アニメ映画の中でも絶大な人気を誇るジブリ作品。ジブリ作品は、今までにいくつもの映画が制作されており人気の作品が多くあります。そこで、ジブリファン300人にアンケートをした上で、歴代ジブリ作品のリアルな人気ランキングを作成してみました。今まで公開されたジブリ映画の中で、どの作品が一番人気か気になる方はぜひご覧ください。
ファン300人に聞いた歴代ジブリ作品のリアルな人気ランキング
21位 海がきこえる 0票
月刊アニメージュに連載された氷室冴子の小説が原作でスタジオジブリがアニメ化させた作品。高知の高校を卒業して東京の大学に進学した拓と、拓の親友の松野、自由奔放な転入生の里伽子の淡い三角関係を描いた青春ラブストーリーとなっている。ジブリ作品としてはイマイチ知名度がなく、今回のランキングでも残念ながら0票という結果に終わってしまった。
21位 ギブリーズ episode2 0票
ジブリっぽくないテイストの短編アニメオムニバス。1作目はテレビで放送され、2作目のエピソード2は猫の恩返しの同時上映で放映された。まあ、猫の恩返しのおまけ作品感は否めないのでw、獲得票数が0票なのはうなずけます。
21位 かぐや姫の物語 0票
日本古典「竹取物語」を原作にしつつも、オリジナルの展開や登場人物も加わっており、竹取物語をベースにしながらもちゃんと別作品に仕上がっている。高畑監督の前作「ホーホケキョ となりの山田くん」と同じく画面全体が水彩スケッチ画風であり、最新のデジタル技術で紙に描いた絵がそのまま動いているようなアナログ風のアニメーションに作られている。最近のジブリ映画はあまり人気がないようで、比較的新しいかぐや姫の物語も残念ながら0票という結果になってしまった。
21位 レッドタートル ある島の物語 0票
ジブリ初の外国人であるマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが監督に起用されたジブリ作品。全編セリフなしのサイレント映画という歴代ジブリの中でもかなり異色の作品となっている。無人島に漂着した男とそこに突然現れた女との交流が描かれる。カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門賞を受賞したり、アカデミー賞にもノミネートされていたりと専門家からの評価は高いが、サイレント映画だったこともあってか興行的にはまったく振るわず、今回のランキングでも獲得票数は0だった。
19位 ゲド戦記 1票
SF・ファンタジー界で伝説的存在であるアーシュラ・K・ル=グウィンのファンタジー小説が原作の作品。ナルニア国物語・指輪物語と並んで「世界三大ファンタジー小説」と評されている。世界のバランスが崩れ、生きるものすべてが「自分」を見失いつつある世界が物語の舞台。自らが生み出した闇に怯えて父を殺した青年アレンと顔にあざをもつ少女テルーが、偉大な魔法使いハイタカに導かれ、2人は悪の魔法使いクモに立ち向かっていく。
19位 思い出のマーニー 1票
ジョーン・ロビンソンの児童文学作品が原作のジブリ作品。心を閉ざした少女、杏奈の前に金髪の少女マーニーが現れる。ちなみに現代日本の北海道の道東地方が物語の舞台。他の作品同様、最近のジブリ作品はシリーズファンからの人気はあまりないみたいですね。
18位 ホーホケキョ となりの山田くん 2票
朝日新聞の4コマ漫画を元に制作されたかなりゆるめのジブリ作品。団地に住む山田家のほのぼのとした日常が描かれています。ジブリが20億円以上かけてアニメ化した作品ですが、興行的には振るわず赤字に終わってしまいました。こちらのランキングでも2票止まりと、シリーズファンからの人気はあまり良くないようですね。
17位 風立ちぬ 3票
宮崎駿の軍用機と平和への思い入れが込められた集大成的作品。宮崎駿作品としては紅の豚と並んで大人向けに作られている。時は大正時代。飛行機乗りを夢見る少年堀越次郎は夢の中に現れたイタリアのカプローニに導かれ、飛行機設計技師を目指す。日本が軍国主義の拡大、そして亡国へと向かう時代をよそに夢の飛行機を作ろうと試行錯誤を続けていく。ジブリ作品の中でも大人向けの作品が好きな人は、この作品は気にいると思います。
15位 おもひでぽろぽろ 4票
岡本螢・刀根夕子による漫画をアニメ化したジブリ作品。舞台となった1982年の山形県山形市高瀬地区の様子や仙山線高瀬駅などがかなりリアルに描かれている。この地域を知っている人にはたまらない作品となっているでしょうね。
15位 猫の恩返し 4票
実は「耳をすませばの主人公、月島雫が描いた物語」という作品。女子高生の吉岡ハルは、ある日車に轢かれそうになった猫を助けるが、その猫の正体は猫の国の王子ルーンだった。そこから、主人公のハルが猫の国に連れ去られていき物語は始まっていく。個人的にすごい好きだった作品で、何度もリピートした記憶がありますね。
12位 平成狸合戦ぽんぽこ 5票
狸の正吉を中心とした群像劇で、開発が進むニュータウンを舞台に、その一帯の狸が長らく忘れていた化学を使って人間に対して抵抗を試みる様子が描かれた作品。ジブリ作品で初めてCGが使われた作品で、初の実写使用作品でもある。アヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを獲得し、専門家からも評価されている。登場キャラクターが可愛い狸なので、ほんわかとした雰囲気ではあるが、なかなかにメッセージ性の強い作品となっているせいかテレビで放送される機会が少なく、そのせいで知名度が低く人気が伸びていないのかもしれません。
12位 借りぐらしのアリエッティ 5票
メアリー・ノートンの床下の小人たちが原作のジブリ作品。小人の少女アリエッティは人間のものを借りながら屋敷の床下で両親と暮らしていたが、病気療養のために引っ越してきた人間の少年、翔に姿を見られてしまう。そして、アリエッティと翔の2人きりの秘密の交流が始まる。
12位 コクリコ坂から 5票
コクリコ坂からは、もともと1980年に講談社「なかよし」で約8ヶ月掲載された少女漫画で、2011年夏にジブリがアニメ映画化した。舞台は1963年の横浜。舞台が横浜となっているので、横浜周辺に住んでいる人にはぜひ観てほしい一本となっています。
11位 崖の上のポニョ 6票
ハウルの動く城以来となる宮崎駿監督作品。「人間になりたい」と願うさかなの子ポニョと5歳児の少年、宗介2人の物語。ストーリーには起承転結がなく、宮崎駿のイマジネーションを優先した構成となっている。
10位 火垂るの墓 8票
1945年の兵庫県神戸市近郊を舞台に、神戸空襲で母を亡くした幼い兄妹が終戦前後の混乱の中を必死で生きようとするも、思い叶わず悲劇的な死を迎えていく姿を作者の体験を交えながら描かれた作品。第58回直木賞を受賞。ストーリー・テーマ・映像表現どれも非常にヘビーになので、トラウマになっている人も少なくない。
8位 紅の豚 12票
世界大恐慌時のイタリア・アドリア海を舞台に、飛行艇を乗り回す海賊ならぬ空中海賊「空賊」の荒くれ者たちと、それを相手に賞金稼ぎで生きるブタの飛行艇乗りの物語。「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ」のセリフはこの映画を観たことがない人でも知っている名ゼリフでしょう。
8位 耳をすませば 12票
柊あおいによる漫画作品をアニメ化した作品。青春ドラマとしてなかなか評価が高く、それだけに異性に縁がなかった人にとってはきつい作品と言われており、「火垂るの墓とは別の意味でトラウマになる」として有名なジブリ作品。
7位 ハウルの動く城 13票
ダイアナ・ウィン・ジョーンズによるファンタジー小説「魔法使いハウルと火の悪魔」が原作のジブリ作品。196億円という興行収入を叩き出し、2004年と2005年の興行成績第1位を記録。アニー賞やアカデミー賞にもノミネートされ、歴代ジブリ作品の中でもかなり成功した作品となっている。荒地の魔女に呪いをかけられて老婆にされたソフィーが、魔法使いのハウルの巨大な動く城で過ごしていく過程が描かれる物語。
6位 もののけ姫 16票
ロングラン上映がされたこともあり、興行的に非常に成功した作品で、20世紀の日本映画歴代興行収入第1位に輝いた作品。複雑な人間模様、多くの人々の死や人体破壊描写、ヒトと自然の共存や差別問題などなど、多くの重たいテーマが描かれた作品で、今までのジブリ作品とは一風変わった雰囲気の作品に仕上がっている。
5位 魔女の宅急便 21票
角野栄子作で母の友に連載された原作をアニメ映画化された作品。意外かもしれないが、この作品が興行的に初めて成功したジブリ映画となる。他の宮崎作品に比べてキャラクターの描かれ方などが異なるのは、もともと片渕須直が脚本を書いたため。
4位 風の谷のナウシカ 23票
宮崎駿の漫画作品がアニメ化された作品。公開当時から高い人気を獲得し、宮崎駿の名を世に知らしめるきっかけとなった。戦いに旅立ったナウシカと仲間たちは、大国の争いに巻き込まれながら世界の真実を目の当たりにし、未来を生きるための戦いと真実に挑んでいく。
3位 千と千尋の神隠し 47票
興行収入308億円、観客動員数2350万人と本国内の映画興行成績歴代1位の記録を持つ歴史的作品。作品としての評価も高く、アカデミー賞の長編アニメーション賞ベルリン国際映画祭の金熊賞をはじめ、様々な賞を獲得した。主人公の荻野千尋が八百万の神々が集う湯屋「油屋」で働くようになり、そこでの様々な出会いや千尋の成長が描かれる作品。ジブリ好きでなくても一度は観たことがあるのではないでしょうか??
2位 となりのトトロ 53票
母親の療養のために田舎に引っ越してきた草壁一家のサツキとメイと不思議な生物トトロとの交流を描いた作品。興行成績は意外にも振るわなかったものの、このランキングでも2位に選ばれているようにファンからの人気は高い。TVで放送されると毎度高い視聴率を獲得することからも、シリーズファンから愛されている作品だとわかります。
1位 天空の城ラピュタ 58票
スタジオジブリ作品として制作された初めての作品。当時流行っていたロボット・SFアニメに対するアンチテーゼとして「子供向けのマンガ映画の復活」を掲げて企画された。ただ、アニメブーム全盛の1980年代中頃において、単なる「古臭いアニメ」と評されてしまい、意外にも興行的には振るっていない。このランキングでも1位に選ばれていることからもわかるように、ジブリファンにもっとも愛されている作品と言える。
まとめ
以上、ジブリファン300人に聞く歴代ジブリ作品のリアルな人気ランキングでした。ジブリ作品はどれも人気なので、どの作品がNo.1かは本当に人によって意見が分かれるところですよね。あなたが一番好きなジブリ作品があれば、ぜひコメント欄で教えてください。ちなみに私が一番好きな作品はハウルの動く城です。