ブルーピリオド

【ブルーピリオド】51話のネタバレ【八虎がフジのノーマークスに加入】

ブルーピリオド51話のネタバレを掲載しています。51話では、八虎がフジのノーマークスというアート集団の存在を知る。フジの言葉を聞いた八虎は感銘を受けてしまう!?ブルーピリオド51話の内容を知りたい方はご覧ください。

ブルーピリオド51話のネタバレ

ノーマークス

フジがシャワーを浴びていく。

部屋の学生たちを見て八虎が「マルチ、宗教、ルームシェア、大学生」と怪しさを感じていると、「八虎くん、マルチとか新興宗教だと思ってる?」と聞かれる。

八虎が「いや、全然思ってな」と返そうとすると、「よく間違えられるらしいからね」と言われる。八虎が「あ、やっぱそうなんすね、参っちゃいますよね」と返すと、「ご近所との付き合い方考え直さなきゃですかねえ」「こんにちは、ノーマークス代表不二桐緒です」「名前を教えてくれませんか?」と不二が声をかけてくる。

八虎が「矢口八虎です」「数字の8に動物の虎っす」と挨拶すると、不二は「うわあ、素敵なお名前」「末広がりの八に勇敢で豪傑な虎」「反面、「山月記」では自尊心の怪物としても描かれる虎」「たくましく欲深く美しい」「矢口八虎、やぐちやとら」「創作者にふさわしい素敵な名前」と語っていく。

すると、「フジ〜」「服濡れるからちゃんと乾かしてっていつも言ってんのにー」と女がタオルで不二の頭を拭き、不二は「ごめんなさい鷹田くん、怒らないで」と返す。

男が「つか、いい加減作業はじめよーぜ」「明後日に間に合わなくなる」と言うと、不二も「うん、やりましょうか」と作業を開始させた。

八虎が「あれ、俺今展示の手伝いしてるんすよね?」と聞くと、「んー、正確にはノーマークスが月一でやってるアートイベントだね」と伝えられる。八虎が「すみません、えーっと、そもそもノーマークスってなんですか?」と聞くと、久山が「ああ矢口くん、「アートコレクティブ」ってわかる?」「理念とか持ってアートとか芸術運動をするグループのことだね」「ここはその一つ、ノーマークス」と説明した。

鉢呂が「八雲ー、宝塚記念、あれ?」「すごいね、ノーマークス特集されてるよ」と声をかけると、八雲が「ノーマークスは反権威主義芸術集団だな」「この場合のケンイは金持ち、政治家、美大藝大だな」「藝大に入るには金がいる」「私立だと年間200万、予備校だけでも年間30万以上かかる」「地方だと情報が入ってこないブラックボックス化された世界だ」「地方とかネットがあっても回りに詳しい人がいないしなあ」「美術に限った話じゃねーけど、人種・ジェンダー・金銭面で有利不利が出てくるわけ」「ノーマークスは誰でも出入り自由な場所」「貧乏も落ちこぼれも、アート好きなら誰でも大歓迎ってスタイルだ」「しかも代表の不二桐緒は一回読んだほんの内容を一字一句忘れないらしい」「大学に飽き飽きしてるやつからしたらとんでもなく魅力的な場所に写ると思うぜ」と説明した。

久山が「最近フジさんが光って見えるんだよね」「大学では教授の目ばっか気にしてたけど、でもアートってそういうものじゃないじゃん、本当は」「僕フジさんに会ってからちゃんとアートが好きになれた気がする、カリスマだよあの人は」と嬉しそうに話すと、八虎は不二のほうをちらっと見た。

0時を回りようやく作業が終了となる。

八虎が「腰いってー、久々に動いたら体ばきばき」「俺もそろそろ」と考えていると、不二が「八虎くん終電大丈夫?」「ごめん、この時計10分遅れてるんだけど」と伝える。

八虎が「泊まりかあ〜、明日授業何限からだっけ、だる」と風呂を借りていた。

八虎が「すみません、お風呂いただきました」と風呂から上がると、「はい着替え、使ったタオルは洗濯機にどうぞ」と鷹田が着替えを渡してくれる。八虎が「鷹田さんだっけ?」「この人ツンツンしててちょっと怖」と感じていると、鷹田が「あのさ、さっきから気になってたんだけど、ま、マゲンダー好きなの?そのスマホケース」と尋ねる。八虎が「え、鷹田さんマゲンダー見て」と返すと、鷹田は「先週は神回だった」「あたしさあ、コウガからダイバーシリーズハマったんだけど、マゲンダーは女性ウケ狙ったとか言われてるけどさ、普通にケントとハルトのやりとりアツいよね」と食いつき、八虎も「うわ、めっちゃわかります」と共感する。

八虎が「結局、クールに見えてケントって一番実直で」とテンションを上げると鷹田の腹が鳴り、鷹田は「ううあ〜」「忘れてた、あたしカレーできたって呼びにきたの」と恥ずかしがる。

「フリークス名物、那須ちゃんのナスカレーだよ〜ん」とカレーが用意されていた。

八虎はあまりの旨さに感動していた。

八虎は「なんか、俺昔からここに住んでるみたいにみんな優しすぎるなあ」「あ、明日の授業何限からだっけ?」と考えながら眠りについた。

八虎が「人ん家だとどうしても早く目覚めるな」と目を覚ます。「この辺どれでも読んでいいって言われたな、授業までまだ時間あるし」と本を手に取りソファに腰掛けるが、そこには不二が寝ており下にしてしまう。



選ばれしモノの特権じゃないはずでしょう?

八虎は「不二桐緒、久山さんも如月さんもこの人に絶大な信頼を寄せてるみたいだけど、正直あの人たちがいうほどすごい人に見えないんだよなあ」と感じていた。

八虎が「にしてもマジですごい画集の量だわ」と感じながら「これ全部フジさんのすか?」と聞くと、フジは「みなさんが持ってきてくださるやつも結構ありますよ、ここではギフトって呼んでます」「ノーマークスは出入り自由、寝泊まり自由、代わりに何か一つ置いていくこと、それがこのルールなんですよ」と説明する。八虎が「いやそれ宗教」と考えていると、フジが「宗教みたいだって思いました?」「ノーマークスはビジネスじゃないので、金銭以外なら恋愛・情、人の欲望や目的を担保に関係性が構築されてしまいますからね」「そう見えるのも仕方ないんですよね」と説明を続けた。

八虎が「そういえば展示場所にDJブーストかすごいっすね」「なんか美術館とかみてるとイメージわかないっすね、作品の前で飲んで騒いでってするんすか?」と聞くと、フジは「はい、私美術館が少し煩わしいもので」「八虎くんはお好きですか?美術館で作品見るのはわからなくて難しいと思いませんか?」と聞く。八虎が「思ったことは、まあありますけど高校生の頃とかっすよ」と答えると、フジは「私、むしろそれは普通のことと思うのですよ」「だって、メガネも壁紙も八虎くんが友人から頂いた絵だって、真っ白な場所で「これはありがたいものです」って展示されてたら変じゃないですか?」「美術作品はしかるべき状況でこそしかるべき役割を発揮する」「逆に、美術館に置かれてるだけでなんとなく「ありがたいもの」になってしまう」「それっていささか不気味だと思うわけです」と見解を述べ、鷹田が「美術館は作品とじっくり向き合うには適してるんですけど」「てか、そもそも美術館は美術作品を文化保存する場所だから」と口を挟む。八虎が「すみません、フジさんのいう美術作品の「しかるべき状況」と「しかるべき役割」って例えばどういう」と聞くと、鷹田が「あー、そっからね」とやや呆れ、フジは「うん」「これは私の見解ですが、アートは歴史という物語の挿絵です」「だから、美術史は歴史を読むともっと面白くなるんです」「例えば、神話や聖書の一場面を描いた宗教画は識字率の低い人々への布教アイテムとして、例えば肖像画は王族や貴族が自分がどれだけ素晴らしいのかのポートレイトとして、例えば風景画はその場所の記念写真として」「しかし、時代が変わるとカメラが登場した、そこで芸術家たちはアートならではの表現を追求したわけですね」「見えたモノをそのまま描くのではなく、鑑賞者の目や頭の中で完成する印象派やキュビスムが登場する」「そこから発展して制作過程やコンセプトを重視したコセプチュアルアートなど、芸術そものを問う芸術が登場した」と説明していく。

フジが「美術というのは字を読める人が少なかった時代のメディアとしてとても優秀でした」「しかし、今はみんなが時を読めるだけでなく、カメラというそのまま目の前のものを記録できるツールまである」「そこで現代には現代にしかできないメディアや表現が登場するわけです、それも王様や権力者のものではなく私たちの身近に」「美術館は本来王宮でしか見れない作品や何億もする作品を見れるのはありがたいですが、私は美術はありがたいものじゃなくて、私たちの日常の大事な一部でいて欲しいです、すごい人が描いたからすごい絵なんじゃなくてね」「だって美術はもう、選ばれしモノの特権じゃないはずでしょう?」「さて、最初の質問に戻りますが、展示とパーティーを一緒にするのはそういった理由もあるわけです」と伝えると、八虎は「や、役割か、考えたこともなかった」と気づかされ、「今までコンセプトがどうとか技術がどうとか、そんなことばっか考えてたんすけど、そっか」「ただ美術だけが存在するんじゃなくて、人の歴史の上に美術があるんだから当たり前か」と理解していった。それを聞いたフジが「なんか可愛い人だなー、八虎くん」「君と話してると楽しいですね、八虎くん」「また来たくなったらいつでも来て、鍵はたぶんあいてるから」と伝え、八虎は「なんか、この人と話してると自分がシンプルな存在になれたような気がする」と感じていた。





夢みたいだ

藍沢が「きねみちゃん元気ないねぇ」と声をかけると、きねみは「次の課題頭使うからー、綾乃ちゃんは元気そうだね」と返し、藍沢は「ドローイング課題は2度とやりたくない」と上機嫌だった。

八虎が「如月さん、久山さん、こないだありがとうございました」と礼を言うと、如月が「いやあ、こっちがありがとうだよ」「ごめんね、知らない人ばっかで緊張し」と返そうとするが、八虎は「あー、あの、今日のイベント俺も行っていいすか?」と頼み、八虎はイベントに参加させてもらう。

八虎が「やべえ、誰も知らねー」と感じていると、如月が「あ、八虎くん」「このイベントを楽しむだけじゃだめ、うちら繋がり作りに来てるから」「このイベント有名人結構くるし、今のうちに繋がりつくっとけばなにかと有利じゃん、八虎くんも紹介したげる」「あっ、松野さーん」「こないだはどうもです、この子藝大の油画なんですよー」「この人は松野さん、「アートノススメ」でノーマークス特集書いたのも松野さんなんだよ」と松野を紹介する。

如月が「そういえばフジさんは?」と聞くと、久山が「あそこで俳優の人と話してるね」と教え、八虎は「あー、フジさんのまわり列こそないけど、距離とりながら話すタイミング伺ってるな、さすが人気者」と感じていた。

八虎は「すごいキラキラしてて、みんな優しくて、なんかすごい人とも喋ることができて、夢みたいだ」「起きたら何も覚えてない夢」「飲み会って次の日心死んでるか死んでないかで自分がほんとに楽しんでたかわかるけど、たぶんこれ死んでるな」と感じていた。

八虎が「つか俺、意外とウェイなノリになればなるほど冷静になっちゃうんだな」「如月さんも久山さんも繋がり作りに行っちゃったし、フジさんに挨拶だけでもしたかったけど無理だなこれ」「カレー食って帰るか」と考えていると、いきなりフジが隣に現れる。

八虎が「いやここ外、いいんですか戻らなくて」と言うと、フジが「あそこ苦手なので」と返す。八虎が「いや主催者」とツッコむと、フジは「私もともと耳が弱いんですよ」と返した。

八虎が「フジさん、こないだの話なんですけど」と声をかけると、フジの刈り上げが見え、八虎が「かっ、刈り上げ」と驚く。

フジが「触ってみます?」と言い、八虎は「うわああ、なんかダメなことしてる気分」と恥ずかしくなってしまう。

フジが「そういえば如月さんから聞いたんですが、八虎くん藝大生だったんですね」「作品が見てみたいです」「あ、写真ないんでしたっけ?」と言うと、八虎は「あー、実はあります」「でも俺、マジで落ちこぼれで美大生とか言えない感じで」と言いながらスマホを渡す。写真を見たフジが「八虎くん、この人だったんですね」「だってこれ、去年の1年油画の進級制作ですよね?」「公開講評だったので行きましたよ、そうかあ」「とても自信喪失してるんだと感じたのを覚えてます、これをみた時」「賢いけれど完全な理論派ではなく、体に枚数かけて覚えさせるパワータイプっぽい絵なのに、絵がすこしこじんまりしてる印象だし、技術に頼っていたりして」「これ1枚では完全に判断はできませんが、人物とそれを取り巻くモノを大事にしていて、ああ、エミール・ノルデとかデ・クーニンの表面をなぞってる感じがする、そうそうこの人の絵」「美大での抽象的な講評より具体的な体験の方が伸びるタイプだと思ったんですよね」「そっかぁ、八虎くんだったんですね」と伝えると、八虎は「「最近、フジさんが光って見えるんだよね」」と久山が言っていたことを思い出し、フジが光って見えてきてしまう。

八虎が「いまマジで嬉しいっす」「なんかあの55人の中で印象に残ってると思ってなくて」と感激すると、フジは「55人?」「いいえ、もっと多いです」「私年間200ほどの展示見に行くので」「その中の覚えてる1枚でしたよ」と答えた。

世田介は「矢口さん、最近学校で見かけないな」と感じていた。

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