進撃の巨人87話のネタバレを掲載しています。87話では、グリシャが楽園送りにされ、ダイナをはじめ、復権派の仲間が巨人にされていくのを目の当たりにする。グリシャも壁から突き落とされそうになるが、フクロウに助けられ、フクロウが巨人の継承者であることが明らかになる。進撃の巨人87話の内容を知りたい方はご覧ください。
進撃の巨人87話のネタバレ
楽園送り
グリシャは「気付いた時にはすべてが遅かった」「私は知っていたはずだ、親が子を自らの思想に染め上げる罪深さを」「なぜあの時の自分と重ねることができなかったのか」「「王家の血を引く子」でも「エルディア復権の希望」でもなく、ジーク自身と向き合ったことが一度でもあっただろうか」「何にせよジークは、我が子を危険に晒す親を見限り、自らと祖父祖母の安全を選んだ」「愚かな両親をマーレに差し出すことと引き換えに」と考えながら、楽園送りにされていく。

グリシャは「答えろ、「フクロウ」は誰だ!?」と拷問されていた。グリシャが「だから、俺達は誰も知らないんだ」と答えると、「それは残念だ、もう1本いこう」と指を切り落とされていく。そこに「どうだ、何かわかったか?」マーレ当局の人間が現れるが、「フクロウの正体がまだです」「まったくフクロウは恐ろしい奴です」「我々当局の内部にいながらエルディア復権派を組織していたなんて」「さらには、マーレの戦士にスパイのガキを忍ばせて、パラディ島の「始祖の巨人」を奪い、マーレの巨人兵力を無力化する計画まで立てていたとは」「同時に「始祖の巨人」の力を引き合いに、東のマーレ敵対国に支援と亡命を呼びかける所まで進めていたようです」「こいつのガキの密告がなければ危ない所でしたよ」。と答えていく。

「船の時間だ、楽園に行くぞ」と言われ、船に乗せられたグリシャは「見たことのある顔だった」「私は蒸気船の中で必死に記憶を辿った」「これから待ち受ける過酷な運命から逃避するかのように」と考えていると、パラディ島に到着していく。

グリシャが「ここが」と言うと、マーレ当局の男に「そうだ、ここがエルディア人反逆者の流刑地パラディ島、楽園との境界線だ」「お前達は国家反逆罪によりここで終身刑となる、知性の無い「無垢の巨人」となってな」「人を感知し、人を追跡し、人を食らう」「ただそれだけを死ぬまで繰り返す」「だが問題は死ぬ術が殆ど無いということだ」と答えていく。グリシャが「俺は、あんたと会ったことがある」「子供の頃に」と言うと、当局の男は「覚えていたか」と返し、グリシャは「あの日のことを、忘れるものか」と言う。
「頼む、殺してくれ」「いやだ、巨人はいやだ」とグライスが連れられてくる。

グライスが「グリシャか!?」「オイ!?どうなってる、何でジークが俺達を密告するんだ!?」「オイ、何とか言えよ」「お前の息子だろ!?」「どういう躾をしたら親を売るガキに育つんだ!?」「お前に問題があったんじゃないのか!?」「お前は調子がいいだけの役立たずだったな」「お前にすべてを託したのが間違いだったんだ」「復権派も、ダイナも」「何とか言えよ」と言うと、グリシャは「すまない」と謝っていく。そこに、マーレ当局の男が近づき、「活きのいいのがいるな」「お前は自由だ」と壁の上から突き落としていく。

下は砂丘で30m上から落ちても簡単に死なないようになっており、突き落としたグロス曹長が「北に真っ直ぐ走れ、運が良かったら壁まで辿り着けるぞ」と伝えていき、グライスは壁の方に走っていく別のマーレ当局の男が「「無垢の巨人」は海に近付かないようなってはいるが、こうしておくとこれから生み出す巨人共があいつに引かれてさっさといなくなる」「この方が作業がやりやすい」と説明していく。グリシャがグロス曹長を見ると、「こいつ、間違いない」「妹を殺した当局の男」と考えていた。

復権派の人間たちに注射が刺されて壁の上から突き落とされ、巨人に変えられていく。

巨人たちがグライスを追いかけていくので、グリシャは「みんなあぁ、やめろおぉぉ」「グライスだ、わからないのか!?」と叫んでいく。グロスが「おいクルーガー、早くそいつも巨人にしろ、うるさくてかなわんぞ」と言うと、クルーガーは「イヤ、こいつにはまだ尋問したいことがある」「先に進めてくれ」と返していく。そこに、ダイナが連れられてくる。

ダイナを見たグリシャが「なぜここに?伝わってないのか?」「俺は、洗いざらい全部話したぞ」「お前らマーレにとっても彼女は重要なはずだ」「彼女は王家の血を」と言うが、クルーガーに「黙れ」と封じられる。

グリシャは「なぜだ!?俺はこいつの部下に言ったぞ!?」「まさか、こいつが揉み消したのか!?」と考えていた。ダイナが注射を刺されると、「グリシャ、私は、どんな姿になってもあなたを探し出すから」と言い、壁の上から落とされ巨人に変えられていく。
俺がフクロウだ
ものすごい声を上げてエレンが目を覚ます。

エレンが「ここは?私はなぜ」と言うと、アルミンが「エレン落ち着いて、ここは懲罰房でエレンとミカサは兵規違反のお務め中だよ」と答えていく。ミカサが「泣いてるのエレン?」と言うと、エレンは「なんかすっげー長い夢を見ていた気がするんだけど」「いや、夢じゃねぇ、記憶だ」「あの本に書かれていたことはやっぱり本当だったんだ」「今、親父の記憶と繋がった」「あの巨人、お前だったんだな、ダイナ」と答えていく。

巨人となったダイナもグライスを追っていく。グリシャが「お前だろ、15年前俺の妹を犬に食わせたのは」「8歳の妹を犬に食わせたのは、お前だろ」と言うと、グロスは「そいつで最後か?」「よし、俺にそいつをよこせ」「お前らは全員先に船に戻ってろ」と言う。

当局の人間が「どういうことですか?」と聞くと、「ここからは曹長の趣味の時間だ、新入り」「まぁ、あまり触れてやるな」と説明される。グロスは「クルーガー、尋問はもう済んだろ?今回はそいつに踊ってもらうぞ」「思い出したよ少年、お前は巨人にしないでやる」「彼に食べてもらうことにした」「3〜4mぐらいの巨人に調整するから、こいつと戦ってくれ、それもできるだけ長く抵抗してくれると助かる」と言う。

グリシャが「あんたは、何でこんなことするんだ?」と聞くと、グロスは「何で?何でってそりゃ、面白いからだろ?」「人が化け物に食われるのが面白いんだよ」「そりゃあそんなもん見たくねぇ奴もいるだろうが、人は残酷なのが見たいんだよ」「ほら?エルディアの支配から解放されて何十年も平和だろ?」「大変結構なことだが、それはそれで何か物足りんのだろうな」「生の実感ってやつか?それがどうも希薄になってしまったようだ」「自分が死ぬのは今日かもしれんと日々感じて生きてる人がどれだけいるか知らんが、本来はそれが生き物の正常な思考なのだよ」「平和な社会が当たり前にあると思っている連中の方が異常なのさ、俺は違うがな」「人は皆いつか死ぬが、俺はその日が来てもその現実を受け入れる心構えがある」「なぜならこうやって残酷な世界の真実と向き合い、理解を深めているからだ」「当然楽しみながら学ぶことも大事になる」「あぁ、お前の妹を息子達の犬に食わせたのも教育だ」「おかげで息子達は立派に育ったよ」と答え、復権派の人間に注射を刺して壁から突き落としていく。

グリシャが「心は痛まないのか?」と聞くと、グロスは「まぁ、言いたいことはわかる」「もし息子が同じ目に遭ったらと思うと、胸が締め付けられる」「その子が何を悪いことをしたわけでもなかったのにな」と答える。グリシャが「あぁ、妹は飛行船が見たかっただけなんだ」「あれに乗ってどこか遠くに行く夢を見たかったんだ」と言うと、グロスは「かわいそうに」「エルディア人でさえなければな」「あれをよく見ろ、あれがお前らの正体なんだぞ?」と返す。

グロスが「巨人の脊髄液を体内に吸収しただけで巨大な化け物になる」「これが俺らと同じ人間だとでも言うつもりか?」「こんな生き物はお前らエルディア帝国の「ユミルの民」以外に存在しない」「こんな人の皮を被っただけの怪物が大量に繁殖しちまったのはまさしく悪夢だよ」「まぁ、今でこそ平和だが、そいつらの支配からようやく解放されたと思っていても、たまにお前らのようなネズミが湧くからな、わかるか?」「エルディア人をこの世から一匹残らず駆逐する、これは全人類の願いなんだよ」「家に棲みついたネズミを放置すれば、深刻な伝染病を招く恐れがある」「ならば当然、ネズミは駆除しなければならない」「心は痛まないのかって?痛むわけないだろ?人を殺してるみたいに言うなよ」「人殺しはそっちだろ?お前ら復権派は俺達マーレに何をしようとした?」「エルディア帝国と同じ道を辿ろうとしたよな?心は痛まなかったのか?」と言うと、グリシャは「嘘だ、お前らの歴史は全部嘘だ」「俺は真実を知っている」「我々の始祖ユミルは、巨人の力で荒れ地を耕し道を造り、峠には橋を架けた、大陸の人々を豊かにしたんだ」「マーレは歴史を歪曲している」と返す。グロスが「あぁ、わかったよ」「偉大な歴史があったんだろ?」「下にいる友達と語り合うといい」「お前が巨人に食われるのが見たいんだ、陳腐な食われ方だけはやめろよ!?まだ見たことのないパターンを見せてくれ」「そう怒るなって、こういう娯楽も必要だって話はしたろ!?」「もっと前向きに考えろよ、ほら!?妹が呼んでるぞ!?」とグリシャを落とそうとするが、クルーガーに突き落とされてしまう。

落とされたグロスが巨人に捕食されていく。

グリシャが「あ、あんたは」と聞くと、クルーガーが「俺がフクロウだ」と答えていく。

そして、「覚えておけよ、グリシャ」「巨人の力はこうやって使う」と巨人になり船を破壊していく。

