カイジ

【カイジ】作中で描かれたギャンブル総まとめ【賭博黙示録編】

ギャンブル漫画の中でも大変人気のあるカイジ。

ギャンブル漫画とあって、カイジの作中には様々なギャンブルが登場しています。

どれもカイジオリジナルのギャンブルで、設定が面白く、「ギャンブル漫画の中で一番好きな作品」という人も少なくないでしょう。

 

カイジはいくつかのシリーズに分かれていますが、今回は中でも最初のシリーズである「賭博黙示録」に登場したギャンブルをまとめていきます

カイジの序盤で登場した懐かしのギャンブルをお楽しみください。

 

カイジの作中で描かれたギャンブル総まとめ

 

ギャンブル1 限定ジャンケン

カイジの作中で描かれた最初のギャンブル。借金で行き詰まった者たちを乗せたエスポワールというギャンブルクルーズで行われたギャンブル。誰もが知っているジャンケンにアレンジを加えただけのシンプルで簡単なギャンブルですが、作中では途中様々な展開があり、一発目のギャンブルから引き込まれることとなりました。

 

限定ジャンケンのルール
  • 参加者は3つの星とグー・チョキ・パーが描かれたカードを各4枚ずつ、計12枚が渡される
  • 参加者はこのカードを使って、他の参加者とジャンケン勝負を行い、勝てば相手の星を手に入れられる
  • 参加者は始まる前に最低100万円のお金を貸しつけられる(最大で1,000万円)
  • すべてのカードを使い切った上で星が3つ以上あればゲームクリア
  • 星が0になる・規定時間以内にカードを使い切っていない・規定時間終了後の星の売買を含め、星3つに達していない・カード破棄などのルール違反、これらの者はゲームの敗北となり、別室送りとなる

 

利根川の名演説

限定ジャンケンを語る上で欠かせないのが、ギャンブルが始まる前の利根川の演説。カイジの作中でも人気キャラとなる利根川が、ゲームのルールを説明するために壇上に上がるが、「質問には一切答えない」と言ったにも関わらず質問をしてきた参加者に対して「Fuck You」「ぶち殺すぞ ゴミめら」と一蹴。「世間というものは とどのつまり 肝心なことは何一つ答えたりしない」「彼らは勝った ゆえに今その全て 人格まで肯定されている」「勝ちもせず生きようとすることがそもそも論外なのだ」など、いきなり利根川先生の名言がガンガン飛び交う。この利根川先生の熱い演説でグイグイ引き込まれてしまった人も、少なくないのではなかろうか??

 

船井に騙され圧倒的ピンチに

上限の1,000万円を借り入れしていたカイジに声をかけてきた同じく上限1,000万円を借り入れた船井。「このゲームの必勝法がある」と言ってパートナーとしてカイジを誘うが、これはカイジをはめるための船井の罠だった。「12回連続であいこで乗り切れば少ない金利の借金で済む」という船井の甘い誘いに乗ったカイジは、途中でカードをすり替えてきた船井に2連続で敗れ、カードはチョキ1枚、星は残り1つの絶対絶命のピンチに陥ってしまう。

 

古畑&安藤とともに勝利を目指す

絶対絶命のピンチに立たされたカイジは、たまたま船に乗り合わせていた借金を背負う原因となった男、古畑を偶然発見する。カイジと同じく厳しい状況に立たされていた古畑を見て、カイジは一緒にこのギャンブルを戦うことを決める。さらに、星2つでカードが0枚だった男、安藤も誘ってカイジ・古畑・安藤の3人体制で限定ジャンケンに挑むことになる。

 

買い占め戦略

カイジ・古畑・安藤の3人は、カイジのひらめきでグーのカードを集め、グーを独占する作戦に出る。後々、他のカードが減っていった際にカイジたちがカードを独占していることで、高い確率でジャンケンに勝つことができるからだ。しかし、カイジの思惑通りには進まず、グーで勝てるはずのチョキだけが場から減り続けていく。

 

別の買い占めグループとの対決

チョキだけが場から減り続けていた理由は、カイジたちとは別にパーを独占しているグループがいたことが原因だった。パー独占グループのリーダー北見は、「最後の勝負」と言ってカイジに勝負を仕掛けてくる。同じ買い占め戦術を取っていたカイジは、北見の思考を読み、北見が出してくるカードを完全に読み切り、星3つを奪い、北見に一矢報いる。

 

パーも独占に動く

北見に勝利したカイジは、北見とつるんでいた男たちを買収し、独占していたパーを獲得。「一人だけ抱え込んだパーは消費しきれない」と北見を脅し、北見にはお金を出してパーを引き取らせる。こうしてカイジたちは、グーだけでなく、パーの独占にも成功する。

 

再び船井との戦いに

グーとパーの買い占めにより、かなりの勝率で勝てる状況を作り出すことに成功したカイジたち。しかし、場は膠着し、勝負自体が成立しなくなっていた。そこで、船井の提案で、全員のカードを混ぜ、再分配してリスタートすることに。これによってカイジたちの買い占めがバレてしまう。またしても船井にしてやられた形になったが、船井のちょっとしたミスをカイジが指摘し、船井もまた勝負ができずに孤立してしまう。そこでカイジは船井にラストバトルを申し出る。

 

カードを抱え堕ちるカイジ

カードを消費するためにはカイジと戦うしかなくなってしまった船井。しかも、すでに別部屋に堕ちる覚悟を決めているカイジに負けるしかない状況に立たされ、船井は星5つを吐き出すことに。カイジたちは、3人クリア条件の星9つには達したものの、3人ではどうしてもカードが1枚余ってしまう形になり、カイジがカードを抱えて一度別部屋に堕ちることに。限定ジャンケン終了後の星の売買タイムで、古畑・安藤に星3つで助けてもらう作戦を取る。

 

まさかの安藤・古畑の裏切り

限定ジャンケンが終わり、星の売買タイムに入ると、ギャンブル終了後の身入りの少なさに気づいた安藤が「カイジは救わずに星を売る」と言い出す。カイジのおかげで星を10こまで集めることができたにも関わらず、この安藤の行動は鬼畜の所業と言えるw安藤たちは星を売ってしまい、カイジは助からなくなってしまう。

 

最後も機転を効かし、なんとか脱出

安藤たちからの救出が望めなくなったカイジだが、別部屋で一緒にいた男が「お宝を抱えてこの部屋に堕ちているはず」と踏んで、貼っていたばんそうこうに隠していてあった宝石を奪うことに成功。それに気づかずに別部屋から出て行った男は部屋から出たあとにそれに気づき、宝石を回収するために結局カイジを救出することに。かくしてカイジは生還。安藤たちが売却しようとしていた星は、別部屋に一緒にいた石田の救出に使用する。結局、カイジはこのギャンブルで得られたお金はなく、参加する前の借金はチャラになったものの、ゲームに参加する際に借り入れた分の借金629万5千円を抱えて、船を降りることになる。

 

ギャンブル2 Brave men road

スターサイドホテルで行われたギャンブル。高さ8〜10mの位置にかけられた一本橋を渡るゲーム。落下した場合骨折は必死で、打ち所によっては死の危険もある。橋は数本しかないのに対し、1レースに参加者は12人いるので、一本の橋に複数人が一緒に渡ることになる。ただ、足の太さ程度の太さしかない橋なので、横から追い抜くことは不可能。前の人を抜くためには前の人に追いついて突き落とさなければならない。前の人を突き落とさないといけない罪悪感と後ろから突き落とされるかもしれないプレッシャーと同時に戦わなければならないギャンブル。

 

Brave men roadのルール
  • 1位には2,000万円、2位には1,000万円の引換券が渡される
  • 橋に手をつくか、橋から落下すると失格

 

最初の落下者が

いきなり高さ8m以上のところの橋を渡されるゲームに参加させられ、面食らって動けない参加者たち。カイジもなかなか動けずにいたが、ついに最初の挑戦者が橋を渡る。が、すぐに足を滑らせて橋から落下してしまう。落下者は足が変な方向に曲がっており、骨折している模様。その惨状を見て戦意喪失する参加者がほとんどだったが、カイジは違った。

 

カイジ2番手で橋を渡る

橋から落ちても死なないことがわかり、橋を渡る決心をするカイジ。が、一瞬の隙を突かれ、別の参加者に先を越されてしまう。そして、カイジは2番手で人間競馬に参戦。どうあがいても2番手にしかなれない状況の中、下でギャンブルを観戦する富裕層から、とある掛け声が聞こえてくる。

 

カイジの背後にも参加者が迫る!?

カイジの耳に届いたのは「押せ」という狂気の掛け声。この人間競馬、前を渡る参加者を突き落とすことはルール上、なんら問題はなく、むしろ後ろを渡る人間の特権と言える。後ろから狙われる形になるので、追いつかれてしまったら基本的にアウト。今、カイジは2番手で橋を渡っているが、いよいよ3番手の者が橋を渡り出す。

 

葛藤するカイジ

カイジたちが渡る鉄骨は、実は徐々に幅が狭くなる作りになっており、最初は足の幅以上あった鉄骨だが、終盤に差し掛かると足の幅よりも狭くなってくる。慎重になりながらも、「前を進む者はより慎重にならざるを得ない。これはチャンス」とカイジは捉え、先を走る参加者を背中をいよいよ捉える。が、いざ突き落とすとなるとカイジは躊躇してしまってなかなか押すことができずにいる。カイジが躊躇していると、今度はカイジの背を追う3番手の参加者がカイジの背中を捉える。「押さなければやられる」という状況の中、カイジは前の参加者を突き落とす決心をするが、いざとなると涙を流し、やはり押すことができずにいた。

 

カイジ失格

罪悪感に阻まれ、「押さない」と決意したカイジ。が、賞金欲しさにカイジの後ろを追う参加者はカイジの背中を押そうとする。カイジは説得しつつも抵抗するが、細い足場での取っ組み合いのせいで足を滑らせてしまう。が、寸前、橋に手を掛けることができ、落下は免れることができた。ただ、「橋に手を着いたら失格」というルールのため、カイジは失格となってしまう。1位はカイジのバイト先の同僚の佐原という男で、2位は進むスピードはゆっくりであったものの、前の者が次々と落下したためゴールできた石田に決まった。

 

ギャンブル3 鉄骨渡り

Brave men roadの入賞者が得られたのは現金ではなく、引換券。その券を監禁するための部屋に行くためにカイジたちが渡らせられたのが、地上74mに架けられた一本の橋。橋の長さや幅はBrave men roadのときとまったく同じだが、こちらは落下したら命が助かることはなく、即死となる。また、Brave men roadのときと同様、「手を着いたら失格」というルールだが、橋には電流が流されており、手を着いたらまず体勢を保つことはできずに落下する。つまり、途中棄権は一切なしのデスゲームとなっている。

 

勝者に配られたのは引換券

Brave men roadの勝者に配られたのは元気ではなく、引換券だった。チケットが一枚余っているということで、希望者にはチケットのチャンスが与えられ、失格となったカイジもついて行くことに。そこには、エスポワールのホールマスター利根川がいた。Brave men roadの勝者が得たチケットは、現金の引換券で、換金場所はカイジたちがいるビルの向こう側のビル。そこから架けられた鉄骨を渡って行くしかない。先ほど渡ったBrave men roadと渡る橋は同じだが、今回の高さは地上74m。落ちたら間違いなく即死というデスゲームのギャンブルがスタートする。

 

地上からの離脱

落ちたら即死という狂気のデスゲームに挑むカイジたち。今回は順位は関係なく、渡り切った人間全員が賞金を受け取れるので、Brave men roadのときのように後ろから押されるというプレッシャーはない。ただ、地上74mという高さなので落ちたら間違いなく命はない。また、鉄骨に電流が流れており、橋に手を着いてしまうと体勢を保つことは不可能で、そのまま落下してしまう。途中棄権ができない命を懸けたデスゲームとなっている。結局、橋を渡ることを決めたのは、カイジを含めた10人。カイジのバイト先の同僚である佐原、カイジがエスポワールで救出した石田も参加を決めている。あみだくじで渡る順番を決め、カイジもいよいよ橋に足を踏み出し、地上からの離脱という狂気の時間に足を踏み入れる。

 

死の恐怖

今回の鉄骨渡りは、一度渡り切ったBrave men roadとまったく同じものだが、参加者にとってはまったく別物に感じられる。Brave men roadのときは落ちても最悪死ぬことはない。が、今回は落ちたら死亡という恐怖心が参加者たちを押し潰す。恐怖で身体の震えが止まらなくなり、身体が変に見える幻覚まで見えてしまうカイジ。はたしてこの死の鉄骨渡りを乗り切ることはできるのか??

 

最初の犠牲者が

死の恐怖でくじけそうになるカイジだが、それはカイジだけでなく、他の参加者も同様だった。石田も「さっき渡った橋とは全然違う」とビビりまくってしまう。太田という先頭を渡る参加者が特にやばく、風など吹いていないのに飛ばされるほどの風に煽られていると錯覚してしまうほど。どうしようもなくなった太田は、とうとう橋に手を着いてしまう。身体に電流が走り、体勢を保つことができなくなった太田はそのまま落下。ついに最初の犠牲者が出てしまう。

 

次々に落下者が

最初に犠牲者に連鎖するように、次々に参加者が落下していってしまう。太田が落ちたことにビビり、足を滑らせた秋川という男も橋に手を着いて落下。他の参加者も精神的に追い込まれており、とても橋を渡れる状況にないことを見て、カイジが利根川にゲームの中止を申し出、電流を切るように頼み込む。利根川が聞き受けるわけもなく、橋に手を着いた中山も落下。それに続いて続々と参加者は落ちていき、残ったのはカイジとカイジのバイト先の同僚の佐原、そして、カイジがエスポワールで救った石田の3人となった。

 

石田死亡

絶望的状況だが、先頭を行く佐原はまだくじけていなかった。カイジと石田を鼓舞して前に進む佐原。カイジも前に進む勇気を再び取り戻したが、石田はダメだった。足の震えが止まらない石田は、カイジに1,000万の引換チケットを手渡す。「借金に追われた女房に渡してやってくれ」と、カイジに引換券を託す。チケットを受け取り前に進むカイジ。カイジが石田を励まそうと後ろを振り返ると、そこに石田の姿はなかった。石田は、カイジが動揺しないようにと、一切の声を発することなく落下したのだった。

 

無事橋を渡り切った佐原だったが・・

覚悟を決めて橋を進み出した佐原だったが、さっき落ちた太田の亡霊が目の前に現れ、進めずにいた。が、カイジの激励で亡霊を打ち破り、なんとか橋を渡り切ることに成功。監禁場所であるホテルの部屋に通ずる窓を開けようとするが、部屋の中にはこのデスゲームを鑑賞するVIPたちの人集りがあり、窓から佐原のことをニヤニヤと笑いながら見つめている。それに気づいたカイジが佐原を止めようとするが、佐原は窓を開けてしまう。すると、窓から突風が佐原を襲い、佐原は飛ばされ、まさかの落下してしまう。東京ドームなどで起こる内と外との気圧差で生じる風のせいで、窓からの侵入は実質不可能であった。

 

真の道を見つけるカイジ

佐原が落下する様子を見て、絶望するカイジ。辺りを見渡すと上の窓にも人影があることに気づく。そして、上の窓に通ずるガラスの道が橋の横にあることを見つける。「これも罠なのでは??」と疑いながらも、恐る恐るガラスの道に足を踏み出すカイジ。実は、ガラスの道こそ本当の正解の道で、カイジは無事に鉄骨渡りに成功する。そこには利根川もいて、カイジの走破を労うが、「残念ながらチケットはすでに効力を失っている」と言う。「カイジが中止を申し出た後、遅れはしたが電流を切った」「お前は自ら権利を放棄したんだ」と。当然、納得できるわけがないカイジだが利根川は聞き入れる様子はなし。が、「この子に今一度チャンスを与えなさい」と利根川に命じる黒幕が現れる。

 

ギャンブル4 Eカード

橋を渡り切ったが賞金を得られなかったカイジに、「サービス」と称して兵藤が提案したギャンブル。100万ほどであれば、ほぼリスクなく得られるギャンブルではあるので、「サービス」という言葉はあながち間違ってはいない。相手はカイジの宿敵とも言える利根川。Eカードは、皇帝・市民・奴隷という特性の違う3種類のカードを使う心理戦。利根川はお金を、お金がないカイジは耳か目をかけて戦う。

 

Eカードのルール
  • 皇帝(1枚)・市民(8枚)・奴隷(1枚)のカードを用いて行う
  • プレイヤーは皇帝側と奴隷側に分かれ、皇帝側は皇帝1枚、市民4枚のカードを、奴隷側は奴隷1枚、市民4枚のカードを持ってゲームスタート
  • 3種類のカードはそれぞれ特性が異なり、皇帝は市民より強く、市民は奴隷よりも強く、奴隷は皇帝よりも強い
  • 皇帝側は皇帝で市民を倒すか、市民で奴隷を倒せば勝ち、奴隷側は奴隷で皇帝を倒せば勝ちとなっている
  • 先手・後手に分かれ、カードを裏向きに伏せて出し、その後カードを開示し、カードの優劣によって勝敗を決めていく
  • 奴隷側は市民に弱い奴隷を持っているので、皇帝側よりも圧倒的に不利となっている
  • そのため、奴隷側でカイジが勝った場合、皇帝側で勝ったときの5倍の報酬を得ることができる
  • カイジが賭けるのは目か耳で、30ミリに達したときにそれぞれの器官を破壊する装置を装着しなければならない
  • 1ミリに対して10万円の報酬が設定されており、賭ける長さはカイジが自由に決めることができる
  • 皇帝側を3回連続行った後、奴隷側を3回という具合に各サイド交互に行い、全部で12回戦が行われる

 

カイジは耳を選択

Eカードでは、カイジは耳か目を賭けることになるのだが、カイジが選択したのは耳。30ミリに達すると耳を破壊する装置をカイジは着けることになる。そして、宿敵である利根川とのEカードがスタートする。

 

カイジいきなり100万円を得る

当然、大金の獲得を狙いにいくカイジは、いきなり10ミリを賭けることに。カイジは、奴隷側よりも圧倒的に有利な皇帝側でのスタート。1枚目は市民VS市民で引き分けとなったが、2枚目は利根川市民に対して、カイジ皇帝でカイジがあっさり勝利。10ミリを賭けていたカイジは、さくっと100万円を獲得することに成功する。

 

利根川の読心術!?

1戦目の勝利に気を良くしたカイジは、2戦目も1戦目同様、10ミリ賭けることに。初戦同様、2枚目で皇帝を出し連勝。わずか2戦で200万を得る。そして、3戦目も同じく10ミリ。3枚目のカード提出で、カイジは先出しで皇帝を提出。すると、利根川は「そんなに強く念じられてしまっては丸聞こえだ」と、なかば読心術でもつかえるのかのごとく、カイジの皇帝出しを読み切り、圧倒的不利である奴隷側で勝利を収めてしまう。10ミリベットしていたカイジの耳の針が10ミリ進み、器官破壊まで残り20ミリと迫る。

 

カイジ3連敗

有利なはずの皇帝側で負けてしまったのを機に、カイジは連敗を重ねてしまう。カイジも利根川の心理を読もうとするが、利根川にかわされ、気づけば3連敗してしまう。突破口をまったく見つけられないカイジは、「相手の心に恐れを作る」と考え、奴隷側3回目で10ミリベットをすることに。

 

絶体絶命のカイジ

奴隷側で10ミリを賭けたことで、利根川は会長の兵藤から「100%勝て」と釘を刺される。会長の叱咤に加え、有利である皇帝側で負けられなくなった利根川は、カイジの思惑通り、今までの余裕は薄れていく。そして、カイジはプレッシャーがのしかかっている利根川に心理戦を仕掛けていく。が、利根川はカイジの考えをあっさり看破し、2枚目に皇帝を出し、カイジに勝利。カイジがつけている装置はさらに10ミリ進み、器官破壊までの猶予はたった6ミリとなってしまった。残る試合は6試合なので、仮にカイジが最低の1ミリずつ賭けたとしても、試合にすべて負けると鼓膜が破壊されてしまうことになる。

 

皇帝側3戦目でまさかのカイジが勝利!?

皇帝側で3連勝を収め、利根川が4連勝となる。カイジの考えをいともたやすく見破る利根川は、「今までの経験から培った圧倒的洞察力で、カイジの癖や微妙な体の動きを見れば相手の心理状況がわかる」と言う。利根川の言葉は半信半疑ながらも、着実に考えを見透かしてくる利根川に、カイジは完全にビビってしまっていた。そして、圧倒的有利であるはずの皇帝側でも2連敗となり、カイジは利根川に6連敗してしまう。最後の皇帝側である3戦目、これが終わると不利な奴隷側となるので、なんとか勝利しておきたいカイジ。2枚目で皇帝を出すか悩んだ挙句、寸前のところで市民に変えたところ、利根川は奴隷を提出しており、カイジは意外な形で皇帝側の最終戦を勝利で収めることとなる。

 

カイジ利根川のイカサマをついに見抜く

奴隷側の3戦目で運良く勝利を拾ったカイジ。勝ちを拾われた利根川は、「興が削がれた」と会長から異常な叱咤を食らう。負けて当たり前の奴隷側にも関わらず、利根川を異常に責める会長の様子を見て、カイジはとあることを感じ始める。「イカサマをしているんじゃないか??」と。そんな疑念を抱きながら望んだ奴隷側の1戦目。カイジは、利根川がカードを提出する際、カードを見ていないことに気づく。利根川はカードではなく、腕に着けている腕時計を見ていた。そして、自身の耳に装着されている装置が送信機であることについに気づく。利根川のイカサマに気づき、憤りを感じていたカイジだったが、それと同時にとあることを閃いたのだった。

 

自身の耳を削いで利根川に一矢報いる

カイジが装着している装置は、30ミリで鼓膜に達する仕組みとなっていたが、最大45ミリまで伸びる装置となっていた。利根川を敗る策を思いついたカイジは、奴隷側の2戦目、装置の最大ベット距離である18ミリを賭ける。仮にこれで負けると、鼓膜に収まらず、耳の内耳にまで針が達し、障害が残る可能性は高く、最悪の場合死もあり得る。そんなデスゲームに、カイジは耳を削ぎ、装置を無理やり外すという狂気の策で挑んでいく。利根川は、脈・発汗・体温がわかる腕時計の情報を頼りに、カイジの2枚目のカードが市民と確信し、皇帝を提出。が、装置を外しているカイジから反応があるわけがなく、利根川のイカサマを逆に利用して、奴隷を提出していたカイジが見事勝利を収める。報酬が5倍の奴隷側で18ミリを賭けて勝利したため、カイジはこの1戦で900万という大金を得ることに成功する。

 

奴隷は二度刺す

カイジ奴隷側の3戦目、1ミリか2ミリを賭けて収束するかと思いきや、カイジはさらに利根川を打つ策を思いついてしまう。最終戦もMAXベットの18ミリを張り、イカサマに使っていた腕時計を外させ、カイジは再び利根川に挑むことになる。今まで腕時計を頼りに勝負をしていた利根川にとっては、これが初の真剣勝負。なんとしても勝たなければいけない状況の利根川は、カイジが提出したカードに血が付着していることに気づく。その血が、先ほどの勝負で付着したものだと気づき、それならば奴隷のカードにも血が着いていると考える。4戦目で利根川の思惑通り、血痕つきのカードを利根川が出してくるが、寸前のところで「これこそがカイジが仕掛けた罠」と疑い、提出したカードは奴隷に見せかけた市民と予想し、皇帝を提出。しかし、そう読んでくると踏んでいたカイジは、最初に利根川が予想した通り、奴隷を提出していた。「奴隷は二度刺す」という言葉とともに、カイジは見事利根川に勝利を収める。「優秀すぎる利根川は、ここまで看破する」と踏んで、血痕を利用したトリックでカイジは利根川に勝利。さらに900万円を獲得し、トータル2,000万という大金を獲得してカイジはEカードを終える。

 

焼き土下座

カイジは、「この勝負に勝利したら謝れ」と利根川と事前に約束していた。が、会長が利根川に命じたのは通常の土下座ではなく、肉焦がし、骨を焼く鉄板の上で行う、通称「焼き土下座」だった。「謝る際に大事なのは、行為ではなく、誠意だ」と、「本当に誠意があればどんな状況でも土下座できる」と。焼き土下座は、額を鉄板に着けてから10秒頭を下げ続けるのが決まり。ルールにのっとり、利根川は12秒間土下座を続けた。これにてカイジのEカードは締めくくられる。

 

ギャンブル5 ティッシュ箱くじ引き

Eカードで利根川に勝利を収めたカイジだったが、「真の敵は利根川ではなく、後ろにいた会長だ」と思い出し、そのまま会長に勝負を挑む。そこで行われたのが、その場にあったティッシュ箱で即席で作ったティッシュ箱くじ引き。ティッシュ箱の中に入れた大量のくじの中に1枚入っている当たりを先に引いたほうの勝ちという非常にシンプルなギャンブル。非常にシンプルなゲームではあるが、カイジは事前にティッシュ箱に細工をしており、確実に勝てる状況で兵藤会長との勝負に臨んだ。

 

ティッシュ箱くじ引きのルール
  • 空にしたティッシュ箱の中にペーパータオルで作った大量のくじを入れ、一枚だけ混ざっている丸が書いてある当たりを先に引いたほうの勝ち
  • くじは交互に一枚ずつ引いていく
  • イカサマ防止のため、丸めた当たりくじは無効
  • くじを引くときは腕まくりし、指の股を開いてチェックする
  • 利根川が賭けるのは1億円、カイジは2,000万円と不足分は親指以外の4本の手の指を賭ける

 

カイジは事前にティッシュ箱に細工をして挑む

兵藤に挑むカイジは、無策で勝負で挑むわけではなく、事前に細工をしていた。ティッシュ箱を使ったくじ引き勝負に自然な形にもっていくカイジ。実は、事前にカイジはティッシュ箱の中の側面に当たりくじを仕組んでいた。確実な勝利を期待し、帝愛グループトップの兵藤に戦いを挑む。

 

カイジが賭けるのは指

兵藤はカイジにとある提案をする。「燃えるギャンブルがしたい」と言い、賭け金の釣り上げを要求する。兵藤が賭けるのは1億円。2,000万しか持っていないカイジは、不足分を親指以外の手の4本の指で精算することに。負けたら手の指を失ってしまうギャンブルにカイジは挑んでいく。

 

初手兵藤

兵藤の提案によって先引きは兵藤からとなった。ティッシュ箱の中の側面に当たりくじを仕込んでいたカイジは、兵藤が一発目で当たりくじを引かない限り、勝利は確定。「圧倒的勝負運を誇る」と自負していた兵藤だったが、初手は外れ。安堵したカイジは、勝利を確認しながらティッシュ箱の中に手を入れる。

 

カイジの仕掛けが破られる!?

勝利を確信し、事前に仕込んだ当たりくじの場所に手を伸ばすカイジだったが、なんと当たりくじはそこにはなかった。絶望するカイジ。「だが、今ここで引けば」と、大量のはずれくじの中から当たりくじを引いて勝利を得ようとする。が、そんなにうまくいくわけもなく、カイジが引いたのははずれのくじ。そして、兵藤の番に移る。

 

兵藤の豪運が炸裂!?

「わしのような王に二度引かせてはいかん」と言い、自信満々にティッシュ箱に手を入れる兵藤。くじを引いた兵藤は「とても残念な結果だ」とカイジに言い放つ。思わせぶりな言い方だが、兵藤が引いたのはなんと当たりのくじだった。たった2ターンでカイジの敗北が決定してしまう。

 

罰が執行

ゲームに敗れたカイジに、取り決め通り指を切り落とす罰が執行される。ギロチンつきの手枷に指をはめられているカイジ。黒服の男がギロチンを落とし、罰は執行。カイジの4本の指は、無残にも切断される。帝愛のボスである兵藤との戦いは、カイジの敗北で幕を閉じる。

 

兵藤のタネが明かされる

「圧倒的豪運で兵藤が当たりくじを引いた」と思われていたが、実は兵藤も仕掛けをしていた。賭け金を1億に釣り上げても勝負に挑んできたことから、カイジがなんらかの仕掛けをしていることに気づいていた。兵藤は、カイジが事前にティッシュ箱に仕込んでいた当たりくじの存在に気づき、最初のターンで仕込まれていた当たりくじを丸めてしまっていた。そのため、カイジは仕込んでいた当たりくじを見つけられなかった。また、カイジと一緒にティッシュ箱の中に当たりくじを入れる際、ひっそり折り目をつけており、それを探すことでいとも簡単に当たりくじを引くことに成功していた。カイジの仕掛けを簡単に看破し、とっさにくじに細工を仕掛けたことで、カイジにあっさりと勝利を収めていたのである。




まとめ

賭博黙示録に登場するギャンブルは、限定ジャンケンや鉄骨渡り、Eカードなど、カイジを代表するギャンブルばかり。

「賭博黙示録のギャンブルが特に好き」という人も少なくないでしょう。

カイジは何度読み返しても楽しめる漫画なので、これを機に、賭博黙示録を読み返すのも面白いかもしれませんね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。