進撃の巨人

【進撃の巨人】97話のネタバレ【負傷兵の正体がエレンだったことが明らかに】

進撃の巨人97話のネタバレを掲載しています。97話では、ファルコが声をかけた負傷兵がエレンだったことが明らかになる。そして、タイバー家の当主ヴィリーが、マガトと手を組むことになる!?進撃の巨人97話の内容を知りたい方はご覧ください。

進撃の巨人97話のネタバレ

自殺

アニはケニーを尾けていた。

が、尾行はバレており、アニが曲がり角を曲がった際に逆に背後を取られてしまう。

アニが「私は旅籠で生まれた」「そこで働く母から一度しか会ったことのない父親の話を聞かされて育ったから、私には一目でわかって」「今日やっと会えた」と言うが、ケニーは「そりゃ感動的だな」「パパにハグしてほしけりゃまず両手を上げろ」と返す。アニが「絶対に無いと言いきれるの?」と聞くと、ケニーは「妹に誓ってねぇな」「そいつは俺が一番笑えねぇ類いの冗談だ」と返す。アニは「ひどいよパパ」と言いながら、ケニーに蹴りを浴びせようとする。

蹴りは躱されてしまうが、その隙にアニは逃走し、下水道に逃げていく。

ベルトルトの寝相を見て、コニーが「今日も凄いな」「この足の感じだと今日は「雪」か?」と言う。

ライナーが「今日はいつにも増して殺気立ってるな、エレン」と言うと、ジャンが「昨日の訓練を引きずってんだよ」「ありゃ無様だった」「勝手にてめぇのワイヤーに絡まって死にかけてたんだからよ」と言う。エレンが「巨人からケツまいて逃げる訓練してる奴の方が無様だ」「腰抜け馬面逃げ野郎」と言うと、ジャンが「あぁ、お前は勇敢にも巨人に突撃し、ワイヤーに絡まって死ぬ」「そして巨人に爆笑される、それがお前の人生だ」と返すと、喧嘩になりそうだったのでライナーが止めていく。

その様子をアニが見ており、ライナーとベルトルトに「あんた達が友達と遊び疲れてぐっすり眠る頃、私は王都のドブの中を這い回った」「黒いコートの男は他の連中と違う、実力者だ」「危うく捕まりかけた」「顔を見られたかもしれない」「中央憲兵に入ったところであいつがいたんじゃ、もう限界」「私達が今まで集めた壁の情報を持ってマーレに帰ろう」「あれからもう5年が経とうとしている」「どんな情報でも歓迎してくれるよ」と言うが、ライナーが「本当にそう思っているか?」「この5年の成果を持ち帰れば、マーレは失望するだろう」と返す。アニが「じゃあ何?」「他にどうしろっての?」と聞くと、ライナーは「ウォール・ローゼを破壊する」「「不戦の契り」があるにしろ無いにしろ、「始祖の巨人」を炙り出す手段はもう他に無いだろう」「俺達訓練兵のトロスト区滞在期間中に調査兵団が壁外調査で出払う日だ」「壁内は混乱を極め俺達訓練兵も現場に駆り出される」「そこで俺達が姿を消し、死体が見つからなくても誰も生きてるなんて思わない」「その後、王都になだれ込む」「状況次第じゃ兵士を続けてもいいし、10番以内になりそうなら訓練兵の卒業を待って内地の憲兵になってもいい」「要は壁の王の動きに合わせて動きやすい位置に就くんだ」と答えていく。アニが「あんたらの友達は大勢死ぬね、全員死ぬかも」と言うが、ライナーは「何度も言ってるだろ」「奴らは友達じゃない」「俺達とは違う、エルディアの悪魔だ」「だが信頼を得るのは損じゃない」「むしろ孤立するお前の態度の方があからさまでー」と説明するが、アニに「吐きそう」「それ以上、顔を近付けないでくれる?」と返される。

ライナーが「疲れたろ」「いつもお前にばかり負担をかけてすまないと思っている」「今日はもうこの辺にしておこう」と解散すると、ベルトルトは「ずっと同じ夢を見るんだ」「開拓地で首を吊ったおじさんの夢だ」「何で首をくくる前、僕達にあんな話したんだろうって」と伝えていく。

ライナーは訓練中のエレンに声をかけていく。

エレンが「ライナー、どうやったらそうなれる」「お前やミカサみたいになるには、どうやったら」「このままじゃ、ジャンの言う通りだ」「オレは何にも果たせねぇまま終わっちまう」と言うと、ライナーは「ただ、やるべきことをやる」「ただ進み続ける、それしかねぇだろ」と伝える。エレンが「あぁ、そうだよな」「進み続けるしかねぇよな」と言うと、ライナーは「巨人を一匹残らず駆逐するんだろ?」「お前ならやれる」と返していく。

ライナーはライフルで自殺しようとしていた。

引き金を引きそうになったところで、「クソ、このままじゃ、ダメだ」というファルコの声が聞こえたことで引くのをやめる。

ライナーは「そうだ、俺にはまだ、あいつらが」とつぶやいていく。





へーロスに

ファルコは「このままじゃダメだ」「ガビが「」を継ぐ」「オレがこのままじゃ」とつぶやきながら病院に着く。

ファルコが病院に足を運ぶと、ファルコが先日声をかけた負傷兵が「この間は世話になったな」と声をかけてくる。

ファルコが「経過は順調みたいですね」「会話できるくらい回復して」と言うと、負傷兵は「まぁな」「ここに心的外傷の治療に来てるが、オレのは嘘だ」「記憶障害で家まで帰れないってことにしてるが、本当は家に帰りたくないだけだ」「今は家族と顔を合わせづらくてな」「病院の人に言うか?」と返す。ファルコが「いえ、そんなことはしませんよ」と答えると、負傷兵は「怪我しているな」「マーレの戦士になるための訓練か」と言う。ファルコは「えぇ、でもオレは戦士になれません」「同じ候補生に優秀な奴がいてオレの出番はなさそうです」と返すと、負傷兵は「そうか、それはよかった」と返す。ファルコが「え?」と言うと、負傷兵は「君はいい奴だから、長生きしてくれるなら嬉しいよ」と返していく。ファルコが「でも、オレはそいつを戦士にさせたくなくて」と言うと、負傷兵は「それはどうして?」と聞くが、「その優秀な候補生は、女の子か?」と続ける。ファルコが「このレベリオじゃ有名な奴ですよ」「既に戦争で活躍したくらいで誰だって次の「鎧」はあいつがいいって言うはず」「でも、オレは力が無いから」「オレは何にもできないまま終わるんだ」と言うと、負傷兵は「オレは、この施設に来て毎日思う」「何でこんなことになったんだろうって」「心も体も蝕まれ、徹底的に自由は奪われ、自分自身をも失う」「こんなことになるなんて知っていれば、誰も戦場になんか行かないだろう」「でも、皆「何か」に背中を押されて地獄に足を突っ込むんだ」「大抵その「何か」は自分の意志じゃない」「他人や環境に強制されて仕方なくだ」「ただし、自分で自分の背中を押した奴の見る地獄は別だ」「その地獄の先にある何かを見ている」「それは希望かもしれないし、さらなる地獄かもしれない」「それはわからない、進み続けた者にしかわからない」と返していく。

ライナーはファルコに出会い、「ファルコ、こんな時間にどこに行く?」と言うと、ファルコは興奮しながら「忘れ物をしたんでこれから本部に戻るところです」「失礼します」と走っていく。

マガトが「オイ、何の騒ぎだ?」と聞くと、部下が「タイバー家御一行が来訪されました」と答える。

マガトが扉をノックし部屋に入ると、タイバー家当主ヴィリーが出迎えていく。

ヴィリーが「結成当初より戦士隊を束ねるあなたなら、一族の誰が「戦鎚の巨人」か見抜けましたかな?」と聞くと、マガトは「いいえ、見当もつきません」「本当にここレベリオにお越しになっているのかさえも」と答える。ヴィリーが「話に聞いた通り思慮深い」「我々は殆ど姿を見せない」「「戦鎚」の正体を明かしているのはマーレ上層部でも一部の者だけだからな」と言うと、マガトは「その一部の者に含まれるであろう本部の主人は、上からの命令で今朝本部を飛び出して行きました」「とても珍しいことです」「なので今、私が主人の代わりに貴方と話している」「これは貴方の御一行が突然お越しになった理由と無関係なのでしょうか?」と返す。ヴィリーは「ここに来た理由は、へーロスの像を見に来たんだ」「100年前、人間でありながら大地の悪魔を撃ち破り、世界を救ったマーレの誇る英雄へーロスの勇姿を」と伝えていく。

ヴィリーが「見事だった」「勇ましく、美しく、傷一つ無い」「まさにマーレの魂そのものだ」と言うと、マガトは「えぇ、まさしく」「銅像の中は空洞ですし」と返す。ヴィリーが「隊長殿は手厳しいな」「噂では、マーレ人の徴兵制復活を働きかけているとか」と言うと、マガトは「マーレ人の戦争とは新聞の活字にみ存在します」「字を読むだけで領土が広がるのだから楽でいい」「鉄砲玉を浴びるのが手懐けた悪魔の末裔ならなおのこといい」「実際マーレ人に弾が耳の横をかすめる音を聞かせたところで、マーレは自壊するまで戦争への歩みを止めないでしょうが」「もしマーレを裏から操る者がいるなら言ってやりたい、とうに手遅れだと」と返していく。

ヴィリーが「本当に容赦が無いな、隊長」「立つ瀬が無い」「お察しの通りマーレという国はタイバー家の権限下にある」「だがマーレが軍国主義の道を歩んだのはあくまでマーレが選んだことだ」「我々はマーレへの贖罪として自由と力を与えた、我々の先代がな」と言うと、マガトは「見てきたかのように仰いますな」と返す。ヴィリーは「見てきたよ、「戦鎚の巨人」と共に記憶を紡いできた」「それがタイバー家の務めだ」「我々はただ見ていた、エルディア人を檻に入れ、マーレに好き放題やらせるのを」「その結果、エルディアもマーレも闇夜に投げ出された」「その責任はタイバー家にある」「巨人の力は時代に遅れをとり、パラディ島からは不穏な動きがある」「我々は来る「祭事」において世界にすべてを明かすつもりだ」「そこにすべての望みを懸ける」「英雄像を見に来たのは嘘ではない」「マーレには再びへーロスが必要なのだ」「テオ・マガト、今一度この手を握ってくれまいか?」と手を差し出していく。

ファルコは負傷兵から「手紙を送りたいんだがこの収容区からじゃ中身を確認されるだろ?」「それだとオレが仮病だってバレちゃうから、収容区の外のポストに投函してほしいんだ」「オレがここに無事にいるって家族に伝えたいだけなんだ」と手紙を託されており、ファルコは手紙をポストに投函するのであった。

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