キングダム664話のネタバレを掲載しています。664話では、羌瘣の妹分である羌礼が飛信隊に加わり戦いに参加することになる。が、羌礼は制御できるような人間ではなく、殺戮を楽しむ飛信隊には向かない人間であることが明らかになる！？
キングダム664話のネタバレ
羌礼
羌瘣は「龐煖」「いや違う、この気配は幽連」と飛び起き、天幕から飛び出していく。すると、羌礼が「おー、瘣姉」「久しぶりじゃのォ」と声をかけてくる。
そこに信や河了貂たちも集まってくる。「本当に羌瘣副長の格好にそっくりだ」「格好だけじゃないぞ、森の戦いで一人で百人近く倒したらしいぞ」と周りが騒いでいると、羌瘣が「礼、何でここにいる」「どうやって来た」「いや、どうやって村を出て来た、礼」「識はどうした！？」と聞き、羌礼は「何を寝ぼけたことを言っている瘣姉」「我ら蚩尤族の世界から外へ出られるのは勝ち残った者だけという掟であろうが」「おっと、掟を破って外に出た奴もちらほらいるか」と返し、羌瘣は「まかさ礼」「お前、祭を」と返す。
信が「どけっ、どいつだ羌瘣の仲間ってのは」と近づいてくると、羌礼は「羌瘣の妹分の羌礼だ」「今日から飛信隊に入ってやる」「適当に使えばいい、お前らの百人分くらいは働いてやるよ」と答えていく。が、飛信隊の中では「羌瘣の身内か何か知らねーが調子に乗るんじゃねェ」「隊に入れるかどうかはこっちが決めんだよ」「いいんじゃねぇのか？」「羌瘣並の強さだったんだろ尾平？」「本当ならこんな幸運はねェ」「冗談はやめろ」「勝手にうちの戦場に入って来て剣を振り回して、あげく隊に入ってやるが通用すると思っているのか」と意見が分かれていた。
羌瘣が「礼、お前本当に何をしにここへ来たんだ」と聞くと、羌礼は「だから瘣姉の力になろうと思ってはるばる一人で旅して来たんだよ」「そんなに邪険にしなくてもいいだろ？」と返していく。羌瘣が「本気で入りたいのか、飛信隊に」と聞くと、羌礼は「うん、そっちも得だろ？」「今日だって私がいなけりゃそこの出っ歯男達は死んでたし」と答えていく。羌瘣は「だったら大人しく私の天幕で待っていろ」「お前を入隊させるかどうか話し合ってくる」と言い、信と河了貂を連れ3人で話をしていく。
人の闇の頂に立つ蚩尤
羌礼はいったん羌瘣の部隊で預かることになり、数日隊に同行させ順応できるなら入隊させるということになったが、竜有隊の元に羌礼が突如姿を現す。
竜有が「何だお前、何でここにいる」「羌瘣隊の持ち場はずっと左だぞ」と言うと、羌礼は「こっちの方が敵が多いだろーが」「気づかないのか、この隊の正面にものすごい数の気配が迫って来てるぞ」「何をのん気に隠れてる」「先手を打たないと呑み込まれるぞ」と返す。竜有が「これは作戦なんだ」「十分に敵を引きつけて一斉に迎撃に出る」「横の崇原もその奥の沛浪も同じように足並そろえて伏兵やってんだ」と言うが、羌礼は「まどろっこしーよ」と一人で突っ走っていく。
羌礼が突っ込んだことで竜有隊も突撃せざるを得なくなる。崇原隊にも竜有隊が突っ込んだことが伝わり、左の沛浪に作戦変更の伝令を送っていく。結果、中央の崇原隊、さらに左の沛浪隊が後手を踏み大苦戦となった。が、作戦を乱した竜有隊は羌礼が敵を斬って回るため隊自体は戦いやすく、その場を制圧していった。
結局、竜有隊が崇原隊の援軍に回り中央も制圧。森の中の歩兵戦は飛信隊が逆転勝利を収めた。
竜有が「すまねェ沛浪」「うちが作戦通り動かなかったからとばっちりがそっちに」と言うと、沛浪は「勝ったからいい」「それに原因は聞いてる」「お前が謝ることじゃねェ」「あの羌礼って奴、今日も相当数を斬ったと聞いたがそんなすげェのか実施」と返し、竜有が「ああそうだな、本当に羌瘣並の強さだ」と答えていく。沛浪が「だがいくら腕が立つと言っても作戦外のことやられちゃあ周りが危うくなる」と言うと、竜有は「今崇原が直接説教してるとこだ」「だけどな沛浪」「そもそもあの小娘には覚えさせるとか説教とかやる意味ねーかもしれねェ」「あのガキ今日、本気で殺しを楽しんでるように見えた」「一度見ただけだからよくは分かんねーが」「もし本当にそんなクソヤロォなら絶対に飛信隊に置いとくわけにはいかねェ」と返していく。
翌日、再び森の中で歩兵戦が繰り広げられ、趙軍は前日の倍の歩兵を森に投入してきた。崇原が「正念場だ、敵の増援はこれが最後だ」「今日勝利して森を抜けるぞ」と士気を高めると、羌礼が前に現れる。「どけ羌礼、俺達のジャマすんなてめェ」と言うと、羌礼は「ジャマァ？」「ぬるいこと言ってんなよ、クソが」「どいつもこいつも苛つくって言ってんだよ」「本物の血の狂宴を味わえよ、お前ら」「嗚呼、白凰」「血が逆巻く」「ああ、識、そうだよ」「私達こそが火の闇の頂きに立つ蚩尤だ」と敵を斬りまくる。
