進撃の巨人

【進撃の巨人】73話のネタバレ【調査兵団がシガンシナ区に到着】

進撃の巨人73話のネタバレを掲載しています。73話では、調査兵団が目的のシガンシナ区に辿り着く。が、そこには巨人の姿がおらず、ライナーたちがすでに仕掛けをしていることが明らかであった。進撃の巨人73話の内容を知りたい方はご覧ください。

進撃の巨人73話のネタバレ

僕達の故郷に

ウォール・マリア領は人類に残された領土の3分の1にあたる。5年前にこの領土を失った人類は多大な財産と人命を失った。そして、それらの損失は始まりでしかない、残された二枚の壁の中で誰もがそう悟った。私達はもう生きてはいけないのだと。人類が明日も生きられるかそれを決めるのは人類ではない、すべては巨人に委ねられる。なぜなら人類は巨人に勝てないのだから。

だが、ある少年の心に抱いた刃が、巨人を突き殺しその巨大な頭を大地に踏みつけた。それを見た人類は何を思っただろう。ある者は誇りを、ある者は希望を、ある者は怒りを叫び出した。

では、ウォール・マリアを奪還したなら人類は何を叫ぶだろう。人類はまだ生きていいのだと、信じることができるだろうか。自らの運命は自らで決定できると、信じさせることができるだろうか。ウォール・マリアさえ、奪還すれば。

調査兵団は夜の中進んでいた。リヴァイが「麓はまだか?夜が明けちまうぞ」と言うと、兵士が「この山さえ越えればシガンシナ区はすぐそこだ」と答える。途中巨人を発見するが、夜のため動くことはなかった。

エレンが「こんな距離まで近付かないと気付かないなんて」と言うと、ハンジは「あぁまったくだ」「普段なら真夜中に森を散歩するのはオススメしないけど、私達はきっとこの闇夜に守られてる」「コニーとヒストリアが夜に動く巨人と遭遇したのは月明かりの夜だった」「月の光は太陽光の反射だからね」「新種の巨人はその微量な日光を糧にして動いているって仮説が正しければだけど新月を選んで正解だった」「あの子も「月光の巨人」だったかもしれないからね」「いつか捕獲できたらなー」と返していく。エレンが「震えが!?何だ!?何がそんなに怖いんだ!?」「クソッ、急にどうしたんだ」「こんな調子で失敗したらどうなる!?」「ウォール・マリア奪還に失敗したら!?どれだけの人が失望すると思う!?」「また次の機会なんてもんがあると思うか!?」「やっぱりオレじゃダメなのか?」「こんな奴がどうやって人類を救うっていうんだよ?」「こんな奴がどうやって?」と考えていると、アルミンが「どうしたの震えて?怖いの?」と声を掛ける。

エレンが「はぁ!?怖くねぇし」と返すが、アルミンは「ええ?ウソだぁ」「手が震えてるもん」と言う。エレンが「これは、寒いんだよ」「手が何かすっげぇ寒い」と言うと、アルミンは「そうなの?」「僕なんかずっと震えが止まんないんだけど」「ほら、エレンって巨人が怖いと思ったことある?」「普通は皆巨人が怖いんだよ」「僕なんか初めて巨人と対峙した時、まったく動けなくなったんだ」「君と仲間が食われていた最中だった」「でも、そんな僕を君は、巨人の口から出してくれたんだ」「何で君はあんなことができたの?」「君が僕の身代わりになるなんて、あってはならなかったんだよ」と聞き、エレンは「思い出したんだあの時」「お前がオレに本を見せた時のことを」「あの時オレは初めて」「オレはそれまで壁の外のことなんて考えたこともなかったんだ」「毎日空か雲を見て過ごしてたっけ」「そりゃ8歳か9歳のガキが何にも考えてないのは別におかしなことじゃないだろうけど」「そうしているとお前が本を持って走って来たんだ」「オレとお前は街の子供達と馴染めないはみ出しもん同士だった」「ただそれだけだったんだオレ達は」「あの時お前の話を聞いて、お前のを目を見るまでは」「お前は楽しそうに夢を見てるのに、オレには何にもなかった」「そこで初めて知ったんだ、オレは不自由なんだって」「オレはずっと鳥籠の中で暮らしていたんだって気付いたんだ」「広い世界の小さな籠でわけのわかんねぇ奴らから自由を奪われてる」「それがわかった時、許せないと思った」「何でか知らねぇけど、オレは自由を取り返すためなら、そう、力が湧いてくるんだ」「ありがとうな、もう大丈夫だ」「多分来年の今頃、オレ達は海を見ているよ」と返していく。

ミカサが「この辺り、見覚えがある」「確か薪を拾いに来たことが」と言うと、兵士が「麓が見えたぞ、街道跡がある」と叫んでいく。そして、エレンたちの故郷シガンシナ区に到着していく。





生まれた時から皆特別で、自由だからだ

エルヴィンが「日が昇ってきたぞ」「物陰に潜む巨人に警戒せよ」「これより作戦を開始する」「総員立体起動に移れ」と命じていく。

エルヴィンは「敵の目的はエレンを奪うことにある」「敵がエレンに壁を塞ぐ能力があると知っているかどうかはわからないが、我々がここに向かっていると知った時点で壁を塞ぎに来たと判断するだろう」「そして、破壊された外門を塞ぐと踏んでいるはずだ」「我々の目的が壁の修復以外にシガンシナ区内のどこかにある「地下室」の調査だということは、既に敵に伝えてある」「ならば先に塞ぐ外門にエレンは必ず現れる」「ただし、フードで顔を隠した総員100名の兵士が同時に外門を目指す」「誰がエレンかわかった時は、既に外門を塞いだ後だ」と考えていた。

エレンがシガンシナ区の光景を目にし、一瞬動きが止まる。

アルミンが焚き火の跡を発見し、合図を送る。

ハンジが「何で!?周りにまったく巨人がいない!?」「イヤ、それどころかここに来て一匹も見当たらない」「やっぱりおかしい」と言うが、リヴァイが「ここは敵の懐の中ってわけだ」「だが」と返し、ハンジは「やるしかない」「作戦続行に支障無し」と言う。

エレンは「オレの家はあの辺りだ」「あそこに、すべてを置いてきた」「大丈夫だ、取り返してやる」「オレにはできる」「イヤ、オレ達ならできる」「なぜならオレ達は、生まれた時から皆特別で、自由だからだ」と考えながら巨人に変身していこうとする。

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