キングダム674話のネタバレを掲載しています。674話では、蒙恬から王賁が結婚してすでに子供ができていることを聞かされる。そんな王賁は、桓騎軍に呼ばれ攻めるには最悪の地形である影丘に向かっていたことが明らかになる。キングダム674話の内容を知りたい方はご覧ください。
キングダム674話のネタバレ
王賁の大事件
羌礼が目を覚ますと羌瘣も起きており、「瘣姉、何か嫌な夢を見た」「それと最近変な胸騒ぎがする」と伝えると、羌瘣は「私も同じだ」「だから、昨夜今まで通り強くないといけないと言ったら、二人はずっと強いと言われた」と返していく。

羌瘣が「あれは余計なことを考えたら弱くなると私は言ったけど、そうじゃなくて余計なことを考えても二人はずっと強いってことを言ったのかな、礼?」と聞くと、羌礼は「知らん」「寝呆けてないで私の話を聞け、瘣姉」と返していく。羌瘣が「私は、強いかな、礼」と聞くと、羌礼は「最強じゃ」「それより話を聞け、瘣姉」「夢で識がよくないことがあるって言った」「あれは」と返すが、羌瘣の様子を見て「どうした瘣姉、何か嫌なことでもあったか?」と聞いていく。羌瘣が「んー、いや」「むしろ嬉しいような、不安なような」と答えると、羌礼は「完全に寝呆けておるな」と考えながら「分かった」「もう少し寝てろ瘣姉」「朝飯持って来てやるから」と言うが、羌瘣は「いや、私も行く」と二人で天幕を出ていく。

羌瘣を見た隊員たちが「はー、朝からかわいいなー」「いや、美しい、何か今朝は特に」と話していると、羌瘣はおもむろに剣で髪を切っていく。
飛信隊本陣で河了貂が「ごめんね、朝早くから幹部集合をかけて」「王翦軍と桓騎軍からも伝令が来たんだ、飛信隊も趙の拠点に向けて上がって来いって」と幹部たちに伝えていくと、イメチェンした羌瘣が入って来て一同が驚愕していく。

河了貂が「羌瘣、何かあったの」と聞くと、羌瘣は「え、本当に何となく」と答えていく。崇原が「いいんじゃないか?」「六将も復活し、これからある意味新しい時代が始まる」「飛信隊も気合いを入れ直さないとな」「なー、隊長」と言うと、信は顔を真っ赤にしながら「フッ、そうだな」と返していく。

趙王都邯鄲の喉元に武城と平陽という最後の砦と言われる城がある。王翦・楊端和・桓騎の三軍はこの二城の攻略を目指して侵攻を開始した。当然そうはさせまいと趙は大軍で防衛線を敷いている。王翦軍・桓騎軍の間にいた飛信隊は咸陽からどちらの軍に入れという指示がないまま待機していたが、双方の軍から北上せよと指令がありとりあえず隊は進み出した。

昴が「えっ!?どっちの軍に入って戦うかまだ決まってないの!?」と驚くと、尾平が「声がでけーよ、そうなんだよ」「河了貂が言うには、とりあえず前線に近づいといてどっちかの戦況によって呼ばれるんだろーって」と返していく。慶が「圧倒的に王翦軍の方がいいな」と言うと、尾平も「王翦軍がいいというか、桓騎軍が絶対に嫌だ」と同調していく。

尾平が「一応、河了貂は王翦軍に入るだろうって予想してる」「地形的に王翦軍が武城に向かいやすいからここに力を集結するだろーって」と伝えると、楽華隊を発見していく。

信が「楽華もどっちに呼ばれるか分からねーまま北上か?」と聞くと、蒙恬は「いや、途中までそうだったが今朝王翦軍の方に入るよう伝令が来た」と答えていく。信が「何でお前らだけ」と言うと、蒙恬は「さー、戦況に楽華が必要になったんだろ」と答えていく。信が「飛信隊も王翦将軍のとこじゃねーのかな」と言うと、蒙恬は「ハハ、嫌そーだな、桓騎軍が」と返していく。
蒙恬が「六将はさっそく自由に戦いを展開し出したな」「桓騎軍は特に周囲の隊を巻き込みながら無茶な侵攻をしているそうだ」と伝えると、信が「でも、これって本当に強ェのかよ」「俺らは宙ぶらりんでなかなか集中できねーぞ」と返すが、蒙恬は「こっちが分からないってことは敵はなおさら分からない」「例えば、王翦軍の総力をこれだって確認して戦ってたのに、突然楽華や飛信隊が乱入したら敵は大きく後手に回る」「俺達はもう将軍で楽華も飛信隊も力のある軍だ」「最初から編入させていないのであれば、王翦将軍ら大将はここぞって時に使いたいんだと思うよ」「特に、うちらと玉鳳は優秀だからねー」と説明していく。信が「ってことは玉鳳も北上してんのか?」と聞くと、蒙恬は「ああ、先に前線に行ってるはずだ」「たしか、飛信隊のそのまま前にいると思うよ」と答えていく。
信が「あいつらの方が先に呼ばれてたってことか」「うちらの正面ってことは、玉鳳もまだどちらの軍に入るか決まってねーのか?」と聞くと、蒙恬は「あ、そうだ」「王賁と言えば、聞いたか王賁の大事件」と伝えていく。信が「大事件!?何だ!?」と聞くと、蒙恬は「あ、いや、事件ではないけど」「先日、子供が生まれたって」と答え、信は驚き散らしていく。
桓騎軍の戦場へ
信が「結婚してたのかー!?」と驚くと、蒙恬は「うん、ほら一昨年鄴落として咸陽に戻って将軍になって、また鄴に出陣した時」「楽華と飛信隊は一緒になったけど、玉鳳は一日遅れてただろ」「あれは祝儀を挙げてたんだって」と答えていく。信が「王賁のヤロォが結婚、と子供」「はっ、どうせあんな男のところに来る女はぜってー変な女に決まってる」「あいつに似て笑いもしねーで頭かってー嫌味な奴だ」と返すが、蒙恬は「いや、彩華は柔軟で明るくてやさしくて、おまけにすっごいかわいい女だよ」と伝えていく。

蒙恬が「許嫁だったんだよ、彩華は前から」「俺も二回くらい会ったことがある、いい子だよー」と伝えると、信が「ひょっとして蒙恬、お前もいるとかないよな、許嫁ってのが」と言うと、蒙恬は「いるよ」と返していく。信の驚愕した顔を見て蒙恬が「アハハハ、冗談だよ、いないよ」「俺はまだ一人にしばられるのは勘弁なのだー」「んでも、いつの間にか俺達もそういう年になっちゃったねー」と話していくと、愛閃が「蒙恬様、そろそろ」を声を掛け、蒙恬は「じゃあ、行くよ信」「もし飛信隊も王翦軍に入ったらまた一緒に戦おう」「とりあえず前に行って玉鳳がいたら王賁におめでとーって伝えといてよ」「あと二人とも死なないよーになー」と伝え、その場を後にしていく。
桓騎はこれまでにないほど苛烈な攻めの戦いを見せ始めた。よって敵を多く葬ったが、秦軍の兵の命も激しく散っていった。桓騎の目はその様を笑っているようにも見えた。

侵攻を続ける桓騎軍の行く先に影丘という攻めに適さない険地が出現した。ここに差しかかったところで、桓騎軍の左翼は大苦戦し足が止まった。

河了貂が「最悪の地形だ、この影丘は」と言うと、信が「それでも強引に攻めてんだろ、桓騎のヤロォは」と返し、河了貂は「前からの報告ではそうだ」「こんな場所は絶対に攻めちゃダメなのに」「きっととんでもない数の兵がやられてるよ」と言う。
河了貂の予想通り、影丘に向かった桓騎軍の左翼は迎撃されほぼ壊滅状態となっていた。
そして、飛信隊が玉鳳隊の野営の跡地を発見する。玉鳳隊は桓騎軍の戦場に呼ばれてすでに影丘に出発していた。血にまみれる桓騎の平陽攻略の戦いに王賁は巻き込まれるのである。

