゲルが「姉さまッ、呂布本当に大丈夫なんスかね〜!?」「なんかむしろ呂布が神を舐め腐ってないスか!?」と焦りまくっていると、ブリュンヒルデは「これが「最強」という生き方ですか」と感じていた。
トールと呂布。生まれも育ちも、いや種さえ違う漢たちに、共通項が唯一つ。生まれながらにして「最強」。ただ一撃のもとに、敵を屠ってきた。
トールハンマー
呂布の一撃をトールがハンマーで受け止める。

幾千の戦場を駆け巡り幾万の敵を斃してきた彼らにとって、己の一撃を受けてなお立っていた敵は共に初めてであった。

ヘイムダルが「ご、互角」「力は全くの互角」「とんでもない展開になってきやがったぜー」と実況するが、ゼウスは「人間のくせにやりおるな」「だが、「互角」とは夢を見せすぎじゃろ」「トールの本当の「力」を知らぬ者にのう〜」と言い放つ。
トールの腕が黒くなり電気をまとっていく。

そして、ミョルニルを両手で構えていく。

そのまま倒れるかと思うくらいハンマーを振りかぶる。

オーディンの鳥が「アレをやる気だぞ、トールの野郎面倒になってきたか?」「いえ、そうではない筈」「おそらくは、少しはあの人間を認めてやったと言うことです」「でなければ、たかが人間一人にアレは使わない、「トールハンマー」」と話していく。
アースガルズにて。

太古の昔。アースガルズは高い壁に囲われ、ヨトゥンヘイムの度重なる侵攻を防いでいた。アースガルズの兵士たちが「しっかし退屈だぜ」「隊長〜、俺は巨人をやっつけるために守護天使になったんですよ」「こんな見張りばっかじゃイヤにもなります」「ここちょっと平和すぎませんかね」「バカモノ、その平和を守るのが我ら守護天衛兵団の仕事だ」「全く、実戦経験もないくせにイキがるんじゃないよ」「だから〜、実戦さえ始まりゃ俺だってしっかり仕事するんですって」と話していると、地鳴りが鳴り出し巨人の群れが襲撃してくる。

その年、突如攻勢を強めた霧の巨人軍は、66体にのぼるかつてない大軍でアースガルズに殺到した。
軍神テュールが「退くなよ、門扉を死守せよ」と指示していく。

住人たちは「巨人達の襲撃ってこの壁や門は大丈夫なのかよォ〜?」「大丈夫、守護天使たちが戦ってくれてるんだ」「きっと大丈夫」と話しているが、守護天使たちは「こ、こんな大軍見たことありません」「あとからあとからわいてくる」と巨人の群れに苦戦していた。

守護天使が「安心しな、この門扉は鉄壁さ」「未だかつて破られた事は一度だってねぇんだ」と伝えていくが、超巨大な巨人によって門扉は破られていく。

守護天使が「訓練を思い出せ」「空から攻めれば我らが圧倒的に有利なんだ」と空から攻めようとするが、巨人によって空の守護天使まで捕食される。

そこに、「そこまでだ、巨人共」「ここから先は我ら守護天使騎士団が相手だ」と守護天使騎士団が駆けつけるが、巨人に軽く粉砕されていく。

これまで神々の国への巨人の侵攻はすべて単体によるものだった。「巨人は単独で行動する」、数百年に及ぶ経験がじわじわと神々の慢心を呼び、いつしか防御は手薄になった。巨人はその時を待っていたのだ。アースガルズはまさに、壊滅の危機に瀕していた。

平和の神フォルセティが「城の外まで奴らが、奴らが」「もうおしまいだ、終末の音だ、終末だ」と絶望していると、トールが巨人に向かって歩いていく。

トールが一撃で巨人たちを粉砕していく。

他の誰も彼も容易く破壊される中、トールのみが退屈していた。トール、66体の敵を独力で全滅。

以降、神々はトールの栄誉を語り継ぐ為、「その一撃必殺の技」に称号を与えた。曰く、トールハンマー。

あまりの衝撃に観客たちまで吹き飛ばされそうになる。

ゲルが「あれが、神の本気?」「やっぱり駄目っス、どう考えたって」「ヒトが神に挑もうだなんてデタラメな話だったんス」と考えていると、ブリュンヒルデは「ゲル、立ちなさい」「目を逸らしてはいけません」「しっかりと見るのです、人類と神の歴史が変わる瞬間を」と告げていく。

トールハンマーを放ったはずのトールが斬られていく。

呂布は生きており「お前、なかなかいいぞ」と言い放つ。

陳宮は「見たか、神ども我が殿を」「これが人類最強呂布奉先だ」「我が殿の刃は、天にも届く」と誇らしげだった。

