ジョジョ第6部10話のネタバレを掲載しています。10話では、徐倫のスタンド「ストーン・フリー」の能力が明らかになる。徐倫は謎の少年を発見し、少年から謎のことを聞かされる!?ジョジョ第6部10話の内容を知りたい方はこちらをご覧ください。
ジョジョ第6部10話のネタバレ
たかが1ドル
「ストーン・フリー」。糸の形の時は遠い距離まで行ける。でも、パワーは弱くダメージも受けやすい。立体になり固まればパワーも集中して強くなる、しかし逆に距離はせいぜい2m。この「ストーン・フリー」で鉄格子は破れるか?いや、それは不可能だった。コインを砕き削る程度はできる。
ペンダントの「石」が引き出した「精神のエネルギー」。「脱獄」か、それは可能だろうか?まず把握しなくては、刑務所全体を。

ある女囚に「ねえ、ちょっと、あんた?」「ねえってば、あんた」「そこのあんたよ、聞こえてる?」「こんな所で言うのなんなんだけど実は困ってるのよ」「通話が切れそうなのよ、電話にお金を入れないとコレクトコールじゃないし」「部屋に取りに行けばあるんだけど小銭持ってたら貸してくれない?」「1ドルあれば助かるわ、家族とひさしぶりの話なのよ」と言われると、徐倫は「1ドル」「ええ、いいわよ」とお金を貸すことにした。

電話が空いたので徐倫が電話を使おうとすると、「おいどけっ、てめー」「何やってんだ、割り込むなッ、コラ」「あたしの番だぜ」と割り込まれる。

徐倫が「ちょっと待ってよ、今の長電話のヤツの後を30分も並んで待ってたのはあたしよ」「あんたこそ今並んでなかった」と言うが、女囚に「バーカ、新入りか?」「ここの電話は全て予約制だ」「囚人みんなが電話をしたがっている」「しかも、いくらかけようと自由ってんなら混雑が出来るのはあたり前だろ」と告げられた。徐倫が「予約?そんなの聞いてないわッ」と声を荒げるが、「じゃあこれから覚えとけ、ちなみに通常一ヶ月待ちだけどね」と言われてしまう。徐倫が「一ヶ月ーッ!?」「ひとり何分の通話時間ならどうして一ヶ月も待つ事になるのよッ」とツッコむと、女囚が「そこが刑務所の七不思議」と返し、「ねえあんた、その順番売ってくんない?」とお金を受け取ると「そしてこれが七不思議の原因」と告げた。

徐倫が「電話したい、声を聞きたい、ママの声を」「泣きたくなってきた」と感じていると、「あたしよ、ごきげんいかがー?」とグェスが声をかけてくる。

グェスが「ねー、そーゆー風にあたしを嫌いにならないで」「あんたの家来になるって誓ったじゃない、全てあんたの言う事をきくし、ベッドもあんたが下」「それにあんたがすごく心配だから忠告しに来たのよ」「誤解しないでちょっと聞いて」「今さあ徐倫、あんたすごくマズイ事やっちまったんだよ」「今ブロンドの女に「1ドル」貸したろ?」「あれすぐに返してもらった方がいい、いや今返してもらわないと絶対にヤバイ」と告げると、徐倫が「何言ってんだ?返してもらうに決まってんじゃん、たかが1ドルよ」と返すが、グェスは「あっ、あ〜、今「たかが」って言った」「それだよそれ、そのたかが1ドルって気持ち」「いい?よく聞いて徐倫」「この「水族館」じゃ囚人同士で金品を貸したり借りたりする事は絶対にやっちゃあいけない事だ、そのたかが1ドルだろうと」「もしあんたがあの金髪からそのたかが1ドルを取り立てる事ができなかったならどうなると思う?」「あいつみたいになる」と伝えていった。

グェスが「噂はこの水族館の囚人全員に広まる」「徐倫って新入りは貸したたったの1ドルぽっちも「取り立てる事ができなかった」「自分たちも借りに行こう」「ちょっと脅せばまた貸してくれるさ」」「そしてたかられるんだ、あいつのように」「次から次、毎日だぜ」「カネがなくなりゃ体も心までもたかられ続ける、地獄ってやつはあーゆー事を言うんじゃあないのか」と続けると、徐倫が「おい待てよ、大げさだな」と返すが、グェスは「そうですか徐倫、あいつも最初はたったの1ドルだった」「それに見てよ、金髪だ」「自分の房に入ってまた出て来たけど、あんたの所に戻って来るつもりはないみたいだ」「本当、あんたのために忠告しているんだ」と伝えてあげた。
面会人
図書室にて。徐倫が金を貸した女に声をかける。

徐倫が「電話の所でのことなんだけど、すぐ返すって言ったわよね」「その、あれ、どうなったのかなと思って」と言うと、女は「ああ〜、もちろんよ、1ドル」「忘れるわけないわ、電話の小銭よね」「しっかりとここに覚えてるン、ここ」「もちろんあとで返すわ」と返した。徐倫が「部屋に戻ればあるって言ったわよね」「戻ったんでしょ、今ある?」と追及すると、女は「うるせェェッぞ、グダグダとォーッ」「あとで返すってのは今持ってねェーってことだろォォガァーッ」「守銭奴かッ、てめえはよォォォォォ〜っ」とブチギレる。

女が「それよりあんた、もう10ドル貸してくんないかなぁ〜」「そうすりゃあシャバのダチに電話できてカネ持って来てもらえるからさあ」「な、持ってんだろ、貸してよ10ドル」とさらにせびると、徐倫は何も言わずトイレに向かっていった。

そして、徐倫はストーン・フリーの糸で薬を女に盛っていった。

女が「な、なんか悪い物口に入れたかな」と腹を下すと、大急ぎでトイレに向かおうとするが、トイレは徐倫が占領していた。

女が「な、なんで急に腹が!?間に合わねえ」「わ、わかったッ、返すよッ」「1ドルだっけ?わかったってッ」「ここにあるからすぐ出て来てくれッ」と叫ぶが、徐倫は「返す?それはあとでなんでしょっ」「本当遠りょしないでゆっくりでいいよ」と返した。女が「かっ、買うッ」「わ、わかったッ、売ってくれッ」「そのトイレの順番売ってくれェェェ〜」「5、いや、10ドル出すッ、売ってくれェェ」と告げると、徐倫が「今確かに言ったよね、OK、10ドル」「あんたに売ったッ」とトイレから出てきた。

徐倫が鉄格子の向こうを見ると野球ボールを追う少年の姿を見た。

野球少年は「明日の昼、あなたに面会人が来る」「でも会ってはいけないよ、「その人」に」「会ってはいけないんだ、絶対」と告げていった。

