進撃の巨人72話のネタバレを掲載しています。72話では、ウォール・マリア奪還作戦前日の様子が描かれていく。そして、ついに調査兵団がウォール・マリアに向かって馬を走らせていく。進撃の巨人72話の内容を知りたい方はご覧ください。
進撃の巨人72話のネタバレ
お前の判断を信じよう
トロスト区でエルヴィンやハンジたちが話し合いをしており、エルヴィンが「つまり、エレンの父、グリシャ・イェーガーは、「壁の外から来た人間」である可能性が高いと」と言う。

ハンジが「そう、アニやライナー、ベルトルトと同じように、彼は巨人の力を持っていたしね」「でも、その3人と違うのは、壁の中の人類に協力的だったってこと」と言うと、兵士が「調査兵団に興味を持ってたって話ならもっと協力してくれてもよかったんだがなぁ」と言う。ハンジが「どうかな」「物知りなグリシャさんならレイス家に受け継がれる思想の正体すらも何か知っていたのかもしれない」「であれば、王政に悟られまいとして情報を広めることはしなかった」「しかし、ウォール・マリアが突破された瞬間、彼は王政の本体であるレイス家の元まですっ飛んで行き、狂気の沙汰に及んだ」「おそらくはこの壁に入ってから独力で王政を探るなどしていたんだろう」「いずれにしてもすさまじい意識と覚悟がなきゃできることじゃない」「そんなお父さんが調査兵団に入りたいと言った10歳の息子に見せたいと言った家の地下室、死に際にそこにすべてがあると言い残した地下室」「そこには一体何があると思う?」と聞くと、エルヴィンは「言ってはいけなかったこと」「イヤ、グリシャ氏が言いたくても言えなかったこと」「つまり、初代レイス王が我々の記憶から消してしまった「世界の記憶」だと思いたいが、ここで考えたところでわかるわけがない」「本日ですべての準備は整った」「ウォール・マリア奪還作戦は、2日後に決行する」「地下室には何があるのか?知りたければ見に行けばいい」「それが調査兵団だろ?」と答えていく。

話が終わり解散となり、兵士が「シャーディス団長の隠匿罪についてはどうする?」と言うと、ハンジは「ほっとけばいい」「あんなのにかまってる暇は無いよ」と返し、別の兵士が「ショックだよなハンジ、あんたの憧れだったのに」と言う。
リヴァイだけが部屋に残り、「気の早い話だが、ウォール・マリアを奪還した後はどうする?」「何より防衛策の確立が先だと思うがその後は」とエルヴィンに聞いていく。

エルヴィンが「驚異の排除だ」「壁の外にはどうしても我々を巨人に食わせたいと思ってる奴がいるらしいからな」「もっともそれが何なのかは、地下室に答えがあると踏んでいる」「だからさっき言った通りだ、地下室に行った後に考えよう」と答えると、リヴァイは「お前がそこまで生きてるかわからねぇから聞いてんだぜ?」「その体はもう以前のようには動かせねぇ」「さしずめ巨人の格好のエサだ」「現場の指揮はハンジに託せ」「お荷物抱えんのはまっぴらだ、お前はここで果報を待て」「連中には俺がそうゴネたと説明する、イヤ実際そうするつもりだ」「それでいいな?」と返す。エルヴィンが「ダメだ」「エサで構わない、囮に使え」「指揮権の序列もこれまで通り私がダメならハンジ、ハンジがダメなら次だ」「確かに困難な作戦になると予想されるが、人類にとって最も重要な作戦になる、そのために手は尽くしてある」「すべて私の発案だ」「私がやらなければ成功率が下がる」と言うが、リヴァイは「そうだ、作戦は失敗するかもしれねぇ」「その上お前がくたばったら後がねぇ」「お前は椅子に座って頭を動かすだけで十分だ、巨人にとっちゃそれが一番迷惑な話で、人類にとっちゃそれが一番いい選択のハズだ」と返す。エルヴィンが「いいや違う、一番はこの作戦にすべてを懸けることに」と言おうとするが、リヴァイが「オイオイオイオイ、待て待て」「これ以上俺に建て前を使うならお前の両脚の骨を折る」「ちゃんと後で繋がりやすいようにしてみせる」「だが、ウォール・マリア奪還作戦は確実にお留守番しねぇとな、しばらくは便所に行くのも苦労するぜ?」と言う。

エルヴィンが「ハハ、それは困るな」「確かにお前の言う通り手負いの兵士は現場を退く頃かもしれない」「でもな、この世の真実が明らかになる瞬間には、私が立ち会わなければならない」と言うと、リヴァイは「それがそんなに大事か?てめぇの脚より?」と返し、エルヴィンは「あぁ」と答える。リヴァイが「人類の勝利より?」と聞き、エルヴィンが「あぁ」と答えると、リヴァイは「そうか」「エルヴィン、お前の判断を信じよう」と言い、部屋を後にしていく。
ウォール・マリア最終奪還作戦開始
ウォール・マリア奪還の前祝いが行われる。

サシャが肉を独り占めしていく。

マルロが「調査兵団は肉も食えなかったのか、不憫だな」と言うと、サシャがマルロを殴っていく。

サシャが意識が無いにも関わらず肉を独り占めしようとするので、ついには縄で拘束されていく。

コニーが「しかし、こんなクズでも以前は人に肉を分け与えようとしてたんだよな」「3か月前、固定砲整備のあの日だよ」と言うと、エレンは今までのことを思い出していく。

エレンが「あれからまだ3か月しか経ってないのか」と言うと、コニーは「でも3か月で俺達あのリヴァイ班だ、スピード出世ってやつだよな?」と返し、エレンは「お前は天才だからな」と返していく。
ジャンが「だからまだお前はまだ何の経験もねぇんだから後衛だって言ってんだろ?」と言うと、マルロは「確かに俺はまだ弱いが、だからこそ前線で敵の出方を探るにはうってつけじゃないか?」と返していく。

ジャンが「何だ?一丁前に自己犠牲語って勇敢気取りか?」と言うと、マルロは「しかしその精神がなければ全体を機能させることができないだろ?」と返すが、ジャンが「あのなぁ、誰だって最初は新兵なんだ」「新兵から真っ先に捨て駒にしてたら次の世代に続かねぇだろ?」「だからお前らの班は後ろから見学でもして生きて帰ることが仕事なんだよ」と返していく。
ジャンが「一番使えねえのは一にも二にも突撃しかできねぇ死に急ぎ野郎だよ、なぁ?」と言うと、エレンが「ジャン、そりゃ誰のことだ?」と返していく。ジャンが「お前以外にいるかよ?死に急ぎ野郎は」と言うと、エレンは「それが最近わかったんだけどオレは結構普通なんだよな」「そんなオレに言わせりゃあ、お前は臆病すぎだぜ?ジャン」と返し、喧嘩となっていく。

エレンとジャンが殴り合うが誰も止めず、エレンは「何で誰も止めてくれねぇんだ」、ジャンは「いつまで続くんだ?」「まずいぞ、もう肉が出てきちまう」と考えていた。

そこにリヴァイが現れ二人を一蹴し、「お前ら全員はしゃぎすぎだ」「もう寝ろ、あと掃除しろ」と告げていく。


エレンが「教官に会ってよかったよ」「オレは別に元気があろうとなかろうと、やることをやるつもりだ」「でもそうだな、楽になったよ」「考えてもしょうがねぇことばかり考えてた」「何でオレにはミカサみてぇな力がねぇんだって妬んじまったよ」「オレはミカサやリヴァイ兵長にはなれねぇぁらダメなんだって」「でも兵長だってお前だって一人じゃどうにもならないよな」「だからオレ達は自分にできることを何か見つけて、それを繋ぎ合わせて大きな力に変えることができる」「人が人と違うのはきぅと、こういう時のためだったんだ」と言うと、アルミンはいじめられていた時のことを思い出し「うん、きっとそうだ」と返す。ミカサが「ウォール・マリアを取り戻して襲ってくる敵を全部倒したら、また戻れるの?あの時に」と言うと、エレンは「戻すんだよ」「でももう全部は返ってこねぇ」「ツケを払ってもらわねぇとな」と返していく。アルミンが「それだけじゃないよ」「海だ、商人が一生かけても取り尽くせないほどの巨大な塩の湖がある」「壁の外にあるのは巨人だけじゃないよ、炎の水、氷の大地、砂の雪原」「それを見に行くために調査兵団に入ったんだから」「だから、まずは海を見に行こうよ」「地平線まですべて塩水、そこにしか住めない魚もいるんだ」「エレンはまだ疑っているんだろ!?絶対あるんだから、見てろよ」と言うと、エレンは「しょうがねぇ」「そりゃ実際見るしかねぇな」と返していく。

調査兵団が壁上に上り、町人から「ウォール・マリアを取り返してくれぇぇ」と期待が寄せられる。

エルヴィンが「うおおおおおお」と雄叫びを上げ、「ウォール・マリア最終奪還作戦、開始」と宣言し、ウォール・マリアに向かっていく。

ライナーとベルトルトはウォール・マリアの壁上にいた。

