ヒロアカ291話のネタバレを掲載しています。291話では、荼毘の正体である轟燈矢の過去が明らかになる。燈矢が生きてしかもヴィランになっている事実に思考停止してしまいピンチを迎えるエンデヴァーの元に、ベストジーニストが救援に駆けつける。ヒロアカ291話の内容を知りたい方はご覧ください。
ヒロアカ291話のネタバレ
燈矢の過去
木枯らしが吹き荒んで空気が乾燥していた日だった。昔、エンデヴァーがトレーニングによく使っていた瀬古杜岳で燈矢は焼けて死んだ。

炎は2000℃を超えていたらしく遺体は残らなかった。火災の上昇気流で炭化した骨も粉となって散ったそうだ。辛うじて見つかったのは下顎部の骨が一部だった。
エンデヴァーが「燈矢、どうしたんだその髪の毛」「白くなってる」と言う。第一子の燈矢は氷結を宿しはしなかったが、エンデヴァー以上の火力を宿していた。

熱が籠もるというデメリットを打ち消せる子ではなかったが、エンデヴァーは燈矢をヒーローに育てようとしていた。その一方で、半冷半熱の個性は引き続き望んでいて、妻も「兄弟がいた方が励まし合える」と第二子冬美を産んだ。冬美は冷の個性だけを持っていた。二人とも望んだ個性ではなかったが、当時のエンデヴァーはそれでもまあ良かった。それは、燈矢が確実にエンデヴァー以上の素質を持っていたからである。エンデヴァーは燈矢に野望を託していた。エンデヴァーは「おまえなら俺の行きたかった場所へ行けるハズだと」「俺の悔しさも、嫉妬も、醜い心を全て、全て打ち砕いてくれると」と考えていた。

エンデヴァーが「燈矢は死んだ、許されない嘘だ」と言うが、荼毘は「俺は生きてる」「許されない真実だ、お父さん」「炎熱系の事務所固めてっから俺に疑問すら抱かなかったんだろ」と返す。荼毘が「疑ってんなら血でも皮でも提供するぜ、DNA鑑定すりゃあいい」「まァ、こっちはとっくに済まして公表中だけどな」と言うと、配信されている映像でDNA鑑定の結果が公表される。

映像の荼毘は「九州の戦いで残されたエンデヴァーの血と99.99%一致してます」「それでも捏造を疑われるでしょう」「僕は信じてもらえるよう話すしかありません」「エンデヴァーはその後も母に子を産ませ、4人目にしてご存知の方もいるでしょう、成功作の焦凍が産まれました」「そして、待望の傑作にさえ手を上げています、僕は何度も見てきました」「エンデヴァーは他者を思いやる心なんて持ち合わせてない」「自己顕示に溺れた矮小で独りよがりの精神」「そんな人間がヒーローを名乗っていいと思いますか」と語る。
続けて、「エンデヴァーに連なる者も同様です」「No.2ヒーローのホークス」

スケプティックが「急拵えだが挿入編集バッチリだ、平伏しろ」と言うと、荼毘は「助かるよ」「てめェのカメラで良い画が撮れたんで使わねェ手はねェと思ってさ」「エンデヴァー、こっちは俺からのプレゼントだ」「スパイ野郎のホークスの事も調べて回った」と言う。
映像の荼毘は「彼は僕らに取り入る為にあろうことかヒーローを殺しています」「休養中だったNo.3ベストジーニストを」「暴力が生活の一部になってしまっているから平然と実行できてしまう」「それもそのハズ、彼の父親は連続強盗殺人犯、敵だった」「彼が経歴も本名も隠していたのはその為でした」「彼の父はエンデヴァーに捕まっています」「何の因果かそういう性を持った人間ばかりが寄って集まる」「僕は許せなかった」「後ろ暗い人間性に正義という名の蓋をして、あまつさえヒーローを名乗り人々を欺き続けている」「よく考えてほしい、彼らが守っているのは自分だ」「皆さんは醜い人間の保身と自己肯定の道具にされているだけだ」と語る。
ベストジーニスト復活
見ろやくんの近くにいた者が「見ろやくん、いかんよこれ」「言ったもん勝ちやん」「事実かどうかは後回しでいいんやもん」「敵の言葉とは言え揺れるやろ、こんなん」「ごめん俺も今そうたい、ごめんな」「既に信じられん程被害出とるやん」「見とうけんこそ揺れない方が馬鹿なんやないか!?」と言う。

荼毘が「今日まで元気でいてくれてありがとう、エンデヴァー」と襲いかかってくると、焦凍が「親父、来るぞ親父」「緑谷たちを守ってくれ、俺と先輩で戦う」「頼む動け、守ってくれ、おい」「後にしてくれ」と言うがエンデヴァーは「探したんだ、当時俺は」「おまえが生きてると信じて」と呆然としてしまっていた。

荼毘が赫灼熱拳 プロミネンスーと攻撃を放とうとするが、空からのワイヤーで拘束される。

ベストジーニストが空から現れたのであった。


荼毘≠燈矢にしか思えなかった