国民的RPGであるファイナルファンタジー、通称FF。その9作目であるFF9のレビューをしてみました。
FF9は「原点回帰」をテーマに作られた作品で、FF6以降の近代的世界観から以前の中世的世界観に戻った作品です。そのため、昔のFF作品が好きだった人に特に評価されていますね。FF9の面白い点やイマイチな点をまとめているので、FF9がどんな作品なのか気になる方はご参考ください。
FF9をリアルに評価
面白い点
原点回帰がテーマのファイナルファンタジー
FF9のテーマは「原点回帰」。FF6〜8にかけて機械文明などの近代的世界観が取り入れられてきましたが、FF9はかつての中世的ファンタジーの世界観に戻りました。なので、「1〜4の雰囲気が好きだった」という人にはガッツリハマる作風となっています。絵本のような柔らかみを帯びたファンタジー的世界観で、近代的作風のFF作品とはまったく違う作風のゲームとなっています。近代的機械がゴリゴリに登場するFFもかっこよくて良いんですが、昔のFFもやってきてる人にとってはこのファンタジー感がたまらないんですよね。昔からFFをやってきてる人は確実にカタルシスを感じれて楽しめる作品だと思います。
ゲームシステムがシンプルに
また、「原点回帰」は作風だけではなく、ゲームシステムにも取り入れられています。特に前作のFF8はゲームシステムがかなり複雑になり、賛否両論の声がありました。実際、イマイチシステムが理解できず、「FF8って面白くないな」という感想を持っている人も少なくないのではないでしょうか??

本作ではそんな不評の声に反省してか、ゲームシステムも非常にシンプルなものに改変されいています。武器を装備してアビリティポイントを溜め、アビリティを習得するという誰でも理解しやすいシンプルなもの。そのため、前作のシステムに馴染めなかったユーザーでも楽しめるようになりました。
キャラクター人気が高い
FF9はキャラクターの人気が非常に高い作品でもあります。それは登場キャラクターが悲劇的な運命を背負っていたり、自身の境遇や生き様に悩んだりしている姿が描かれているからでしょう。仲間を信じることの大切さを印象づける名イベントが用意されており、そういった印象に残る名シーンがあるのもFF9が人気の理由の一つだと思います。また、エンディングでジタンが言う「誰かを助けるのに理由がいるかい?」というセリフは、FF屈指の名言と評されており、FF9のエンディングはまじで必見です。
イマイチな点
ぽっと出感が強すぎるラスボス
FF9の悪い点でよく言われるのがラスボスのぽっと出感。因縁の相手と相討ちのような形で戦闘が終わったかと思いきや、いきなり「人間は心の底では滅びを望んでいる」「世界を滅ぼすのが私の使命」的なことを語り出して唐突に登場してくる。これまでの話に関わってきているわけでもなければ、戦闘前後で素性に触れられることもないので、「あいつっていったいなんだったの??」感が半端じゃない。普通に因縁の相手をラスボスに据えればよかったと思うのに、いったいなぜあいつをラスボスにしてしまったのだろうか。
戦闘のテンポが悪い
戦闘のテンポが悪いのもFF9の悪い点としてよく挙げられる。まずロード時間が長く、戦闘に入るまでが長い。また、技や魔法、召喚獣、トランスの演出も長いので、一回の戦闘時間が長くなりがちになってしまう。このように、戦闘でストレスを感じやすくなってしまっているのが残念なポイントである。
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