進撃の巨人114話のネタバレを掲載しています。114話では、ジークの過去から、ジークの真の目的が明らかになる。そして、ジークはクサヴァーとの約束を果たすため、雷槍のピンを抜いて爆破を起こし、リヴァイを吹き飛ばしていく!?進撃の巨人114話の内容を知りたい方はご覧ください。
進撃の巨人114話のネタバレ
ジークとクサヴァー
子供のジークはグリシャにレベリオ区の光景を見せられていた。

そこに掃除のおじさんが現れ、グリシャの腕章を目にすると「あー、エルディア人か」といきなり水をかけていく。

グリシャが「な!?何を!?」「私達は外出許可を取っているのですよ」と言うが、おじさんは「俺はこの塔の清掃員だ、治安当局じゃねぇ」「汚れを落とすのが仕事だ」「俺の職場を穢しやがったな悪魔め」「殺戮の限りを尽くした悪魔の末裔が」「お前らなんか根絶やしにされて当然だってのに」「またガキ作って繁殖しやがって、どうしてまた悪魔を産んだ!?」とブチギレていく。グリシャは「よく覚えておけよジーク」「これが外の世界だ」「この世界がイヤなら、変えなければならない」「ジーク、お前がみんなを救うんだ」と伝えていく。

クサヴァーが戦士候補生たちの訓練を見ながら「この子供達の中から私の継承者を?」と聞くと、マガトは「えぇ、一人選ばれます」と答える。クサヴァーが「一人遅れている子がいるが、あの子は?」と聞くと、マガトは「あぁ、またイェーガーか」「他の子は幼くも「マーレの戦士」となり名誉マーレ人の称号を得ようと必死に務めているのに」「奴にはその気概がどうも見受けられない」「まったく何をしにここにいるのやら」と答えていく。
グリシャが「訓練はどうだジーク?」と聞くと、ジークは「すごく大変」と答える。グリシャとダイナが「そうか、でもきっとお前なら戦士になれる」「あなたには特別な力があるんだからね」「何よりお父さんとお母さんの子なんだからな」と言い、ジークを父と母の家に預けていく。

グリシャの父親が「それで、その社交ダンスクラブとやらにはまだ小さい子を置いて毎晩行かなきゃいけないものなのか?」と聞くと、グリシャは「区の健康維持に適度な運動を推奨してるのは僕だからな、僕はレベリオの健康を守りたいんだ」と答える。グリシャの父親が「みんなの健康よりも自分の家族を大事にしたらどうだ」「ジークは寂しがっているぞ」と言うと、ダイナは「はい、私達もずっと側にいてあげたいのですが」「でもいつか、私達のやってきたことをジークはわかってくれますよ」「いつか、きっと」と答えていく。
ジークの祖父にマーレの歴史を教えられていた。

祖父が「お父さんはちゃんとした正しい歴史を教えているか?」と聞くと、ジークは「うん、エルディア人はマーレ人にひどいことをしたから僕達はここで償わなくちゃいけないって、学校で教えてもらっていることと同じことをお父さんは言ってるよ」と答える。祖父が「ジークは、戦士になってマーレのために戦いたいのか?」と聞くと、ジークは目を背けながら「うん、僕は戦士になりたい」と答えていく。

訓練が早く終わりジークが家に戻るが、グリシャに「おお、そうか」「じゃあ、今日はたくさん勉強できるな」と言われてしまう。

ジークはグリシャからマーレが教えている歴史はマーレの都合のいい作り話に過ぎないと教え込まれていく。

ジークはマガトから「やる気の無い者は去れ」「マーレは祖国にすべてを捧げる覚悟のある者を求めているのだ」「お前のようなエルディア人に我が国の巨人を委ねられるわけが無いだろう」と叱責される。

クサヴァーが「オーイ、そこの君」「そのボール投げてくれないか?」とジークに声をかける。

ジークがクサヴァーが投げ返したボールをキャッチすると、クサヴァーは「壁相手も飽きたところだ」「ちょっとおじさんに付き合ってくれないか」とジークをキャッチボールに誘う。ジークがクサヴァーの赤い腕章に気づくと、クサヴァーは「君達が目指す「マーレの戦士」だよ」「もっとも私の「獣の巨人」はあまり戦争の役に立たないからここで球遊びなんかしているんだけど」「トム・クサヴァーだ、本業は巨人学の研究者なんだけどね」と答えていく。

ジークが家に戻るが、グリシャとダイナはグライスと話し合っておりジークを相手にしなかった。グリシャが「ジークを戦士にできなければこの計画は失敗だぞ」と言うと、グライスは「だがフクロウが言うには、巨人の継承者選びに介入するにはジーク自身が好成績を残さないと」「とにかく、何としても始祖奪還計画にジークを戦士として潜り込ませておくんだ」と言う。グリシャが「わかっている」「エルディアの復活が遠退くばかりでなく、もうこんなチャンスは何百年待ったって来ないってことは」と言うと、ダイナは「でも、まだジークの実力で継承権を勝ち取る可能性も残っているでしょ?」と返し、グリシャは「あぁ、そうだとも」「ジークなら」とジークが扉から見ていることに気づき、「お前ならできる」「倒産と母さんの子供なんだからな」と本人に伝えていく。

マガトが「お前はマーレに必要無いと言ったはずだが?」「お前はなぜここにいる?」と言うと、ジークは「マーレへの忠誠を示し、エルディアの罪を償うためです」「公開訓練に参加させて下さい」と訓練に参加させてもらう。

しかし、訓練についていけず、それを見ていたグリシャが失望しているのを見てジークは立ち止まり涙を流していく。

グリシャが「クソッ、こんなはずじゃ」と言い、ダイナが「そんなこと言わないで」「あの子は一生懸命がんばってたでしょ」と返すが、グリシャは「あぁ、だがあれじゃ到底戦士にはなれない」「何か別の方法を今すぐ考えなれけば」と言い争っていた。

ジークはクサヴァーとキャッチボールをしながら話していた。

クサヴァーが「この間は散々だったな」と言うと、ジークは「笑いごとじゃないよ」「もうずっと雑用係をやらされて、もう僕はおしまいだ」と返す。クサヴァーが「そんなに戦士になりたいようには見えなかったがなぁ」と言うと、ジークは「ならなきゃいけなかったんだ」「なのに、全然ダメだった」と返していく。クサヴァーが「無理もない、君は戦士なんて馬鹿らしかったんだ」「マーレのために寿命を縮め、他の国を侵略、人殺しなんてアホらしくて付き合ってられないよな」と言うと、ジークは「クサヴァーさんは何で戦士に?」と尋ね、クサヴァーは「巨人の謎を知りたかったからさ、私は研究者だからね」「私達が生まれるより二千年も前から存在したとされる九つの巨人だが、まったく未だに信じられない奇跡だよ」「見えない「道」kら血や肉や骨が送られてくるなんてねぇ、そうは思わないかい?」「伝承通りならすべては始祖ユミルが「何か」と接触したことから始まるらしいが、私はその二千年前に起きたことが知りたいのさ」「寿命を縮めてまで巨人の記憶を探ろうと思うほどにね」「そんなことだから戦争じゃからっきし役立たずだ」「だが巨人の神秘の前に憎しみや争いもくだらないよ」「だから、この戦争ごっこに付き合ってられない、私達は似た者同士なんだ」「この世界じゃ珍しいまともな者同士さ」と答えていく。
ジークの使命
掃除をしていたジークは「これでよかったんだ」「ずっと収容所から出られなくたって、生きてさえいれば」と考えながら、「ついに尻尾を掴んだぞ」「エルディア復権派とか名乗っていやがるらしい」「今回はかなりの規模だ」「レベリオ区内のどこかで夜な夜な集会が行われ、フクロウというマーレ側の内通者が組織したらしい」「既にいくつかの目星はついている」「あとは証拠を揃えていけば時間の問題だ」という会話を偶然耳にしてしまう。

ジークは「お父さん、お母さん、もう危ないことはしないで」「見つかったら、みんな楽園送りなんだよ?」「悪魔の島に送られて、みんな巨人に」と伝えるが、グリシャには「お前は今まで父さんから何を学んだんだ?」「誰かが立ち上がらない限り、みんなずっとこの狭い壁の中で惨めに死んでいくんだぞ?」と返され、ダイナにも「そうよ」「これはあなたやエルディア人みんなの未来のための戦いだって言ったでしょ?」と返されてしまう。ジークが「そのためなら、僕はフェイおばさんみたいになってもいいの?」と言うと、グリシャは「ジーク」「そもそも、フェイが殺されたのはこの世界が狂っているからだ」「もう誰もフェイのような目に遭わせないためには、戦わなくてはいけない」「強いエルディアをマーレから取り返し、当たり前の権利を勝ち取るんだ」とブチギレる。

ジークが「お父さんが壁の外に出なければって、おじいちゃんが」と言うと、グリシャは「どうして、ダメなんだ」「飛行船が見たかった、だけなのに」と返していく。
うずくまって泣いているジークを見つけ、クサヴァーが「どうしたジーク?」と声をかける。

ジークが事情を説明すると、クサヴァーは「何ってことだ」「親が復権派!?そんな」「もう時間の問題だって!?」「このままじゃ。親族は全員「楽園送り」に」と言うと、ジークは「でも、キャッチボールしてくれて、ありがとうクサヴァーさん」「巨人になっても、時々思い出すからね」と返していく。クサヴァーが「告発なさい」「もう、これしか無い」「自らマーレ当局に告発することでマーレに忠誠を示せば、君と祖父母は助かるはずだ」と伝え、ジークは「そんな、できないよ」と返すが、クサヴァーは「ジーク、君は両親からひどいことをされた」「君の両親は自分達の向こう見ずな計画のために君を利用した」「7歳の君とおじいちゃんとおばあちゃんを命の危険に晒し、勝手に期待し、勝手に見放し、ちっとも君のことを気にかけなかった」「君を、愛さなかった」と伝え、ジークは両親を告発していく。

クサヴァーはジークに「君は悪くない、君は賢くて、いい子だ」と伝えていく。
成長したジークがクサヴァーに思い切りボールを投げ込んでいく。

クサヴァーが咳き込むと、「もうすぐ継承の任期を終える頃だ」「年寄りにもなれなかったが、研究に打ち込めたことに後悔は無い」「最後に集大成を発表できそうだ」と伝え、ジークは「へー、どんなことがわかったの?」と尋ねる。クサヴァーが「「始祖の巨人」が「ユミルの民」にもたらした様々な影響について」と答えると、ジークは「あぁ、記憶を操作するとかいうあれ?」「本当かなー」と返していく。クサヴァーが「記憶を操るどころじゃないぞ」「「ユミルの民」なら体の構造を変えてしまうことができる」「「始祖の巨人」の持ち主が力を行使すれば、な」「600年ほど前、流行り病が猛威を振るい、世界の人口が激減するほど人々が死んだ」「しかし、ある日を境にエルディア帝国からその病は消滅した」「患者が減ったのではなく、「ユミルの民」から病にかかる者が一人もいなくなった」「当時の王が「始祖の巨人」の力で「ユミルの民」の体の設計図を都合よく書き換えたんだ」「まさに私達ユミルの民はどこにどれだけいようと「始祖の巨人」の体の一部のようなものだよ、どうだ?恐ろしいだろ」と言うと、ジークは「じゃあさ、「始祖の巨人」の力を使えば、「ユミルの民」から子供ができなくすることもできるかな?」と返していく。

ジークが「これ以上「ユミルの民」が生まれてこなければ、100年が経つ頃にはこの世から確実に巨人は消滅してる」「もう世界は巨人の脅威に怯えたり、苦しめられたりせずに済む」「何より、そもそも僕らは生まれてこなければ、苦しまなくてよかったんだ」と言うと、クサヴァーは「話してなかったけど、私には幼い息子がいた」「そして、妻はマーレ人だった」「私は腕章を外しエルディア人であることを隠したまま妻と暮らし、子を作った」「私は若く愚かだった」「しかし、いつまでも隠し通せるわけもなく、私がエルディア人だと知った妻は、自分と息子の喉を裂いて死んだ」「私が戦士になった理由は、贅沢な自殺の方法に飛びついた格好に過ぎない」「だがこの13年間は巨人の研究に没頭し、君と出会いキャッチボールをした、楽しかった」「亡き息子を君に求め、巨人の力で自分の罪から逃れようとした」「私なんてこの世に生まれてこなければ、どんなに良かっただろう」と返していく。

ジークは「俺が「獣の巨人」を継承する」「マーレのためじゃない、始祖奪還計画を成功させ、「始祖の巨人」をマーレから奪ったら、世界を救ってみせるよ」「世界の人々を巨人の恐怖から解放し、エルディア人を苦しみから解放する」と告げていく。
ジークは「唯一の救い」「エルディアの安楽死」とつぶやく。

リヴァイが「何つった?」「安楽死だと?」「お前はこれから臭ぇ巨人の口の中で自分の体が咀嚼される音を聞きながら死ぬわけだが、お前にしちゃあずいぶん安らかな死に方だろ?」「お前が奪った仲間達の命に比べてみれば」と返していく。が、ジークは「奪ってないよ」「俺は救ってやったんだ」「そいつらから生まれてくる子供の命を、この残酷な世界から、そうだろ?」「クサヴァーさん、見ててくれよ」と雷槍のピンを抜き、雷槍を爆破させていく。

