鬼滅の刃82話のネタバレを掲載しています。82話では、ヒノカミ神楽を使いこなす炭治郎が堕姫を追い詰めるが、ついに命の限界を超えてしまう。動けなくなった炭治郎の危機に現れたのは、怒りに燃える禰豆子だった!?鬼滅の刃82話の内容を知りたい方はご覧ください。
鬼滅の刃82話のネタバレ
二つの限界
堕姫の頚が斬れず、炭治郎は「柔らかいんだ、柔らかすぎて斬れない」「しなって斬撃を緩やかにされた」と考えていた。堕姫は一度距離を取り、「逃がさないわよ、醜い糞餓鬼」と帯で攻撃していく。

炭治郎は「帯が増えた、十三本」「避けるとまた被害が広がるかもしれない」「でもなんだろう?すごく遅いな」と考え、すべて受け切っていく。

堕姫は「斬らせないから今度は」「さっきアタシの頚に触れたのは偶然よ」と言うが、炭治郎は鎬で受け流し帯を一ヶ所に集め刀で突き刺していく。

堕姫は「それで止めたつもり!?」「弾き飛ばしてやる」と言うが、炭治郎は帯を引っ張っていく。堕姫は「帯を張ってしならせずに斬る気か」「まばたきする間に伸ばせるのよ」「そんな一瞬でこれだけの距離をどうにかできるわけ」と考えるが、炭治郎は一瞬で距離を詰め帯を斬っていく。

堕姫はあまりの速さに目がついていなかった。炭治郎は「単純なことだ」「しなるよりも尚速く刀を振り抜いて斬ればいい」「今度はいける、斬れる」と考えるが、花子の「お兄ちゃん、息をして、お願い」という声を聞く。

炭治郎は突如むせて動けなくなっていた。

人間には二つの限界がある。「体力の限界」を迎えると人は苦しくて動けなくなる。目から血を流すほどの強い怒りで苦しみや痛みを忘れ動けたとしても次に来るのは「命の限界」。当然ながらこれを超えると人は死ぬ。炭治郎は今それを超えかけた。この限界値を一秒でも伸ばし、鬼と渡り合うために人は幾星霜幾星霜血反吐を吐くような努力をしているのだ。怒りという感情だけで勝てるのならば、もうこの世に鬼は存在していないだろう。
禰豆子の怒り
堕姫が「惨めよね、人間っていうのは本当に」「どれだけ必死でも所詮この程度だもの、気の毒になってくる」と言うと、炭治郎は「咳が止まらない、苦しい、息が」「とっくに俺は体力の限界を超えていたんだ」「目の前が真っ暗だ」「自分の心臓の音しか聞こえない」と感じていた。堕姫が「お返しにアンタも頚を斬ってやるわよ」と炭治郎に襲いかかろうとするが、突如禰豆子の蹴りを喰らう。

禰豆子が怒りの表情を見せる。

禰豆子の記憶が揺さぶられる。堕姫は上弦で、鬼舞辻の血の濃度が今まで禰豆子が遭遇したどの鬼よりも高かった。堕姫の顔面が吹き飛び、「よくもやったわね、アンタ」「そう、アンタ、アンタなのね」「あの方が言ってたのはアンタなのね」と言い放つ。

人間には限界がある。では鬼なら?禰豆子は?その激しい怒りが無限に体を突き動かす。敵の肉体がこの世から消えて無くなるまで。

