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【キングダム】660話のネタバレ【満羽の過去が悲劇的すぎる】

キングダム660話のネタバレを掲載しています。660話では、満羽の悲劇的な過去が明らかになる。そして、すべてを話した寿胡王は自ら首を差し出していく。キングダム660話の内容を知りたい方はご覧ください。

キングダム660話のネタバレ

満羽の過去

寿胡王は「秦将騰よ、お前は先程儂らには他と違う何かがあると言った」「だがそれは間違いだ」「逆に儂らは何も持っていない、全てを失った」「そして満羽と千斗雲、あの二人は失った上にさらに」と話し始める。

十二年前、満羽は小国汨の大将軍、千斗雲は小国暦の大将軍で、 汨・暦は共に楚の侵略に抗い続ける小国の雄であった。

四方を楚に取り囲まれながら両国が落ちなかったのは満羽と千斗雲がいたからだった。二人は楚軍に勝ち続けた。勝ち続けたが、両軍共に疲弊していた。満羽が城に戻るが、満羽軍同様汨の民も疲弊しきっていた。その中で満羽は人気があり、汨軍の精神の支えであった。

が、汨王の袁公が「もはや限界だ、満羽よ」「儂も民もこの汨はもうこれ以上楚と戦い続けることはできぬ」「楚に降ろうと思う」と伝える。満羽は「王よ、ご再考を」「この国が楚に降服すれば一部の有力者を除いてほとんどの者が財を奪われ生きることに窮します」「半年前、楚に降った「圭」という国では民の半分が奴隷になったと」「半分がです」「そんなことは絶対にこの満羽がさせませぬ」と言う。

袁公の側近が「王は今のまま続けてもこの汨に先はないとおっしゃっているのだ」と言うと、満羽の部下が「手はあります」「同じく奮戦している暦国と手を組み共同戦線を敷くのです」「あそこには猛将の千斗雲がいます」「満羽様と千斗雲が組めば楚軍など」と返すが、側近が「ならん、暦国と我々は元より仇敵同士」「歴国と同盟するなど楚に降るより許せぬわ」と返す。満羽は「暦との盟はともかく、この満羽が楚の暴威は防ぎまする」「故に楚へ降るという話はご再考を、王よ」と伝える。

王や大臣たちと満羽ら軍部の間には溝が生まれ深まっていた。それでも満羽軍は汨国の民のために楚軍と戦い続けた。そうしたある日、満羽軍が遠地で戦っている間に汨国は城門を開き、楚に降服した。

満羽たちは帰る場所を、守るべきものをなくした。満羽軍は投降しなかったので彷徨いながら楚軍と戦い続けた。すべてを無くして呆然と戦う満羽はそれでもなお強かった。何日も何十日も戦い続けた満羽は、最後にあるものを見た。それは祖国汨にいた若者の死体だった。

満羽たちは知らぬうちに汨国の人間を含んだ楚軍と戦っていた。気づかぬうちに汨国の民だった者たちの敵となっており、それを殲滅していた。そして、それまでの満羽が満羽の中で死んでしまった。

愚かさの先

寿胡王が「時同じくして千斗雲も同じような境遇に陥り壊れた」「しぶとい両国それぞれに楚が離間の策をしかけたのであろう」「とにかく二人はそこで楚に降服した」「儂も玄右も似たり寄ったりだ」「国を失い根無し草となり軍を率いて彷徨っていた」「そうして春申君が我ら四人に什虎城を与えそこを根城とさせた」「心は壊れても戦は強い」「重要拠点をただ守らせるだけならうってつけと思ったのだろう」「放っておいても何をしでかすか分からぬ厄介者でもあったからのォ」と説明すると、騰は「それが不落の什虎の正体か」と返す。

録嗚未が「俺らが完勝したがな」と言うと、寿胡王は「それは満羽に変化が生じたからだ」と返す。寿胡王は「儂はこう見えて荀子の下で学んだ儒学者でもある」と言うと、騰が「性悪説の荀子か」と言い、寿胡王が「いかにも」「人は生まれながらに善か、悪か」「かつては性善説と性悪説の研究が面白かった」「だが止めた」「軍師として戦場に出るようになって机上の空想がバカバカしくなったからだ」「戦いがあり、勝者があり、敗者があり、無力なる者達の犠牲があり、そこは善と悪が交錯する」「それを二分できるはずもなく、二分する意味もない」「儂はただこう思う、人は愚かだと」と言う。

騰が「何が言いたい」と言うと、寿胡王は「満羽は全てに虚しくなり、輝いていた奴の心は虚無の底で死んだ」「それを儂は何よりも悲劇だと感じておる」「そして、その悲劇は悲劇のままで終わると思っていたが、変化が生じた」「どうやらその変化を生んだのは蒙武、お前だ」「細かいことは儂にも分からん」「ただ、満羽が蒙武に何か通ずるものを感じたのは間違いなかろう」「見た感じ自分から話す男でもなさそうだ」と答える。秦の兵士が「そういえば満羽は戦いの最中、蒙武様が背負っているものがどうのこうのと」と言うと、寿胡王は「よい、天が導くなら二人はまたいずれ相見えるだろう」「儂は満羽に、悲劇の先に、何かあることを願うばかりだ」「人の愚かさの先に何かがあることをな」と返す。録嗚未が「何だこのじじィの話はっ」と言うと、寿胡王は「そうだな」「少々、学者気取りがすぎたな」「さァ、もういいぞ首をはねろ」「満羽のことは語った」「その結末を見届けるのはお前達に任せる」と言う。

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