進撃の巨人133話のネタバレを掲載しています。133話では、飛行艇に乗ったアルミン一行が道に連れられ、エレンと対話することに。そして、地鳴らしにスラトア要塞の飛行船が向かい、爆撃を行っていく展開に!?進撃の巨人133話の内容を知りたい方はご覧ください。
進撃の巨人133話のネタバレ
戦え
飛行艇に乗る一行。

燃料は半分しか入れることができなかったが、オニャンコポンは「ハンジさんが紡いでくれたこの飛行艇、最後の望み」「俺が必ず基地まで届けてみせる、必ずだ」「だから必ず「地鳴らし」を止めてくれ、何としてでも」と意気込んでいた。そして、アルミンが「作戦を話し合おう」と伝える。

ピークが「普通に考えるなら頭部のうなじに本体はいるけど」言うと、リヴァイが「戦鎚と同じ手がある限り絶対じゃねぇ」と言い、アルミンは「つまりエレンがどこにいるかわからない」と言う。ピークが「どこにいるかわからなくてもまとめて吹き飛ばすことはできる」「あなたがレベリオ軍港を跡形もなく破壊したように」「あなたの「超大型巨人」なら」と言うが、アルミンは「確かにそれが一番有効なやり方だ」「でもそれはエレンとの対話を尽くしてからそれでも他にエレンを止める術が無い時の最終手段だ」と返す。すると、リヴァイが「最終手段があるに越したことはないがエレンはジークを介して「始祖の巨人」を支配してんだろ?」「先にジークを殺しちまえば「地鳴らし」は止まるんじゃないのか?」と言う。
アルミンが「確かにそうかもしれません」と言うと、リヴァイは「確証は無いがハンジはそう予想した」「探すしかねぇだろ、あの骨の中から獣のクソ野郎を」「ジーク は俺が仕留める、力を貸してくれ」と言う。

ジャンが「もちろんです」「この飛行艇を飛ばすために仲間を大勢殺しました」「あれを無意味な殺戮にするわけにはいきません」「すべては「地鳴らし」を止めるため、俺は何だってやります」と言う。コニーは「俺はサムエルとダズを撃ち殺して知ってる顔をめちゃくちゃに斬り刻んだ」「裏切り者って言われながら世界を救うためだって言い聞かせて」「なぁライナー、お前もベルトルトもアニも辛かったよな」と言うと、ライナーは「もう贖うこともできない罪だ」「残りの人類を救ったって一生自分を許すことはないだろう」「だから、まぁせめて残りの人類を救おうぜ」と伝える。

ジャンは「そうだ、俺達は同じだライナー」「お前を責める資格なんて無かったんだ俺は」「人を救うため人殺しになった」と言うと、ライナーは「あぁ、レベリオ襲撃の夜にエレンに同じことを言われた」「俺は、エレンの考えてることが少しわかる気がする」「エレンは俺達に止めてほしいんじゃないのか?」と言う。すると、アルミンが「ずっと疑問に思ってた」「エレンはすべての巨人とエルディア人に影響を与えることができる」「なのに僕らは変わりなく巨人の力を使えるままだ」と言い、ピークが「エレンは意図的に我々を放任してるってこと?」と言うと、アルミンは「そう、自由にやらせてる」「まるで僕達がどうするのかを試すみたいに」と返す。ミカサが「どうして?」「「地鳴らし」を止められるかもしれないのに?」と聞くと、ライナーは「あいつだって辛いはずなんだ」「人類虐殺なんてとても耐えられることじゃない」「俺だったらもう始祖の力を誰かに任せてしまいたい」「それができなければ終わりにしてほしい、誰かに」と返し、その瞬間ライナーたちは道に来ていた。

アルミンは「エレン、聞いてくれ」「もう十分だ、きっとこれから何百年先誰もパラディ島に手を出せない」「それほどの恐怖と破壊の限りが尽くされた」「今なら不可侵条約を結んで終わりにできる」「これ以上誰も殺さなくていい」「島はもう大丈夫だ」「僕達が悪かった、エレンをここまで追い込んだのは僕らだ」と告げる。他のメンバーもエレンに想いを伝えていく。

すると、エレンから「地鳴らしは止まらない」「パラディ島の未来を運に任せて放棄することもない」「オレは進み続ける」と告げられ、エレンが姿を現す。

ジャンが「なぜダメなんだエレン!?」「俺らが信用できねぇってのか!?」と、アルミンが「どうして僕らが巨人の力を使えるままにしたんだ!?」「ここならいくらでも話せるだろ!?」「話してくれよ、僕らはずっと一緒だ」「もうこれ以上遠くへ行かないでよ、エレン!?」と言うが、エレンは「オレは自由を手に入れるため世界から自由を奪う」「だがお前らからは何も奪わない」「お前達は自由だ」「お前らが世界の自由を守るのも自由、オレが進み続けるのも自由」「互いに曲げられぬ信念がある限りオレ達は衝突する」「オレ達がやることはただ一つ、戦え」と伝えていく。

アルミンが「そんな」「じゃあ、何で僕らをここに呼んだんだよ」と言うと、エレンは「話し合いは必要無いと話すため」「オレを止めたいのならオレの息の根を止めてみろ」「お前らは自由だ」と返す。
空を飛ぶ巨人
道から戻り「どうやら俺の予想は当たったようだ」とつぶやくライナー。リヴァイが「交渉の望みは潰えたらしい」「どうする?団長」と言う。

アニは船上でキヨミに「これからどこへ?」と聞くと、キヨミは「これから数日をかけてヒィズル国に」「ミカサ様一行が「地鳴らし」を食い止めると信じています」「ですが、すでに国としては立ち行かない状況にあるでしょう」と返す。キヨミは「ジークとエレンを結びつけたのは私です」「この大殺戮を招いた罪を贖う術など存在し得ないでしょう」と言うと、アニは「じゃあ、もしまたやり直せるならエルディア人に干渉せずパラディ島を見殺しにする?」と聞き、キヨミは「時が遡ることはありません」「ですが、後悔が絶えることはありません」「エルディア人の生きる道を私はすべて尽くして模索したとは言えません」「一族の利益と家名を守ることを何よりの務めとしてまいりました」「どうして、失う前に気付けないものでしょうか」「ただ、損も得もなく他者を尊ぶ気持ちに」と答える。アニは昔のこととアルミンを思い出しながら、「でも、もう遅い」と言う。
そこにファルコとガビが現れ、「アニさん、オレ夢を見たんです」と言う。アニが「夢?ガリアードの?」と聞くと、ファルコが「ジークさんの夢、イヤ記憶です」と言い、ガビが「確か「女型の巨人」は他の巨人の一部を取り入れることで他の巨人の能力が発現するんでしたよね?」と聞く。アニが「まぁ、女型は特に発現しやすいから色々飲まされたけどそれが何か?」と聞くと、ファルコとガビが「やっぱりだ」「じゃあ何とかなるかも」と騒いでいく。アニは「うるさいガキ共」と怒鳴るが、ファルコが「ジークの記憶を見た」と言ったことに気づく。ファルコは「はい、僕はジークさんの脊髄液で巨人になりました」「だから「獣の巨人」の特徴が発現してるみたいなんです」と言い、アニが「そう、それで?」と聞くと、ファルコは「一番よく見る記憶は雲の上を飛んでいた記憶です」「そして、それが僕にもできる、そんな感じがするんです」と答える。

キヨミが「どういうことですか?」と聞くと、ファルコが「つまり、過去に羽の生えた「獣の巨人」がいたんです」と言い、ガビが「だってあんたの巨人何か鳥っぽかったもん」「ガリアードさんの顎と全然ちがってた」と言い、ファルコは「だからオレ達行ってきます」と言う。アニは「ここで巨人化するっての!?」「船が耐えられなかったら沈没してここで全員死ぬだけでしょ!?」「何より、まったく巨人の力を制御できなかったあんたが何でそんなことできると思うの!?」「もう失ったものは戻ってこない、もう遅い」と言うが、キヨミは「船が沈んでもかまいません」「これ以上後悔を増やすことになるくらいなら」と言う。

空からの爆撃
スラトア要塞を目指す列車があった。

そこにはアニの父親らエルディア人が乗っていた。

アニの父親は「飛行船がダメならお前の家族も「地鳴らし」で死ぬ」「お前が裏切っても撃たれて死ぬ」「家族全員で生き残る道はこれしか無い」「望みが低かろうと関係ない、必ず生き残るぞ」と言う。グライス家やブラウン家、フィンガーの人間の姿もあった。

スラトア要塞の飛行船が飛び立っていく。

アニの父親が「急げ、一機でも残っていればいい」と言うが、ついに地鳴らしに追いつかれてしまう。

が、飛んだ飛行船は巨人たちに向かっていく。「爆撃だよ、巨人の手が届かねぇ空から吹っ飛ばんだす」と期待を寄せる。

