進撃の巨人

【進撃の巨人】108話のネタバレ【ジークの裏切りがバレマーレがパラディ島に奇襲を行う!?】

進撃の巨人108話のネタバレを掲載しています。108話では、ミカサの口から1年前の話が語られ、エレンが104期生らを本当に大切に想っていることが明らかになる。そして、マーレではジークの裏切りに気づき、ただちにパラディ島に奇襲作戦を行うことが語られる。進撃の巨人108話の内容を知りたい方はご覧ください。

進撃の巨人108話のネタバレ

夕日のせい

兵団上層部が会食をしていた。

ナイルが「すべてが上手くいったとして、ここまで我々に尽くしてくれたあの義勇兵に遺恨を残すことになってしまうとは」と言うと、ローグが「マーレ人に同情か?ナイル」と返す。ローグが「マーレ人の作る酒は美味いし、彼らがもたらした恩恵は計り知れない」「だからって今は連中を野放しにするわけにはいかんだろう」「奴らが崇め奉るボスが本当に俺達の味方だと信用するのなら別だが」「何たって俺らは「ユミルの民」ってヤツで、エレンジークが「始祖の巨人」を使っちまえばその全員の記憶をいじることもできちまうんだろ?」「あぁ、恐ろしい話だよなまったく」と言うと、ナイルは「それで義勇兵を人質にして言うことを聞けと言って、それに従うような奴なのか?ジーク・イェーガーは」と聞くと、ローグは「知るかよ」「余命幾許も無い男が最後に何を望むかなんて」「そして、そいつに俺達は脳ミソを握られている」「あぁ、まったくこうなることはわかっていたんだぞ」「俺達の提議通りにジークは島に着くなり、巨人にしたヒストリア女王に食わせるべきだったんだ」と返す。

ローグが「それがまさか」「ガキをお拵えあそばされるとはなぁ」「婚礼も無しにその辺の男と」「所詮は下賤の身に過ぎない名ばかりの女王様ってことだ」と言うと、ナイルが「オイ、やめろ」「女王には相手を選ぶ権利がある」「誰の息もかかっていない相手であることは調査済みだろ?」「ヒストリア女王と同じ地で生まれ育った青年だ」「幼少期は牧場から出てこない女王に向かって石を投げつけていたらしい、構ってほしかったそうだ」「女王が運営する孤児院を手伝っていたのも幼少期の罪悪感からだと」「何年も顔を伏せたまま黙々と下働きを務める彼に気付いたのは女王の方からだった」と言う。ローグが「二人の馴れ初めなんてどうでもいい」「問題は女王がなぜ今この時期にそんな身勝手な行為に及んだのかだ」「仮にもこの「国」の君主だぞ?」と言うと、ナイルは「我々が政変の都合で強要した傀儡の君主だ」「彼女に惨憺たる運命を背負わせた挙げ句、色恋にまで口を出す権利が誰にある」と返す。ローグが「誰からが女王に告げ口したんだ、「兵団は即刻ジークを女王に食わせるつもりだ」とな」「だが妊娠しちまえば出産するまでは巨人にされずに済むって、そう助言した奴がいる」と言うと、ナイルたちが「女王は幾度も死線をくぐり抜けた勇敢な兵士でもあるのだぞ?」「今さら「獣の巨人」の継承を臆したとでも言うつもりか?」「ジークの人気分少しでも永く生きたいと思ったのならそうだろうが、その発想の飛躍に根拠でもあるのか?」と聞く。ローグが「シモダをこの島で生かしたい奴が女王に助言した、つまり義勇兵だ」「イェレナに違いない、あの女は一番イカれていて頭が切れる危険な奴だからな」「奴らは何か企んでいやがる」と言うと、ナイルは「根拠は無いんだな?」と返し、ローグは「女王が妊娠してジークは命拾いしたんだぞ!?」「今ならまだ間に合う」「身重だろうと巨人にしちまえば」と返す。ナイルが「お腹の子は死ぬだろうな」「何より女王の身に何かあればおしまいだ」「ただでさえ出産は命の危険が伴うというのに」と言うと、ローグは「その正論で国は滅ぶのかもな」と返し、ワインのおかわりをウェイターに要求する。頼まれたウェイターにニコロが「オススメはこいつだろ?」と言う。

ミカサたちが部屋に集まっていた。

ジャンが「まさか、ピクシス司令がそんな強行策に出るとはな」と言うと、アルミンは「僕達がマーレに潜伏している間にすべては決まってたらしい」「これから義勇兵はそれぞれの地域で軟禁される」「調査兵団は彼らと距離が近いから事前に知らせはしなかった」と言い、ジャンは「そうせざるを得ないだろうな」「ジークの思惑が確定してない以上、俺達は危険な状態にあるんだ」「そして、突然ジークの計画に乗ったエレン」「あいつは単独でジークと接触して何を話したのか」「その真相は本人達にしかわからない」と言う。コニーが「なぁ、お前らには、アレがエレンに見えたか?」「俺は違うと思う」「あいつはエレンじゃない」「もしあいつが俺達より腹違いの兄貴の側に付くことがあるなら」「俺達は奴を切る覚悟をしておく必要がある」と言うと、ミカサが「そんなこと私がさせない」と返す。

コニーが「お前もそっちに付くのかよ、ミカサ」と言うと、ミカサは「そんなことにはならない」「エレンは誰よりも、私達を想っている」「1年前、あの時のことを思い出して」と語っていく。エレンたちは鉄道の路線を作る作業をしていた。

作業をするエレンたちの元に、ハンジからアズマビトからの返答が伝えられる。ハンジが「ダメだった、ヒィズル国は取りつく島も無いそうだ」「やはり、ヒィズルはパラディ島の資源を独占取引したいのだから、他国との貿易に協力などしない」「エルディア人の人権擁護する団体はあるにはある」「だが、誰にも相手にされない変人集団とみなされている」「それどころか世界はパラディ島が災いの種であり続けることを望んでいる」「それが国々の団結を促し、世界の安定を担保すると考えられているからだ」と伝えると、エレンは「じゃあ、オレ達は「地鳴らし」に頼るしかなくて、ヒストリアの犠牲は避けられないってことですか?」と聞き、リヴァイが「そうなる」「ヒィズルは「地鳴らし」を頼りに軍事同盟を結ぶことを条約に入れているからな」と答える。アルミンが「そんな」「世界は100年前に先祖がやった悪行を僕らに求めているんですか?」「こちらの意図も量らず勝手に悪魔だって決めつけて」「どうしてみんなが平和になる道を考えられないんだ」と言うと、ミカサが「それは、わからないからだと思う」「私達が何者かわからないから恐れている」と答え、ハンジも「そうだ」「このままアズマビトを頼りに海外を探ろうと結果は変わらないだろう」「世界からしても顔の見えない相手なんかを信用するわけにいかないからね」「だから、会いに行こう」「わからないものがあれば理解しに行けばいい、それが調査兵団だろ?」と言う。

エレンたちが貨物車に乗りながらマーレへの潜入について話していた。

アルミンが「僕達が平和を望んでいることを世界が知れば、ハンジさんの言う通り何かが変わるかもしれない」と言うと、エレンは「もう少し時間があればな、ジークはあと2年も無い」「オレは5年と少し」「そろそろ決めなきゃいけない、オレの巨人の継承者を」と言う。ミカサが「私が引き継ぐ」と言うが、ジャンは「お前じゃダメだろ」「アッカーマン家が何なのかまだわかってねぇんだ」「しかもお前、半分は東洋人で巨人になれるのかも怪しいって話だろ?」「何よりヒィズルと色々やっていこうって奴が巨人になってどうする」「お前じゃダメな理由は多過ぎんだよ」と言う。エレンが「ジャンの言う通りだ」と言うと、ミカサが「じゃあ他に誰が」と言い、ジャンが「俺だ」「まず俺はエレンよりはるかに頭がいい」「トチ狂って死に急ぐようなこともなく、いついかなる状況でも優れた判断力を発揮し、その責務を全うできる稀有な存在、それが俺だ」「お前のお下がりは気に入らねぇが、実際俺以上の人材がいるか?」と言う。が、コニーが「そんなすげぇ奴を13年でみすみす死なすわけにはいかねぇだろ、アホか」「お前は兵団の指導者とかを目指せよ」「エレンの巨人は俺が継ぐから」「なぁ?それがいいだろ、エレン」「ジャンよかいいだろ?俺の方が」と言うと、サシャが「よくないですよ、あなたはバカなんですよ」「バカにそんな重要なこと任せられるわけないじゃないですか」「よだきぃなぁもおおぉ、私が継ぎますよ」「実戦経験もあって信頼できるのも私達ぐらいなら、消去法で私しかいないじゃないですか」と言うが、コニーが「イヤ、それはおかしいだろ」「いや、だからバカには任せられないって、お前が言ったんだぞ?」「お前は俺よりバカなんだから、お前、言ってることが矛盾してるんだぞ?」「それがわからないのか?」と返していく。が、エレンは「オレはお前らに継承させるつもりは無い」「お前らが大事だからだ、他の誰よりも」「だから、長生きしてほしい」と言う。

エレンの顔が真っ赤になっていた。

アルミンが「ジャン、夕日のせいだよ」「みんな赤くなってるからさ」と言うと、ジャンも「そうか」「夕日なら仕方ねぇよな」と返す。





マーレの反撃

ミカサが「エレンは私達のことを想っている」「だから私達以外の外部に対して攻撃的になったのかもしれない」「きっと、その想いが強すぎたから、あんなことに」と言うが、ジャンは「すべては俺達のためだって?」「それは違うぞ、かつてのあいつはいくらお前が強くても、巨人のいる前線から遠ざけようとする奴だった」「だが今は、アルミンに軍港を破壊させるように仕向け、お前を戦場に呼んだ」「あいつが大事だと言った俺もコニーも、サシャもだ」と返す。ミカサが「それは、私達が信頼されているからだと思う」「実際に私達が行かなければエレンは何もできなかった」と言うと、コニーは「俺達が行かなければサシャが死ぬこともなかっただろうな」「ミカサ、サシャが死んだ時エレンはどうしたと思う?」「涙を流したと思うか?悔しがったと思うか?」「笑いやがった」「一体何がそんなおかしかったんだろうな、サシャが死んだことのどこが」「説明してくれよ、ミカサ」「何でエレンは笑ったのか、エレンのことは何でもわかるんだろ?なぁ?」と返す。アルミンが「エレンと話そう」「僕とミカサと3人だけで、話をさせてもらえるように掛け合ってみるよ」と言うと、ジャンが「話し合ってどうするんだ?」と返し、アルミンは「かつてエレンが一度だけ「始祖の力」を発動させた時、「王家の血を引く巨人」であるダイナの巨人は群がる巨人に食われた」「それはダイナの意志ではなく、エレンがそう望んだからだ」「つまり、ダイナの巨人は「始祖の力」を呼び出す触媒であっても命令を下す方でもない」「命令を下したのは始祖を持つエレンだ」「この仕組みはエレンとジークにも当てはまるはず」「だとすれば、シモダが何かを企てていたとしてもエレンが望まない限りそれは叶わない」「だから決定権を持つエレンさえ僕らと同じ目的であれば何も問題は無いんだ」と答える。ジャンが「ジークと同じ目的だったらどうするんだ」と聞くと、アルミンは「巨人化の薬を入手した兵団には選択肢がある」「信頼できる他の誰かを巨人にして、エレンの「始祖」を継承させる選択だ」と答える。ミカサが「そんな、エレンにはまだ時間が残されているのに」と言うと、アルミンは「わかってる」「だから僕達がエレンの真意を確かめて証明するんだ」「エレンは僕らの味方であると」と返していく。

ガビとファルコはかなり遠くまで逃げてきていた。

ファルコが「なぁ」「その腕章外せよ、目立つから」と言うが、ガビは「これを見られたって普通の住民に意味はわからないでしょ」と返す。ファルコが「軍人が見ればわかるだろ、いいから外せって」と言うが、ガビは「こんなへんぴな田舎に軍人は歩いてないから」と返す。ファルコが「ずっと着けてたらいつか見つかるだろ!?」「マーレに帰れる手掛かりも何も無いのに」と言うと、ガビは「帰れるわけない」「私はただ、捕まって死ぬまでにジークを見つけて問いただしたいだけ」「私達マーレを裏切ったのか、なんでそんなことをしたのか」「あんたは好きにすればいい、別に付いてこなくていいから」と返す。すると、ファルコは「あぁ、そうかい」「好きにさせてもらうよじゃあ、これ捨てといてやるから」とガビの腕章を外していく。

ガビが「返せ」とファルコを押さえつけるが、ファルコは「何でだよ!?」「こんなもんがここで何の役に立つってんだよ!?」と言う。ガビが「私は善良なエルディア人なの」「それが無いと島の悪魔と同じになるでしょ!?」と言うと、ファルコは「何言ってんだ!?」「お前、おかしくなっちまったのか!?」と返す。ガビが「じゃあ、ほっといてよ」「何であんたまで付いてきたの?」「あんたまで死ぬことないのに」と言うと、「何してるの?」と少女が近づいてくる。

少女が「こんな朝早くに、君達どこから来たの?」と聞くと、ファルコとガビは「い、言いたくないです」「私達家が嫌で」と答え、ガビはこっそり石を握っていた。が、少女は「そう」「お腹すいたでしょ?」「近くに私の家があるから付いてきて」と自分の家に案内していく。

マーレでは、マガトがマーレの戦士たちに「「獣の巨人」の死骸跡を調べた結果、爆破され粉々になったジークの体が部分的に見つかった」「だが足りない」「見つかる部位はどれも両腕両足のものだ」「我々を欺くために自らを亡き者と装ったのだ」「ジークはパラディ島敵勢力と飛行船で逃げおおせたと見ている」「ピークの推測が正しければ、ジークは少なくとも4年以上前から今回のマーレ襲撃を計画し、マーレ軍内に共謀者となる人員を配置していたようだ」「この対人型に改良された立体機動装置にはマーレの技術が取り入れられている」「逃走用に奪われた飛行船も訓練を積んだ軍人でないとできないであろう高度な飛行技術を見せた」と説明していく。

マガトが「恐らくは4年前のパラディ島調査船に同志を忍ばせたのだ」「エルディア復権派の同志をな」と言うと、ポルコは「クソッ」「ずっと一緒に戦ってたのに、裏切り者だったなんて」と言う。マガトが「当然このままで済ますつもりは無い」「現場に居合わせた諸外国要人新聞各社は、マーレ襲撃を受けパラディ島の脅威を世界に訴えた」「間も無くマーレと主要国すべてによる巨大軍事同盟が結ばれることとなった」「あの日、ヴィリー・タイバーが世界に求めた通りにな」「ジークの任期切れまで待つつもりは無い」「今から半年以内にパラディ島に世界連合軍による焦土作戦を行う」と言うと、コルトが「は、半年ですか!?」「ファルコとガビの救出も半年後でしょうか!?」と返すと、マガトは「世界連合軍の集結を待て」「マーレの力のみでパラディ島を攻めても以前のように返り討ちに遭うだけだ」と説明する。が、ライナーが「シモダもそう考えるでしょう」「大打撃を受けたマーレ軍はすぐさま攻勢に転じることは無いと」「そして、半年後に潰されるのを策も無しにただ待っている人でもない」と言うと、マガトが「ジークはこの時間に何かを企てていると言うのか?」と聞き、ライナーは「えぇ、何か考えがあるはずなんです」「それを挫くためには、世界連合軍の集結を待っていられない」「パラディ島を奇襲すべきです」と答えていく。

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