キングダム673話のネタバレを掲載しています。673話では、秦の六大将軍復活を受け、各国が騒然としていく。六大将軍の内三将が趙との戦線に戻ると、さっそく懸念されていた六大将軍の暴走が起こってしまう!?キングダム673話の内容を知りたい方はご覧ください。
キングダム673話のネタバレ
六大将軍復活
秦国六大将軍復活の話は一気に列国に伝わった。
魏の王都大梁。

玻璃が「同盟しているとはいえ二年半でまたぶつかりますからね」「その時、中華はどうなっていることか」「ねー、呉鳳明さん」と言うと、呉鳳明は「その時までに魏も版図を広げておくまでだ」「私は再び什虎に入る」「三万持って行くぞ玻璃」と返していく。
韓の王都新鄭では、「あの秦六将が復活と」「秦め、いよいよ本気で中華を取りにくる腹だぞ」「ええィ落ちつけ、あれは制度だ」「白起ら悪鬼が蘇ったわけではない」「いや、今いる蒙武や王翦はかつての六将にひけをとらぬ」「そ奴らが再び戦争の自由を持って暴れ回るということだ」「だからどうした、白起らの時でさえこの韓は揺らいでおらぬ」「いや、十分やられたぞ」と騒ぎになっていた。
将軍の洛亜完は「魏が秦と結び我らの背の支えは趙のみとなっている今、楚を味方につけておくべきかと」と進言していく。

王安王が「うむ、儂らは儂らのやり方で軍補強を進めるしかない」というと、張宰相は「いかにも」「楚をうまく後ろ盾につけることができれば秦とて容易に手は出せなくなりましょう」と返していく。

「しかし、あの媧燐は相当なクセ者、受けますか?」「むしろ癇に障り使者は殺されるのでは」と騒ぐが、張が「大丈夫だ」「使者として張印将軍に行ってもらう」「将軍は合従軍の時大将代理としてあの媧燐と席を並べて接している」と伝えていく。

斉の王都臨淄では、「大王様、秦六将復活の話はこの臨淄市内でも民の噂になり騒いでおります」「早くも魏が動きました」「あの呉鳳明が再び什虎に向かった模様」「韓の朝廷も何やら騒がしくしていると」と騒いでいると、王建王が「中華の熱が上がっていくな、秦王よ」と呟く。

燕の王都薊で、「うろたえるな白起らとは違う」「しかも、六将と言いつつ五人ではないか」「そこだ、単に頭数を揃えたわけではなく、かつての六将に見合う者達が選ばれている」「王翦は白起並みの軍師、蒙武に関しては恐らく王齕以上の剛将だ」「焦るな、秦と燕は東西の端」「秦は中華で争っているうちに疲弊する」「我らはその後戦えばよいのだ」と騒いでいると、燕王の今王喜が「北部のオルドを呼び戻せ」「夷狄共を吸収し再び膨れ上がったころだ」「それと燕丹をこの薊に呼べ」「丹は趙で人質だった幼少期、同じく人質だった嬴政と顔見知りだったそうだ」「嬴政について丹に話を聞く」と言い放つ。

楚の王都郢では、バミュウが「騒ぎすぎでしょう」「六将制度と言えど、その武将が急に変わるわけではないし、蒙武は力馬鹿のままの蒙武でしょ」と言うが、媧燐は「武将は変わらなくても戦い方が変わるんだよ」「より早く、より自由に」と告げていく。

「媧燐様、韓から張印という使者が来ております」と連絡が入ると、媧燐は「知らねー、待たしとけ」と返していく。
李園が「六将の利点は分かるが、人を信用しない私としては危険な制度だと思うが」と言うと、媧燐は「ああ、六将は正に諸刃の剣だ」「自由は強くもするが、しっかり手綱を締めとかねェと下手すりゃ内から崩壊する」「それでもやるっつーんだから、秦はいよいよ本気で潰しに出たってことだ」と説明していく。李園が「最初の国はやはり」と言うと、媧燐は「ああ、趙だ」「滅ぼすか滅ぼされるかの戦いを始めるつもりだな」と言う。
趙の王都邯鄲で、「六将復活の話でこの邯鄲の民まで動揺しています」「そんなもの逆に奮わせればよい」「今こそ長平の恨みを現六将に返すとか触れ回って」「それより軍だ、必ず侵攻して来るぞ、どこをぶ厚くすればよい」と騒いでいると、宰相の郭開が「とっ、とにかく武城と平陽を」と言うが、「そこはもう強化が進んでおります」「今はもっと前線の方を」と返されてしまう。

遷改め幽繆王は静観していた。

趙の青歌では、カイネが「李牧様、ここでしたか」「聞かれましたか、秦六将の話」「邯鄲の公孫龍将軍から知らせが王宮が動揺していると」と言うと、李牧は「秦王はもう後戻りはしないつもりです」「いよいよ始まりますよ、カイネ」「中華統一の是・非を問う戦いが」「非は即ち、秦の滅亡にすらつながります」と返していく。カイネが「しかし、李牧様なしで趙は対処出来るのでしょうか」と言うと、李牧は「信じるしかありません」「現趙軍総司令扈輒大将軍の力」を告げていく。
六大将軍の暴走
五人の大将軍のうち三人が再び対趙国の前線に戻った。それまでと変わらぬ配置ではあったが、明らかに漂う空気はこれまではと一変していた。

飛信隊野営地で、羌瘣が信の隣の席に座る。

羌瘣が「信、何か感じないか」「何かずっと、胸騒ぎがする」「六将の話を聞いて、そして三将が戻ってからより一層強くなった」「趙側の空気も変わった」「嫌な胸騒ぎだ」「きっとこれから、よくないことが起こる」と言うと、信は「そう感じるのか」と返していく。羌瘣が「ああ」「信、こういう時こそ私達は強くあらないといけない」と返すと、信は「俺達は強いだろ、ずっと」と伝えていく。
飲み過ぎで寝ていた仲間たちが目を覚まし、「よし、久々に羌瘣と初陣の話で飲もー」と再び飲み直し始める。

新六将となった王翦・楊端和・桓騎の三将は再び趙攻略の侵攻に出た。戦争の自由を得た軍の威力は即座に発揮され、前線を大いに押し込み趙・扈輒軍の本体を激しくぶつかり出す。しかし、そこで早くも懸念されていた六大将軍の暴走が起きてしまう。

