進撃の巨人106話のネタバレを掲載しています。106話では、エレンたちが3年前に何をしていたのかが明らかになる。そして、パラディ島勢力がジークたちと手を組んだ真相が明らかになる!?進撃の巨人106話の内容を知りたい方はご覧ください。
進撃の巨人106話のネタバレ
3年前
アルミンは「君は、こんなことを聞かされても困ると思うけど、君に聞いてほしい」「3年前のあの時、あの時ならまだ、何かを変えられたかもしれない」と話していく。進撃の巨人がマーレの調査船を持ち上げていく。

進撃の巨人が船を持ち上げて陸地に置くと、ハンジが「マーレの皆さんこんにちは」「パラディ島へようこそ」「私はハンジ」「遥々海を渡っていらしたお客様をお迎えする者です」「長旅でお疲れでしょう」「どうぞこちらでお茶でも楽しんでいって下さい」「ちなみにお一足先にお越しのお連れのお客様とは、既に超仲良しでーす」と出迎えていく。

ニコロはリヴァイにブレードで脅されていたが、「隊長、私に構わずこの悪魔共を撃って下さい」と伝え、隊長は「よく聞け悪魔共」「マーレは「穢れた血」に貸す耳など持ち合わせていない」「穢れた連中と豚の小便をすするようなマネもしない」と返す。ハンジが「あ〜あ、いいのかなー!?」「そんな悪口言ってー」「後ろの巨人が見えないのかな〜!?」「どうやってここから逃げるつもりなのかな〜!?」と言うと、隊長は巨人に銃を放とうとするが隊長がイェレナによって撃たれてしまう。

イェレナは兵士たちに武器を捨てさせ、「ハンジさんお招きいただき光栄です」「お茶しましょう」と言う。

アルミンが「話し合うことができて、情報が手に入るなんてとてつもない幸運だよ」と言うと、エレンが「あぁ、本当に運が良かった」「敵の上陸を阻止できたのは偶然だ」「マーレが本腰を入れれば敵の規模はこんなもんじゃすまねぇ」「何とかしねぇと」と返していく。

ハンジがマーレの銃を見て「へぇ、なるほど」「こうやって何発も撃てるわけか」と言うと、イェレナは「それらがマーレ兵の基本装備です」「マーレ兵は一師団あたり約2万人で構成され、総員50師団で約100万人になります」「それら陸軍に加え、21隻の戦艦からなる3つの艦隊を有し、その他新兵器の進歩もめざましく航空戦力にも力を注いでいます」と説明していく。

ハンジが「こう、くう?」という反応をすると、オニャンコポンは「要するに海や壁を越え、敵が空から現れる移動兵器のことです」と説明する。ハンジは驚き、「そんだけの力をも持ったマーレ様が、少なくとも1年間まともに攻めて来なかった理由って何?」と聞くと、イェレナは「主に理由は二つ」「パラディ島に放った「無垢の巨人」が最新鋭の兵器をもってしても未だ上陸困難な障害であること」「マーレがエルディア人を壁の中に幽閉するための政策でしたが、逆にマーレの進軍からエルディアを守る存在となっていたのです」と説明していく。イェレナが「しかし、もうすぐ夜が明け巨人が活動する頃ですよね?」「今我々が壁の外でのんびりお茶できるということは、島の巨人をすべて殺してしまったということでしょうか?」と聞くと、リヴァイが「だったら?どうする」「何とかしてマーレに伝えるか?」と聞き返すが、イェレナは「いや、素晴らしい」「期待以上だ」と答える。ハンジが「二つ目の理由は?」と聞くと、イェレナは「現在マーレは連合国複数の国と戦争状態に突入したからです」「今はパラディ島どころではないというわけですが、そもそもの開戦理由はあなた方にあるのですよ?」「「鎧の巨人」や「獣の巨人」、マーレが誇る戦士隊を打ち負かし、「超大型巨人」と「女型の巨人」、マーレから主力兵器を奪った」「マーレは敵の多い国ですので、諸外国は瞬く間に団結し、戦争の火蓋が切られたのです」と答える。ハンジが「するとあなた方はマーレに恨みを持つ亡国の民であり、マーレ軍に潜入する諜報員のようなものなのかな?」と聞くと、イェレナとオニャンコポンが黙ったので「お、当たり?」「やっぱりマーレに背くからにはそれなりの動機と後ろ盾が無いとね」と聞き、イェレナは「諜報などと、呼べるような代物ではありません」「マーレに故郷を奪われ兵士として徴用された我々はとても非力で、この大国に抗う気概は失われつつありました」「彼に導かれるまでは」「マーレや世界の人々が悪魔と呼んで恐れる巨人」「私にはまったく別の物に見えた」「神です、無力な私達に希望を見せてくれました」「私達はジーク・イェーガーの命を受け上官を撃った反マーレ派義勇兵です」「目的はエルディア人の解放です」と説明していく。

ハンジは「ジーク・イェーガーの要求は以下の通り」「彼に残された時間以内に彼をパラディ島に受け入れ、「始祖の巨人」を有する腹違いの弟エレン・イェーガーと引き合わせること」「そのための条件としてパラディ島の安全を保障」「武器を始めとする最新技術の提供」「また、我々に存在するとされる友好国との橋渡し」「そして、マーレに対する情報工作等々の支援」「すべては生存が危ぶまれるエルディア人の求愛を目的としたもので」と説明していくが、「論外だ」「そんな馬鹿な話に乗るものか」という声が飛ばされる。

ザックレーが「奴らの目的は終始一貫して「始祖の巨人」の奪還」「力尽くが駄目なら口八丁手八丁尽くせと言わんばかりだな」と言うと、ピクシスが「それは敵さんも承知のはず」「まずは団長殿の話を聞こうではないか」と言う。ハンジが「続けます」「ジークいわく、エルディア人の問題を一挙に解決する「秘策」が残されているのだと」「その「秘策」を行う条件として必要なものが「始祖の巨人」と「王家の血を引く巨人」」「その二つが揃えば世界は救われる」「ただし、その「秘策」を明かすことができるのは条件が揃ってからだと」と説明すると、「聞くに堪えん」「我々は随分と低く見積もられたものだな」と言われてしまう。が、エレンが「それは本当です」「思い出しんたんです」「オレが一度だけ「始祖の巨人」の力を発動させることができたのは、「王家の血を引く巨人」と接触した瞬間でした」「その巨人の顔は父の残した写真と同じ人物ダイナ・フリッツに違いありません」「偶然にもオレはあの日あの瞬間に無垢の巨人として彷徨うダイナ・フリッツと接触し、窮地を脱したのです」「つまり、ダイナの息子であるジークは解明したのでしょう」「「不戦の契り」を出し抜く術を、我々エルディア人に残された唯一の希望を」「壁に潜む幾千万もの巨人で世界を踏み潰す「地鳴らし」の発動条件を」と説明していく。

リヴァイが「お前、どうして今までそんなことを黙っていやがった?」と聞くと、エレンは「ヒストリアの身を案じたからです」「オレの不確かな情報で巨人にさせるわけにはいかないと思っていました」「軽率な判断であったことを認めます」と答えていく。ハンジが「しかし、それが本当だとすると、これは、ジークの「秘策」にも筋が通る」と言うが、保守派は「正気か!?」「連中を信用する気か!?」「そうだ、敵兵を大勢島に留めておけば何があるか知れないぞ」「全員縛り首にするべきだ」と騒いでいく。が、ハンジは「いえ、そうもいきません」「マーレの調査船からこの島を守るためには、義勇兵の力が必要なのです」「彼女らの「無線通信」が無ければ」と言う。
戦わなければ勝てない
イェレナは無線で第二次調査船団に「船が座礁してずっと助けを待って」と位置情報を送り、調査船団の規模を確認する。そして、伏せていたアルミンが超大型巨人となり威嚇していく。

船員が海に飛び込み陸に上がろうとすると、リヴァイが「穢れた悪魔の汚らわしい島へようこそ」「もてなしてやるよ、豚のションベンでよろしければな」「断ってもいいが、上陸許可は下りない」「悪いが泳いで帰ってくれ」と言う。アルミンは「あの頃は楽しかった」「確かに僕達エルディア人は世界から恐れられ憎まれている」「まだ顔も知らない海の向こうにいる人達から」「でも、海の向こうにいる人達は敵だけじゃなかった」と語る。
オニャンコポンが「この島に最も必要なものを造りましょう」「これを「港」と言います」と説明していく。

サシャが「ところでオニャンコポンは何で肌が黒いのですか?」と聞くと、オニャンコポンは「俺達を造った奴はこう考えた」「いろんな奴がいた方が面白いってな」「巨人になる人間「ユミルの民」も同じさ、俺達は皆求められたから存在する」と答える。アルミンが「誰が僕らを創ったの?」と聞くと、オニャンコポンは「「始祖ユミル」に力を与えた存在、すなわち神だ」「そう考える者もいる、考えるだけなら自由だろ?」と返していく。
ニコロがマーレ料理を振る舞う。

サシャは「ニコロさん、あなたは天才です」と大喜びする。

エレンたちは狙撃訓練をしていた。

アルミンが「もうすぐ港が完成するんだ」「マーレの工兵の力を借りたらすごく早く進むようになってさ」「そりゃ最初はお互い疑心暗鬼でまったく上手くいかなかったよ」「でも時間をかけて肩書きを抜きにして人同士向き合えば、きっとわかり合える」と言うが、エレンは「アルミン、ベルトルトの記憶は何か見たか?」と聞く。アルミンが「あぁ、いや」「役に立ちそうなものは何も」と答えると、エレンは「時間は無ぇぞ」「ジークの寿命はあと3年も無ぇ」と返す。アルミンが「うん、そのことだけど」「このままイェレナ達の作戦通りに進めていいのかな?」「本当に「地鳴らし」で世界を脅すことでしかエルディア人を守る術は無いのかなって」「それじゃあ本当に世界を恐怖に陥れる悪魔だ」「そうなる前に話し合えないのかな?」「港ができたらマーレや世界中の人と話し合って誤解を解けば」と言うが、エレンは「誤解?」「誤解って何のことだよ?」と返す。アルミンが「だから、僕達は怖くないって」と言うと、エレンは「世界から見ればオレ達は巨人に化ける怪物だ」「そこに誤解は無いだろ?」と返していく。ミカサが「でも、仲良くなれたマーレ人もいる」と言うが、エレンは「何人だ?」「殆どのマーレ兵は収容所の壁を睨みつけてるだろ」と返す。ミカサが「それだって、時間をかければ」と言うと、アルミンは「そう、時間が必要だ」と返し、エレンも「そうだ」「時間を稼ぐためには、手出しできねぇようにしてやるんだ」と言う。
アルミンは「もしかしたら、別の道が、あったんじゃないかって」「そればかり考えてしまう」と語る。

アルミンは「今日は、今回の作戦で死んだ8人の葬儀があった、サシャを含めてね」「誰よりもエレンを理解しているつもりだった、ミカサよりも」「でも、もうわからない」「エレンは一人でもやるつもりだって」「エレンに協力しても、見放しても、最悪の選択になっただろう」「とにかく大勢の人間を殺した」「戦艦も軍人も民間人もすべてを巻き込んで」「あの日の僕達と同じように突然すべてを奪った」「でも、あの軍港が健在だったら、すぐさまマーレ軍はこの島に報復攻撃しただろう」「和睦の道は絶たれたけど、やるしかなかった」「あの日の君達のように」「ねぇ、アニ、何か答えてよ」と水晶体のアニに問いかける。

ジークがエルディア人の様子を見て「戦勝と報じたわけか」「恐ろしいね、何も知らないってのは」と言うと、リヴァイは「お前を殺してお前の死体をマーレに送りつけ、お前の陰謀を明るみに出す」「お前の祖父、祖母の命は無いだろうな」「だが、お前の言う「秘策」とやらが本物なら、お前を切り刻むのを少し待ってもいい」「俺はどちらでも構わない」と言い、ジークは「寛大なお言葉に感謝致します」「だが、俺をエレンと会わせるのが先だろ?」「なぁ?睨むのやめてくれないか?」と返す。

エレンは独房の鏡を見ながら、「戦わなければ勝てない」「戦え、戦え」とつぶやいていく。

